人からの信用が厚かったり、「〇〇さんの頼みだったら喜んで手伝います」といったように、豊かな人間関係を築いている人に共通する特徴がGNOです。
GNOというのは「(G)義理」「(N)人情」「(O)恩返し」の頭文字を取ったもの。幻冬舎の見城徹社長が著書の中で紹介されていたフレーズです。
この3つさえ押さえておけば、最悪な人生なるといったことはあり得ません。
この記事では、人として大切なGNO(義理・人情・恩返し)についてです。
目次
GNO(義理・人情・恩返し)が人間関係を豊かにする
義理・人情・恩返し、それぞれ詳しく見ていきましょう。
義理を通す:信用できる人間関係
義理とは「物事の正しい筋道。また、人として守るべき正しい道。」ということ。
英語にすると「have to」。人として正しくあるために、守るべきものが義理です。
義理を大事にすると周囲からどういう反応が返ってくるかというと、人から信用されるようになります。
社会には暗黙のルールがありますよね。例えば、「約束を守る」「筋を通す」などなど。「こういった場合はこうしたほうがいいよね」というものです。
ルールを守れる人は信用されます。逆にルールを守らないで自分勝手な人は信用されません。
義理を大事にするということは人から信用されることになります。
人情深い:信頼できる人間関係
人情とは「人に対する思いやりや慈しみの心」です。
英語にすると慈愛に基づいた「want to」ですね。
人情味のある行いは損得勘定で行うものではないので、信頼を生み出すことができます。
困っている人に手を差し伸べたり、人に優しくしたり。
自分のためではない誰かのためにする行動によって、人から信頼されるようになります。
受けた恩を返す:人生が豊かになる人間関係
恩返しとは「受けた恩に報いること」です。
義理を通したり、人に情けをかけるということは、ある意味、一方通行の関係です。義理を通しても情をかけても、返ってこないといったこともあります。
恩を返すということは、キャッチボールが成立したということ。
元々、恩返しを狙って恩を売っているわけではないと思いますが、恩を返すことで双方向のコミュニケーションになります。
人間関係が深まる瞬間ですね。
GNOは義務(must)ではない。ありたい姿(want to be)。
義理・人情・恩返しは、必ずする必要があるものではありません。
法に触れない限りは、義理を通さなくても、人に情けをかけなくても、恩を返さなくても、罪に問われることはないですよね。
GNOは義務ではないのです。
人として、こうありたいという理想の姿がGNO。自分から率先して実践していくものです。
強制されるものではないので、人によって大きな差がでてくるわけですね。
GNOは日頃の積み重ねなので、今日頑張ったからといって、すぐに人生に大きな変化が起きるわけではありません。だから人によってはズルをしたりGNOを軽視してしまうこともあります。
けれども、人に見られていなくても、GNOを大事にするあり方が、人としてより良く生きるために大切なことだと思います。
GNOを与えれば返ってくる
人間の心理には返報性の原理が働きます。与えれば返ってきます。
人に良いことをすれば良いことが返ってきますし、悪いことをすれば悪いことが返ってきます。どんなことでもしてもらったら返したいという心理が働くわけですね。
GNOにも当然ですが返報性の原理が働きます。義理・人情・恩返しの精神を持って人に接すれば、それらは返ってきます。
人間関係が豊かな人は、まずはGNOを人に与えています。与えているから返ってくるわけですね。
まとめ:自分から率先してGNO
GNO(義理・人情・恩返し)は、義務ではないので、どの程度大事にするかは人それぞれです。
人生がおかしなことになる多くの場合は、GNOを適当にしているからです。調子に乗る、自分勝手に振るまう、感謝の気持ちがないなど。逆に言うと、GNOをちゃんとしていれば最悪の人生になるということはありません。
そして、GNOはあり方なので誰でもいつからでも実践できます。まずは自分から率先してGNOを大切にすると、次第に人間関係もだんだん良くなっていきます。
人として大切なGNO、自分から率先して実践していきたいですね。
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