そういった悩みをお持ちではありませんか?
そこでこの記事では、部下を潰さないようにするための叱り方について書きます。
具体的には次の順番にご紹介していきます。
- 叱ることの意味
- 叱るコツ1:クッションフレーズ
- 叱るコツ2:グッドもっと
- 日頃からのコミュニケーションが最重要
3分くらいで読めますし、部下がいる方は、まずはご一読を!
何のために叱るのか?
叱るのって大変ですよね。非常にエネルギーを使います。
叱られるほうも嫌かもしれませんが、叱るほうも同じぐらいかそれ以上に嫌なものです。
そうまでしてなぜ叱るのか?
大切なのは怒るのではなく叱るということ。
怒るのは自分の感情を相手に単にぶつけるだけですが、叱るのは相手に気づいてもらって、より良くなってもらいたいからです。
叱った前後で変化がなければ、叱った効果が現れておらず、叱り方にも改善が必要になってくるわけです。
闇雲に叱っていてもお互い疲れてしまうので、叱るからにはちゃんと効果が出るような叱り方を工夫する必要があるわけですね。
叱るコツ1.クッションフレーズを入れる
急に叱り始めても、部下も心の準備ができていない状態です。
この状態で叱り始めると、部下の心の扉は閉じてしまっているので、表面上は従っているように見えても心の中では猛烈に反発していることが多いです。
私にも経験がありますが、頭ごなしに怒らると、正論を言われていたとしても反発してしまって、受け入れられないということがあります。
心の扉が閉じてしまわないようにするためにも叱る前に心の準備が必要で、クッションフレーズをかますことが有効です。
- 「〇〇さんにとって、ちょっと嫌なことを話すかもしれないけど」
- 「ちょっと話しにくいことなんだけどいいかな?」
こういったクッションフレーズがあると、部下もこれから何か言われるんだと心の準備ができて、聞く姿勢になることができます。
叱るコツ2.ねぎらいの言葉をかける
ここでのポイントも先ほどと同じように、部下の心を開いてから伝えるということです。
「グッドもっと」を意識してみてください。
まずは良いところ(グッド)を褒めたり、ねぎらいの言葉をかけてから、もっとこうしたらいいといった指導をします。
「今回の企画はツメが甘いじゃないか」といきなり伝えるよりも、「最近、頑張っているね!私もすごく助かっているよ」とねぎらってから、伝えるべきことを伝えてみてください。
褒めたりねぎらいの言葉をかけてから、「ところで今回の企画はツメが甘いじゃないか」と伝えたほうが、部下の心も開いているので、ストンと響くようになります。
一番大事なのは部下への愛情と日頃のコミュニケーション
叱るときのコツは、部下の心が開いた状態にしてから叱るということ。
ただし、これはあくまでテクニックの話です。
それよりも大事なのは、部下に対する愛情と日頃からコミュニケーションが取れているかです。
例えば、日頃からコミュニケーションが取れていて自分のことを気にかけてくれている上司から叱られると素直に聞けると思います。
けれども、全然コミュニケーションを取っていない上司からいきなり叱られても、なかなか受け入れられないのではないでしょうか。
日頃から部下に興味関心を持って愛情を注いでいたら、多少下手な叱り方をしてもちゃんと部下は受け取ってくれるものです。
まとめ:叱るのは相手に気づかせるため
この記事では次のことを書きました。
- 叱ることの意味は、部下に気づきを与えるため。
- いきなり叱るのではなく、クッションフレーズやねぎらい言葉を伝えて心を開いた状態にしてから叱ると伝わりやすい。
- 一番大事なのは、キツく叱っても問題ないぐらいのコミュニケーションを日頃から取っているか。
部下のことを思うとちゃんと叱ってあげたほうがいいわけですが、叱るにもお互いエネルギーを使うので、上手に叱ってあげたいですよね。
人気記事 圧倒的な自分の才能(強み)の見つけ方。