「継続は力なり」
ことわざとしてあまりにも言い古されたものですが、続けることが大切。
どんなに逸材だったとしても、継続できなくてダメになるパターンはいくらでも見付けられると思います。
大事なのは継続することですが、ただ続ければいいというものでもありません。
努力はしているのに、何年続けても芽が出ないパターンもありますよね。
今回は継続と反復の違いを深掘りします。
人生とは「今日一日」の積み重ね
自分が持った夢に自分の人生はおおむね比例する結果を生む。
(中略)
夢はできるだけでかい夢を持った方がよい。
引用:孫正義
志高く。
口だけ番長の大きな夢には意味がないですが、行動が伴う本気の夢だったらできるだけ大きいほうがいいです。
志を高く持ったら、その志を実現するためには、一歩一歩を積み重ねる地道な毎日の努力が欠かせません。
夢はキラキラ輝いている一方、目の前に出てくる課題は困難なものや泥臭いものばかり。
夢と現実の落差の大きさに絶望すら感じるときもありますが、結局のところ、人生とは「今日一日」の積み重ね。
日々どれだけ自分に嘘をつかずに誠実に努力し続けることができるか。
その積み重ねが一週間、一ヶ月、一年、十年経ったときに遠くに見えていた山頂に立てる唯一の方法です。
大切なのは努力の方向性
何かを成し遂げようとした場合に、努力は最低限に必要なもの。
努力をしたからといって必ず成功するわけではないですが、ここで気を付けたいのは「努力」という言葉の定義。
人それぞれ「努力」のイメージは持っています。「努力とは?」を言葉で表現するとどうなるのでしょう。
元・株式会社ワイキューブ代表取締役社長の安田さんの言葉を引用します。
今は、人と違う結果を出すためにはどうすればいいのかについて、
新しいやり方を考え、実行することが「勤勉」であり、
もっとも短い時間で成果を出すため工夫をすることが「努力」である。引用:安田佳生
要は創意工夫をすることが「努力」です。
頭を使わずに言われたことを真面目に単純にやっていることは努力とは言えないということですね。
継続と反復は違う
努力を継続することは大事ですが、「同じことを繰り返す」のとは違います。
昨日と同じことを漫然と反復していても目の前の景色は止まったままです。
今日よりは明日、明日よりは明後日と、少しずつでいいから、必ず改良や改善を付け加えていくこと。
完璧よりも完璧を目指す。一見矛盾しているようですが、完璧だと思ったときに成長は止まります。
これでいいのか?もっといいやり方はないかという疑問を持つこと。工夫の余地を見付けて、わずかでも前進していくことが遠くに見える夢にたどり着くための秘訣です。
まとめ
今回は、継続した努力の大切さについてでした。
努力を続けることは大切ですが、そこには毎日の創意工夫があってこそです。
何も考えないで単純に毎日繰り返していても、行動量の割にはリターンが少ないです。
「努力」とは、もっとも短い時間で成果を出すための工夫をすること。
そしてその努力を日々継続することが夢の実現への一歩になります。