先義後利を忘れないこと

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仕事にしても何にしても自分のことばかり考えていてもうまくいかないですが、特に大事なのは油断しないこと。

最初の頃は丁寧に慎重にやるのは当たり前ですが、結果が出始めた頃や慣れた頃が一番危険。

油断したときに、調子に乗って利益追求のみに走ったり、感謝の気持ちを忘れたりしたときに足もとをすくわれて転落したといった例はいくらでも見つかると思います。

自分を戒めるときに頭によぎる「先義後利」という考え方について今回は紹介します。

先義後利

「義」は人として当然あるべき道のこと。「利」は利益のこと。

先義後利とは、まずは人として正しい道を歩むこと、その後から利益がついてくるということを表しています。

利益が目の前にぶら下がると魔が差しそうになったり、利益が出始めて慣れてくるとそれが当たり前になって関係者各位への感謝がなくなってしまったり。

お金を稼ぐことは楽しいですし大切ですが、「なんのためにその仕事をしているのか?」「誰を幸せにその仕事をしているのか?」

根本にある「何のために」が大事です。

義にまつわるエピソード

新渡戸稲造は、武士道を7つの言葉で表しました。

義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義です。

この中でも中心かつ最も厳格な徳目が「義」

義を表すエピソードで有名なのが、戦国時代の越後の上杉謙信と甲斐の武田信玄とのやり取り。

この2人は戦国大名の中でも特に有力。両者はともに天下統一を目指してぶつかり合うライバルでした。

あるとき、武田信玄と対立していた今川氏真は、武田領内へ商人が往来するルートを断ちました。

これによって何が起きるかというと、甲斐は現在の山梨県。領土に海がない甲斐では自国で塩を生産できないので死活問題です。

困り果てた武田信玄に上杉謙信からある日手紙が届きます。

「私が信玄殿と戦っているのは弓矢の上であって、米や塩で戦っているわけではない。今後塩が必要ならわが国から供給しましょう」

上杉謙信からしたら武田信玄の国力が弱くなれば戦を有利に進めることができたにもかかわらず救いの手を差し伸べる姿勢。

”敵に塩を送る”というコトワザの由来であり、義を重んじる上杉謙信のエピソードです。

打算や損得を超越し、自分が正しいと信じる道を貫く。

これが義の精神です。

タイヨウ
謙信、めちゃくちゃカッコイイ。理想的なライバル関係ですね。

利を見ては、義を思え

論語の言葉です。

目の前に利益がぶら下がったときに、人として正しいことをしているのか。

もしそうであれば利益を取って前に進めますし、何かやましいことがあれば手にとった利益もそういった色に染まってしまいます。

人としてどうありたいか。

義を貫く姿勢が、きっと周りからも応援される人格や会社組織につながるんだと思います。

まとめ

今回は先義後利を紹介しました。

ニュースを見ていると、利益を追い求めるあまり、人の道を踏み外したことをするような会社があります。

そこまでいかなくても、日々の仕事の中でノルマ達成のためにお客さんに無理なクロージングをかけたり、同僚への感謝の気持ちが欠けてしまったり。

「人として正しいこととは何か?」

「何のために今の仕事をしているのか?」

利益追求も大事ですが、自分の義の精神に従って仕事をすることが何よりも大事なのではないでしょうか?

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