絞り値の違いによる写真の表現




写真を撮ってみると、ちょうどいい明るさってありますよね。明るくもなく、暗くもなく。ちょうどいい明るさ。

その写真の明るさを調整するために、「絞り」と「シャッタースピード」の2つで光の量をコントロールします。

明るさを調整する「絞り」と「シャッタースピード」ですが、その値を変えることで表現できる内容も変わってきます

今回は「絞り」による表現を、f1.4、f8、f16を例にして紹介します。

※fは絞り値のことです。f1.4というのは絞りが1.4ということ。

f1.4:極浅の被写界深度

次の写真はCanonの50mm F1.4のレンズを使って撮影しています。撮影時の絞りはレンズ開放の1.4。

f1.4の写真

f1.4

f1.4だと被写界深度が極端に浅いですね。

ピントは目に合っていて、被写界深度が浅いため、鼻と耳はボケています。

絞りを開けると(数字の小さいほうの絞り値)に設定すると、被写界深度を浅くして、写真を見る人の視線をピントが合っている部分に導くことができます

写真全体にピントが合うよりも、ドラマチックな表現ですね。

また、周辺光量が落ちるのも特徴です。主題を写真中央に配置すると、ピントの浅さに加えて周辺光量の効果もあって、写真中央の主題に視線を導くことができます。

シンプルに主題を力強く表現することができます

f8.0:レンズの性能が最も引き出される絞り値

次の写真は、撮影時の絞りは8です。

f8の写真

f8

この写真は、エジプトのピラミッドで撮影したものです。3人の子供とピラミッドの岩の感じの両方を表現したかったので、ある程度の被写界深度のあるf8で撮影しました。

一般的に、レンズはf8で撮影するときに最もキレイに写るように設計されています

他の絞りで撮るよりも、色のにじみや周辺光量落ちなども少なくなるのが特徴。

そのため、広告の撮影で商品を撮る時はf8かf11で撮ることが多いです。それに合わせてストロボなどの光量を調整します。

f16:光芒を表現可能

絞れば絞るほど(絞りの値が大きくなるほど)被写界深度が深くなります。

それに加えて、表現として面白いのが光芒(光源からの光のスジ)を写すことができるということ。

次の写真はf16とf2.8の写真です。

f16の写真

f16

f2.8の写真

f2.8

f16のほうは光のスジである光芒を表現できているのに対して、f2.8のほうは光源からの光りがボワっとしていますね。

光芒を表現することで、力強さやカタイ印象の写真に仕上げることができます。

逆に絞りを開けると、光源がボワっとするので柔らかい印象の写真になります。

一枚目のf16の写真は、光源からの光りが主題なので、そこを印象的にしたかったです。そのため、光源が光芒になるように絞りを絞って撮影しました。

二枚目のf2.8の写真は、石畳の雰囲気のある道なので、光源をそこまで目立たせたくはなかったです。そのため、光芒としての表現は必要なく、絞りを開けて撮影しました。

まとめ

今回は、絞りによる表現の違いを紹介しました。

絞りを変えることで、被写界深度に加えて様々な表現をすることができます。

最初の頃は、絞りとシャッタースピードをカメラ側に任せるオート撮影でもいいですが、自分で考えながら絞りとシャッタースピードを決めるとさらに写真が面白くなります

ぜひ色々試しながら撮影してみてください。

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