歳を重ねるにつれて1年が過ぎるのが体感的に速くなっていきますね。
今年ももうすぐ2/3が終わって気づいたら年末になってそうです。
年始の抱負に今年やることを決めたけれども、まだ手を付けられていないといったこともあるのではないでしょうか?
何事においても完璧なタイミングというものはなくて、一生懸命に生きて今日できることは今日するといったところが大切ということを深掘りします。
完璧なタイミングはない
やることを先延ばししてしまう言い訳として、「足りない要素がある」「今日やらなくてもまだ大丈夫」「まだ早い」といったことがあります。
例えば、カフェをやってみたいけれども、「お金がない」「時間がない」「知識がない」、だからやらない。
まずはできない理由に目がいってしまいがちです。
しかし、全ての条件がそろう完璧なタイミングってくるんでしょうか?
お金はあればあるほど打ち手の数は増えますし、時間はあればあるほど念入りに準備を進めることができますし、知識は自分の知らないことは尽きません。
もし仮に全ての要素が十分に揃ったとしても、そのタイミングがくるのは随分先でしょうし、その頃には誰かが先に始めてしまっているかもしれません。
来るはずもない完璧なタイミングを待ちながら頭の中で考えているよりも、まずは行動に移してみることが大事。
今日できることは今日やる
ドラマ:プロポーズ大作戦の名言に次のようなものがあります。
明日やろうは馬鹿野郎
引用:プロポーズ大作戦
ゴロが良いので使ったことがある人も多いのではないでしょうか。
今日の延長線上に明日はくると思いがちですが、もしかしたら明日はこないかもしれないですし、もしくは状況が大きく変わってしまって取り返しのつかないことになっているかもしれません。
今日できることを怠けて明日に先送りにした結果、やりたいことができない状況になっているかもしれません。
今日を一生懸命生きている人に明日がくると思えば、今日できることは今日やっておきたいですよね。
やりたいことをやるには人生は長くはない
中島敦の小説である山月記。高校のときの教書に載っていて、作中のフレーズが人生の本質をついているようで印象的だったのを今でも覚えています。
人生は何事をもなさぬにはあまりに長いが、何事かをなすにはあまりに短い
引用:山月記
何もやりたいこともないままボーッと人生を過ごすとなれば長いですよね。日本人の平均寿命が80~90歳ぐらいなので、その時間は膨大なものです。
しかし、何か人生をかけてやりたいことを見つけた場合、その時間は短く感じます。
ある程度突き詰めたとしても、その先の段階は出てくるでしょうし。
例えば、イチロー選手の場合、日本プロ野球界で数々の記録を樹立しましたが、その先に大リーグでの挑戦がありました。
そこから毎年試行錯誤を繰り返して進化していきましたが、やはり年齢的な衰えという壁が出てきます。
日本を代表する経営者の一人であるソフトバンクの孫正義さんの場合は、まだやりたいことの1%程度しかやれてないとおっしゃっています。
本気でやりたいことを見つけた場合、時間との勝負になります。どれだけ前倒しで進めていくかで最終的な到達地点が決まっていきます。
一代でできないからこそ、知恵が代々引き継がれていきますが、それでもやっぱり自分のやりたいことは自分でやりたいですよね。
まとめ
今回は、完璧なタイミングはない、今日できることは今日やる、ということを深掘りしました。
今年も残り4ヶ月。
今日をやりきって過ごした年末と、先送りにして過ごした年末とでは、大きく違いそうですよね。
最初は小さな一歩からでも行動に移して、一日一日を一生懸命に生きることが大切なのではないでしょうか。