書評(という名の感想)

【書評】「死ぬこと以外かすり傷」はやりたくない仕事をしている人は読むといい

2018年10月15日

死ぬこと以外かすり傷

幻冬舎の編集者の箕輪厚介さんの本です。

『多動力』『人生の勝算』『モチベーション革命』『日本再興戦略』『お金2.0』などのベストセラー本は、全て箕輪さんが携わっています。

世の中が求めている本をここまで立て続けに出せる考え方に興味がありました。

その考え方の根本が手に入れば、他の業界でも応用がきくと思ったので。

編集者の方が本を書くって珍しいですよね。

箕輪さんの思考をのぞきたかったので本書を手に取りました。

どんな本?

箕輪さんの生き方、働き方、商売の仕方が32項目にわたって書かれています。

どうしてここまでヒット作を生み出せるのか。

やらなければならないことをやるのではなく、やりたいことをやる。それを不可能と思われるレベルのスピードと量で。

奇をてらった手法ではなく表裏のない丸裸の正攻法だけれども、箕輪さんの圧倒的な仕事観が綴られた本です。

努力は夢中に勝てない

「やりたくないこと」や「やらされること」をしていてもパフォーマンスは上がりません。

心が乗っていない状態でやっても良いものはできません。

だからこそ大事なのは、自分の心がワクワクするかという行動基準。

自分が心から夢中になれることや熱狂できることをやり、やりたくないことは他の人に任せる。

ただ、好きなことをやるのは重要ですが、やりたいことからは逃げてはいけません。

なんとしても、数字として結果を出し、お金を稼ぐことが大切です。

進化は危機からやってくる

予定調和からは何も生まれません。

絶対に無理、どんな方法を使っても不可能だというくらいの負荷を自分にかける。すると苦境を乗り越えようという防衛本能が芽生え、進化します。

「無理はなあ、通すためにあるんだよ!」幻冬舎の見城徹さんの言葉だそうです。

無理と言われたら突破する。ギリギリの綱渡り。

どっちに転ぶか危うい状態でなんとか落ちずに走り続けた先に、鮮やかな結果が出ます。

居心地がいいということは挑戦していないということ。

追い込まれた瞬間に集中力は最大化します。

昨日まででできなかったことをできるようにする

「人の何十倍も努力しろ」と言っても、人間は平等に24時間しか持っていません。

時間的な制約があるので、時間で考えるとせいぜい人の2倍程度の努力が限界。

では、どこで差がつくか。それは、「昨日まででできなかったことをできるようにする」ということを日々積み重ねること。

同じことを繰り返していても成長はありません。

まとめ

箕輪さんの圧倒的な仕事観が伝わってきました。

生きるように遊び、遊ぶように生きる。

上っ面な言葉ではなく、限界突破している箕輪さんの仕事量とスピード。

命を燃やしながら走っている生き様が伝わってきました。

何のために仕事をしているのかわからなくなっているけれども本当は人生に熱くなりたい人に、特にオススメします。

人生の大切なスイッチが入ると思います。

以上、書評でしたっ!

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