歳を重ねるごとに早く過ぎるように感じる時間。小学校の頃は1年を長く感じていましたが、社会人になってからは1年1年があっという間ですよね。
今の自分を振り返ってみて、満足できる部分もあれば反省点もあると思います。
今回は、今の自分というのは、過去の自分がどのように時間を使ったかであることについて深掘りしていきます。
目次
今の自分は、どのように過去を積み重ねたかの成績表
学生の頃は、どんなふうに過ごしたかを評価する指標であった成績表。
人生の成績表があるとするならば、それは今の自分です。
自分のことを客観視するのは難しいので、仲のいい人や先輩や後輩に自分のことを正直に評価してもらうといいでしょう。
プラスのことを言ってもらえるかもしれませんし、マイナスのことを言われるかもしれません。
それも引っくるめて、どのように今まで自分が振る舞ってきたのか、どのような時間を過ごしてきたのかの集大成ですね。成績表のような感じです。
いわゆる成功者と言われる人たちに、「自分にとって何が大切ですか」と聞くと、トップ3に間違いなく入ってくるのが時間です。
人によって今いる立ち位置に大きな差があるのは、時間の使い方が違っている結果です。
みんなに平等に与えられているのは「時間」
世の中を見渡してみると、人は平等かというと実際はそういったわけではありません。
貧富の差や身体的な特徴など、生まれた時点で既に確実に差があります。
しかし、それで人生が決まるかと言うとそうではありませんよね。
秀吉は農民から日本一までの大名に成り上がりましたし、名家に生まれたけれども没落する人もいます。こういったことは例を挙げればキリがありません。
では、何が上手くいくための要因になっているのでしょうか?
いくつか要因はあると思いますが、一番大きなものは時間の使い方です。
人間に平等に与えられているのが、1年365日、1日24時間という時間。この時間を意味のある使い方をするのか、もしくはあぐらをかいて無駄に使ってしまうのか。
そこが人生の分かれ道です。
時間の管理を意識する
時間は交換可能なチケット
人生に一番大きな影響を与えているのが時間の使い方です。時間の使い方ひとつで人生はガラッと変わるもの。
私の場合、時間はチケットみたいに考えています。人には譲れない自分専用のチケット。
その時間というチケットを何に交換するのか?
仕事に使うのか、自己投資に使うのか、大切な人と過ごすことに使うのか、遊びに使うのか、チケットを無駄にしてしまうのか。何に使うかはその人の自由です。
「暇つぶし」や「時間つぶし」という言葉がありますが、チケットを無駄にするようなものです。もったいないですね。
そのチケットをどれだけ上手に使うかで人生が形作られていきます。
24時間をどこに割り振るか
一日は24時間。どんな人にも平等に与えられた時間です。「実は私は一日36時間なんです!」ということはないですよね?(笑)
まずこの24時間をどう配分するかを意識することが大事で、配分先は3つに分けることができます。
- 消費の時間
- 浪費の時間
- 投資の時間
24時間をこの3つのうちのどれに配分するかで人生が決まります。それぞれを詳しく見てみましょう。
消費の時間
日々生活していく上で欠かせない時間。
例えば、食事、移動、生活費を稼ぐための仕事の時間など。
浪費の時間
なくてもいい無駄な時間。
例えば、暇つぶし、惰性のおしゃべり、ぼんやりテレビを見たりネットサーフィンをする時間など。
投資の時間
あとあとリターンが見込まれる時間。
例えば、自分が成長できる仕事・読書・勉強など。
意識的に時間を分類する
今の時間が3つのうちのどれに当てはまるかを意識してください。
まず、浪費の時間は無駄な時間です。大切な時間を垂れ流しています。
もし浪費の時間を過ごしている場合は、その時間を消費の時間か投資の時間に割り振ってください。
消費の時間と投資の時間はどちらも大事です。消費の時間は生活する上では必要ですが、一日のうちの一定以上は投資の時間に振るのをオススメします。
投資の時間に振ったとしてもすぐに結果に結びつかないかもしれません。
けれども、20代に蒔いた種は30代に実ります。30代に蒔いた種は40代に実ります。
土をしっかりと耕して、ちゃんと種を蒔くからこそ収穫できます。地道に着実に投資の時間を増やしていきましょう。
残された時間を後悔のないように使う
当然ですが時間は有限。この時間をどれだけ貴重と心の底から思えているかが大事です。
時間がいくらでもあると思うと時間を浪費してしまうことがあるかもしれませんが、残りの時間を自覚できていれば浪費も避けられるはず。
自分の残りの時間を計ってみる
多くの人が平均寿命のプラスマイナス10年ぐらいで亡くなります。日本人の平均寿命が、2016年の調べでだいたい女性が87歳、男性が81歳。
今が30歳だとすると、女性は残り57年≒2.1万日≒50万時間、男性は残り51年≒1.9万日≒45万時間。
今が40歳だとすると、女性は残り47年≒1.7万日≒41万時間、男性は残り41年≒1.5万日≒36万時間。
親と一緒に過ごせる時間を計ってみる
自分の時間がまだ多く感じた人も親の時間となるとどうでしょうか?
親の年齢を考えると、一緒に過ごせる時間はさらに短くなります。
親が60歳だとすると、母親は残り27年≒1万日≒23万時間、父親は残り21年≒0.8万日≒18万時間。
親が70歳だとすると、母親は残り17年≒0.6万日≒15万時間、男性は残り11年≒0.4万日≒9.6万時間。
時間だとピンと来ないかもしれませんが、親が70歳だと一緒に桜を見れる回数は多くても15回前後ですね。
親の健康寿命を考えるともっと短いかもしれません。
親との限られた時間は貴重ですね。
やりたいことはやってから死んだほうがいい
ある看護師が末期患者と接するなかで、彼らが口にした後悔の言葉は次のようになるみたいです。
1.もっと自分らしく生きればよかった
2.あんなにガムシャラに働かなくてもよかった
3.言いたいことははっきりと言えばよかった
4.もっと友達と連絡をとればよかった
5.もっと自分の幸せを追求すればよかった
人のことを気にする人生もいいかもしれませんが、死ぬ時になって思うのは、もっと自分本位で考えて生きたほうが良かったということみたいです。
自分勝手に生きたほうがいいというわけではないですが、人の目を気にしすぎて自分らしい人生を送れないとしたら、後悔しながら死んでいくことになるのかもしれません。
まとめ
今回は今の自分は過去の自分がどのように時間を使ってきたのかの成績表ということについてでした。
時間の使い方は人生を楽しむうえで大切な要素。
与えられた時間をどのように使うのか。人生で一体何を成し遂げたいのか。
人生をより楽しむためにも残りの時間を大切に使うことを心がけたいですよね。
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