そういった悩みお持ちではありませんか?
そこでこの記事では、投資には興味があるけれども損するのが怖くてなかなか手が出せないといったお悩みを、投資歴15年で分散投資で安定して収益を上げている私の経験から解決します。
具体的には次の順番にご紹介していきます。
- 分散投資とは?
- 分散投資のメリット・デメリット
- 具体的に何を分散させるのか?
3分くらいで読めますし、投資に一歩踏み出せないという方は、まずはご一読を!
分散投資とは?
投資の対象をいくつかに分散させることを分散投資といいます。
分散させることによって、価格変動のリスクをおさえて安定したリターンを狙うのに適した投資方法です。
「株で大損した…」といった話の多くは、分散投資の逆である集中投資をした結果。
例えば、10年ぐらい前まで、電力会社などのインフラ関係の株は人気の投資対象でした。社会インフラを担う会社のサービスがないと私たちの生活は成り立たないので、そういった会社は「潰れることのない」安心の投資対象だったんですね。
そういうふうに信じられていましたが、実際のところは、震災の影響で東京電力の株価は下図のように大暴落しました。
必ず儲かる投資は絶対ないということを思い知らされるできごとでした。
投資対象を絞り込みすぎると、その会社の業績が急に悪化した場合、それにつられて株価も下がります。倒産したときなんかは、株券は紙くず同然になってしまうわけです。
こういった大きな損失を避けるために有効なのが「分散投資」
投資の対象を複数に分散させることで、1つが値下がりしたとしても損失を限定することができるわけですね。
「Don’t put all your eggs in one basket(すべての卵を一つのカゴに盛るな)」
一つのカゴに全ての卵を盛ると、そのカゴを落とした時に卵が全部割れて台無しになってしまうところから、分散投資の重要性を説いた言葉です。
投資では、お金を増やす以上に、致命的な損失を出さないことが大切。そのために、分散投資が有効なわけです。
分散投資のメリット・デメリット
メリット
分散投資のメリットは、リスクを分散して損失を限定することができるところです。
会社の業績が良かったとしても、不祥事や不足の事態など、予想できないことで株価が暴落することがあります。
そういった場合に備えて分散投資しておくと、損失を限定することができるわけですね。
デメリット
分散投資は損失を限定する代わりに、利益も限定されます。
集中投資をして、もしその会社の株価がウナギ登りで値上がりしていけば、大きな利益が得られることになります。
こういった場合に分散投資をしていると、その会社に投資している額は資産の一部になるので、集中投資に比べて利益が限定されてしまうわけですね。
また、分散させるとその分だけ管理するのに手間がかかります。
何を分散させるか?
具体的には次の3つを分散させることになります。
- 商品
- 地域
- 時間
それぞれ見ていきましょう。
商品
主に株式と債券のように、値動きが異なる商品を組み合わせることで有効に分散することができます。
また、不動産投資信託(REIT)、金や穀物といったコモディティを含めることもあります。
地域
国内と海外、新興国と先進国、欧州とアジアなど、投資対象の地域を分散させます。
経済が安定している先進国は安定的な運用(ローリスク・ローリターン)が期待でき、経済発展が目覚ましい新興国はダイナミックな値動き(ハイリスク・ハイリターン)が期待できます。
時間
一度に買うのではなくて、複数回に分けて売買します。
購入した翌日に株価が大きく値下がりして損をしてしまったり、逆に売った翌日に大きく値上がりして利益を取り逃すといった可能性もあります。
売買するタイミングを分散することで収益を安定させることができるわけですね。
まとめ:分散投資は安定して運用できる投資方法
この記事では次のことを書きました。
- 投資対象を複数に分散させる分散投資はリスクを分散させる安定した投資法である
- 分散投資は、損失を限定できる反面、利益も限定される
- 具体的な分散内容は、「商品」「地域」「時間」
分散投資は安定したパフォーマンスが期待できる安心の投資方法です。
投資に絶対はないので、分散投資をすれば絶対に損をしないというわけではありませんが、もし損が出てもかなり損を限定して抑えることができます。
損をするのが怖くて投資に踏み切れない方は、ぜひ参考にしてみてください。