これから起業する人の中にはそう思っている人もいるのではないでしょうか?
私も今まで2500人以上の起業の相談にのってくるなかで、色んなパターンを見てきました。
会社員のときは活躍していたのに起業してもなかなか上手くいかない人もいれば、今までそれほどたいした経験をしていなかったのにスムーズに起業する人もいます。
色んなパターンがあるわけですが、起業における1番の敵は何かと聞かれて断言できるのは「完璧主義」に陥ることです。
起業の最大の敵は完璧主義
「起業って難しいのでは…」
そういった印象を持っている人に多いのは、完璧主義に陥っているということです。
確かに起業するのであれば、取り組むビジネスに対しての専門知識は必要になります。
「えっ、私には起業するだけの専門知識なんてないよ…」とドキッとした人もいるかもしれませんが大丈夫です。
やっているうちにどんどん必要な知識は身につくものですし、やりながらのほうが吸収速度は圧倒的に速いものです。
ワンピースのルフィーがいつまでも島にこもっているようなものですね。
まずは冒険に出てみると、新しい発見や成長がありますし、出てみないと実際のところはわからないんです。
自分にとっての常識は、誰かにとっての非常識
大原則としてお伝えしたいのは、「自分の常識は、誰かにとっての非常識」ということ。
例えば、もともと学生の頃にランナーで今もランニングが趣味な人もいれば、これからランニングに真剣に取り組んでみたい人もいるわけです。
すると二人の間に、常識と非常識の「差」が生まれるので、「ランニングを始めたいけれども、何から始めたらいいのかわからない」というニーズを埋めるビジネスチャンスが生まれるわけです。
逆に、ランニングをしない人はビジネス書を人よりたくさん読んでいるかもしれません。
すると、「オススメのビジネス書を教えてほしい」といったニーズが生まれてくるわけです。
人は誰でも、他人にとって有益なコンテンツを一つ以上持っています。
- 好きなこと・趣味
- 知識・情報
- 特技・資格
- 経験
- 人脈
起業を難しいものとしてとらえると、「起業するんだったらあれも必要、これも必要、経験が足りないからもっと勉強しなくちゃ…」と思いがち。
けれども、起業のネタを決める場合、自分の得意なことや好きなことで始めるんだったら関連書籍を数冊読めば、最初の知識としては十分です。
起業といっても数千万円や数億円の資金調達をして事業を興すといった大規模な話になると話は別ですが、ひとり起業といった小規模レベルだと完璧さを求める必要はないんです。
実践すればするほど成長する
野球のルールブックを読んでいても野球が上手くならないように、どんなことでも現場の数をこなしている人のほうが早く成長します。
今の仕事でもそうなのではないでしょうか?
最初は不安だったとしても、わからないことがあったらその都度まわりの人や先輩に聞いたりして。現場をこなしているうちに段々慣れてきたと思います。
起業も全く同じで、最初から全体像がクッキリしているわけではなくて、動いているうちに段々と形になっていきます。
全部を学ぶより、まずはやってみよう!
不安が強いと全部を学んでから実践に移りたいと思うかもしれません。
わからないっていうのは不安ですもんね。
けれどもそれだとなかなか起業できません。
なぜかというと、知れば知るほど、知らないことがわかるからです。
そして、不安が強くなっていくと、起業する理由よりも起業しない理由を考え出してしまいます。
「もっと勉強してから起業しよう…」「まだ私には早いよね…」
「起業したい」と口だけの起業難民にならないためにも、まずは実践。
「まずはやってみよう!」「なんとかなるよ!」
それぐらいの気持ちで第一歩を踏み出してみることが、起業の成功へのファーステステップなんです。
まとめ
起業の1番の敵は、完璧主義に陥ってしまって最初の一歩が踏み出せないことです。
事前に避けられるリスクは避けるべきですが、必要以上に慎重になると肝心の行動にまで移っていきません。
起業は難しいというのは思い込みです。
まずは最初の一歩を踏み出してみましょう。
実践してみて初めて起業の面白さや楽しさがわかります。