【悪いブレ編】写真のブレとの上手な付き合い方




写真を撮ったはいいけれどもブレていてがっかりしたことってないですか?私は10年以上プロカメラマンとして活動していますが、駆け出しの頃はブレのせいで何度か仕事で冷や汗をかいたことも。

写真のブレには悪いブレと良いブレとがあります。

写真の始めたての頃は悪いほうのブレを経験することが多いですが、徐々に良いブレを扱うことができるようになってくると表現の幅が広がってきます。

今回は悪いブレにフォーカスして、悪いブレがどんなものかと、それを防ぐ対策について紹介します。

悪いブレってどういうの?

ブラすことで躍動感が出たり表現の幅が広がります。しかし特に意図がなければブレはないほうがいいです。

タイヨウ
学生の頃に同期にブレを指摘すると「これはワザとブラしてるんだ!」と言う奴がいましたが、ワザとぶらしたかどうかは見ればわかります(笑)

悪いブレには二種類あります。それは、手ブレと被写体ブレ。

どちらも周囲が暗くてシャッタースピードが遅い場合に起こることが多いです。

画面全体がブレてしまう「手ブレ」

手ブレとは?

シャッタースピードが遅くてカメラが動いてしまった結果、画面全体がブレてしまったものです。
一方向に像が流れていることが手ブレの特徴です。下の写真の場合は、シャッターボタンを押したはずみで上から下に像が流れてしまっています。

手ブレ

折角の夜景が手ブレのせいで台無しになってしまいました。こうならないためにいくつかコツがあります。

手ブレ対策

シャッタースピードを速くする

手持ちで撮影する場合、手ブレを防ぐシャッタースピードの基準は1 / (焦点距離)以上に設定することがポイント。
例えば、50mmのレンズを使っている場合は1/50sec以上のシャッタースピードを設定すると手ブレが起きづらくなります。

そのため、広角レンズでは遅いシャッタースピードでも大丈夫ですが、望遠レンズだと速いシャッタースピードが必要となります。
例えば、14mmの広角レンズの場合は1/14sec以上で手ブレが防げるのに対して、300mmの望遠レンズだと1/300sec以上のシャッタースピードが必要になります。

タイヨウ
50mmのレンズを標準レンズと言います。
なぜ標準レンズかと言うと、自分の目で見た遠近感と写真に写った遠近感が近いから。
50mmよりも数字が小さいレンズを広角レンズ、数字が大きいレンズを望遠レンズといいます。

ただしこれは厳密な法則ではなく、あくまで経験則。
上手な人が撮れば遅いシャッタースピードでも手ブレは起きづらいです。

安定した姿勢で撮影する

不安定な姿勢で撮影するとカメラがブレやすくなるので手ブレが発生しやすくなります。

基本的なポイントとしては、

  • 脇をしめる
  • 脚を肩幅程度に広げて安定した姿勢を保つ
  • ファインダーをのぞく時にカメラとオデコくっつてカメラを安定させる
  • 指の腹でシャッターボタンを押す

写真を始めたての人によく見られるのは脇が開いて手ブレが起きるケースです。

三脚を使う

手持ちで撮影できる限界を明らかに超えている場合は、三脚を使ったほうがいいでしょう。
例えば、24mmのレンズで取る場合、手持ちで1/8secはさすがに厳しいです。(本来なら余裕を持って1/30sec以上で撮影したいです。)
三脚は機動性は落ちますが、手ブレはほぼ防げます。

私が普段使っている三脚はハスキー。
ハンドルを軽く締めるだけでピタッと止まるので使い勝手がいいです。
少し値段は高いですが、プロカメラマンで愛用している人が多い有名な三脚です。

主題がブレてしまう「被写体ブレ」

被写体ブレとは?

被写体の動きが速く、シャッタースピードが適正でないために起きるブレです。
動いている被写体がブレていて、それ以外は止まっているのが特徴です。

被写体ブレ

ブレたほうが躍動感が表現できる場合がありますが、上の写真の場合は本来ならばもっと止めて撮りたいので失敗写真の部類です。

被写体ブレ対策

シャッタースピードを上げる

対策としてはシャッタースピードを適切なところまで上げることです。それ以外に方法はありません。

動きが速い被写体については速いシャッタースピードが必要となります。
被写体によって動く速さが違うので必要とされるシャッタースピードは被写体によって異なります。色々試しながら「この被写体の場合はこれぐらいのシャッタースピードが必要」という感覚が自分の中であったほうがいいです。

タイヨウ
フィルムカメラの時代のカメラマンはこのあたりの感覚が強いです。
私のカメラのお師匠は野外ロケの場合に露出計がなくてもシャッタースピードと絞りをビシッと適正露出で合わせることができます。
私はカメラマン歴の中でデジタルが長いせいか、露出計がないと適正露出に合わせる自信がないです(> <)

参考までに、被写体ブレを防ぐための目安となるシャッタースピードを上げておきます。

歩いている人 = 1/125sec
車や電車 = 1/250sec
動きの激しいスポーツ = 1/500sec
モータースポーツ = 1/1000sec
水の流れ = 1/1500sec

躍動感を出すためにブラしたい場合はこれよりも遅めのシャッタースピードを設定してください。

まとめ

今回はブレの中でも悪いブレである手ブレ被写体ブレについてでした。
できることなら本来は防ぎたい種類のブレです。

特に手ブレはシャッタースピードを意識して脇を締めて撮影すればほとんど解決できます。

今回紹介したのは基本的な知識とスキルなので、早めにコツを身につけて次のステップに進んでみると楽しいと思います。

 

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