マニュアル通りだと本質は見えない。モノゴトの本質は「何のために」をおさえること。




マニュアルや手順書といったものは、どこの職場であっても業務を効率化するためにあると思います。

試行錯誤が終わって洗練された工程を文章化して、未経験の人でも短期間で一定の水準まで持っていってくれるのがマニュアルです。

マニュアルを作成した本人からすると、それぞれの工程が何のためにあるかを理解していますが、新しく読むほうからすると、Todoリストになりがち。

今回は、流れで仕事をしていると見失いがちな「何ののために」についてを考えることで得られるメリットについてです。

何のために?

漠然と仕事をしたり生活をしていると「何のために」を意識することはあまりないかもしれません。

意識しなくても何となくモノゴトは進んでいくので。

けれども、「何のために」を考えないと、仕事では使われるコマになりますし、人生の焦点はボケるし、モノゴトの本質から遠ざかっていきます。

何のために仕事をするのかの気付きが多い寓話

イソップ寓話の「3人のレンガ職人」が「何のために」を考えるうえで気付きが多いですよね。

「ここで何をしているの?」という問いかけに、あるレンガ職人は「レンガを積んでいるんだよ」と答えました。別のレンガ職人は「大きな壁を作っているのさ」と。また別のレンガ職人は「歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」と答えました。

同じレンガを積む作業ですが、「何のために」の視点が全く違います。3人目の職人は、すごくこだわりを持ってレンガを積みそうですが、最初の職人だと隙間風とかが入ってきそうですよね。

「何のために」があるほうが、仕事の質が高いのはもちろん、充実感も違ったものになります。

何のためにの視点がないと本質を見逃してしまう

突然ですが、ドライヤーの冷風って何のための機能かご存知ですか?

髪を乾かすだけなら、温風だけでいいはずなのに、冷風の機能があります。

では、何のために冷風の機能があるかというと、髪をセットするためです。

髪は、温めると柔らかくなり、冷ますと固くなります。

温風で柔らかくして髪をアレンジしやすくして、そこから冷風で固くしてセットするわけです。

これを知っていると、ドライヤーを設計する技術者の人は、ユーザーが片手で簡単に温風と冷風を切り替えられるように設計しそうですが、知らないと何とも使い勝手の悪い設計をするわけです。

家電製品にしても、一つ一つが本来であれば「何のために」に従って設計されています。逆に「何のために」がないと本質を見失ってしまって、体裁だけ整えてしまうわけです。

何のために仕事をするのか?

「何のために仕事をしているの?」

子供に急に聞かれたら、ドキっとしてしまうお父さんもいるのではないでしょうか?

「お金のために」というのも味気ないですよね。

「お父さんってお金のために働いているの?」と子供に突っ込まれると何とも切ないですし。

「何のために」がない状態で仕事をしたり生きていると、周りの目が気になって、他人との比較で過ごしてしまいそうな気がします。

周りより年収が高かいと自分のプライドが満たされたり、低いと自分を卑下したり。

「何のために」があると、一本筋の通った仕事ができます。逆にないと、人生がボケてしまう気がします。

もちろん、お金は大事ですが(笑)

何のためにを問い続ける

ビシッと筋の通った「何のために」があると良い仕事ができると思いますが、何かと忙しい毎日。

気付いたら、目の前の仕事に追われて「何のために」を見失ってしまうこともあると思います。

だからこそ、定期的に人生の棚卸しをして、「何のために」を考える時間を大切にしたほうがいいのかもしれません。

最後に、高校の教科書に載っていた小説で、人生において大きな気付きをくれた一節を紹介します。

人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、 何事かをなすにはあまりにも短い。

引用:山月記(著:中島敦)

「何のために」生きるのか。

「何のために」があるかどうかで、人生の充実感や達成感が変わると思います。

まとめ

今回は、流れで仕事をしていると見失いがちな「何ののために」についてでした。

若い頃は、人生が有限であると知っていても、残りの人生が長いこともあって、「有限」ということにあまり現実味がありませんでした。

けれども、ある程度の歳を重ねるにつれ、残りの人生の時間が確実に減っている実感が湧いてきて、「何のために」を意識することが多くなった気がします。

人生について考えると大げさな感じはしますが、日々の仕事についても「何のために」が腹落ちして仕事をしている人とそうでない人とでは、仕事の質や取り組み方の違いは一目瞭然。

なにより、腹落ちしている人のほうが楽しく仕事をしている印象です。

モノゴトの本質をつかむためにも「何のために」を問い続けることってオススメです。

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