どうやったら仕事がもっとうまくいくだろう?
どうすれば人生はより良くなるだろう?
漠然とそのように考えたりすることってあるんじゃないでしょうか?
人それぞれ色んなケースがあると言えど、その根本を解決するには、やはり名著の中にヒントが隠されています。
人生・仕事の結果 = 考え方x熱意x能力
引用:生き方(稲盛和夫・著)
人生を表現するシンプルな方程式。
今回は京セラの稲盛さんの人生の方程式を紹介します。
人生・仕事の結果 = 考え方x熱意x能力
それぞれ見ていきます。
能力
能力とは、才能や知能のこと。先天的な資質を意味し、健康や運動神経などもこれにあたります。
付けられる点数は0~100。
熱意
熱意とは、事をなそうとする情熱や努力する心のこと。どちらも自分の意志でコントロールできる後天的な要素。
付けられる点数は能力と同じく0~100。
考え方
考え方とは、心のあり方や生きる姿勢、これまで記してきた哲学、理念や思想など。
付けられる点数は-100~0~100。
ポイントはマイナスがあるということです。
人生は掛け算
人生・仕事の結果 = 考え方x熱意x能力
この方程式からわかるように、人生の仕事や成果は「足し算」ではなく「掛け算」。
3つの要素がそれぞれ絡んできます。
まずは、先天的な要素である「能力」。生まれたときに既に差がついています。恵まれた容姿や体格や知能などなど。世の中は平等ではないですね(笑)
先天的な部分で既に差が付いているとはいえ、スネても話が始まりません。
そこで大事なのが「情熱」。
能力が高くても「熱意」がなければいい結果は出ませんし、なまじっか能力が高くて調子に乗るった結果つまづく人もいます。
「すごく楽しい」「なにが何でも成し遂げたい」
燃えるような情熱があれば先天的な能力に恵まれた人よりもはるかに優れた結果を出すことができます。
そして、3つの要素の中でもっとも大事なものが「考え方」。
考え方次第で人生は決まります。
能力がプラス、熱意もプラス、けれども考え方がマイナスだと、人生の方向はマイナスに向かってしまいます。
例えば、容姿端麗で運動神経も抜群、頭のキレも良くて、目標に向かって努力も怠らない人がいたとします。
能力も熱意も申し分ありません。
けれども進む方向として、詐欺や窃盗や殺人などの犯罪やネガティブなものであれば、結果として人生もマイナス方向に進むことになります。
逆に考え方がプラスであれば、能力も熱意も存分に発揮できます。
プラス方向とは、常識的に判断されうる「よい心」のこと。
- つねに前向きで建設的であること
- 感謝の心をもち、みんなといっしょに歩もうという協調性を有していること
- 明るく肯定的であること
- 善意に満ち、思いやりがあり、やさしい心をもっていること
- 努力を惜しまないこと
- 足るを知り、利己的でなく、強欲ではないことなど
人生の方向性は考え方次第。プラスの方向に進むのかマイナスの方向に進むのか。
そしてこれが面白いところ。
ビシッと腹の底に定まったプラスの軸で将来を見通すならば、人生はいいことしか起きないですよね。
まとめ
今回は稲盛さんの人生の方程式を紹介しました。
考え方次第で人生はプラスにもマイナスにもなりえます。
弱い心に負けそうになるときもあると思います。けれども、一生懸命生きることで自分を磨き、「よい心」を胸に生きていきたいですね。