自己成長

人の悩みの大半は他人との比較。機能価値を大切にしつつ存在価値に注目した生き方。

2018年12月16日

私たちは小さい頃から比べられながら生きてきました。

かけっこや偏差値教育や、社会に出てからは年収であったり。

「〇〇ちゃんは□□高校に受かったのに、うちの子は…」

「あいつは年収●●万円なのに、俺は▲▲万円…」

生きていくうえで競争は避けられませんが、人との比較ばかりに注目するとキリがありません。

今回は、機能価値を大切にしつつ存在価値に注目した生き方についてです。

機能価値

機能価値というのは、社会的機能で測られる価値のことです。

能力やスキルや外見や年収などなど。

実社会の多くの場合、この機能価値によって評価されるのではないでしょうか。

例えば、労働市場。

年収1,000万円の人材と年収300万円の人材がいた場合、年収1,000万円の人のほうが機能価値が高いわけです。

人より優れているであったり劣っているであったりは、機能価値での評価になります。

機能価値はどれだけ社会の役に立っているかなので、もちろん高いにこしたことはありません。

存在価値

機能価値と別軸にあるのが存在価値です。

「あなたは存在するだけで価値がある」というものです。

親からすると子供はその存在自体に価値がありますよね。

子供が「〇〇できる」からとかそういった機能価値ではなく、存在しているだけで価値があるわけです。

友人関係にも色々ありますが、本当の友人というのは、「〇〇できる」という機能価値で友人関係を結ぶものではなく、その存在に価値があるわけです。

機能価値と存在価値を切り分ける

人と比較してしまって自分を蔑ろにしてしまう場合は、機能価値だけに注目してしまっているからです。

「あいつは〇〇ができるのに、俺はできない…」

「あいつは金持ちなのに、俺は…」

その人の価値は機能価値だけで決まるわけではなく、存在自体に価値があるわけです。

そして、存在価値を感じるためには自己受容が大切です。

あるがままの自分を受け入れることですね。

ついつい自分のできていないところを見てしまうことがあると思いますが、そういった部分も含めて受け入れます。

「自分はおっちょこちょいな部分があるけれども、そういったところもひっくるめて好き!」

自己受容して存在価値を高めつつ、機能価値も高める。

自己否定ばかりしていると、自分で自分の価値を傷つけてしまいます。

もし親が子供を否定ばかりしていると、子供も卑屈になってしまいそうですよね。

自分自身に対しても否定ばかりしていると、自分を傷つけてしまうことになります。

なにはともあれ、今の自分を受け止めてあげることです。

そして同時に機能価値を高める努力も大切です。

社会に対してどれだけ価値を発揮できるかが機能価値。

この機能価値は後天的な部分が多いので、自分次第です。

人との比較に注目する必要はありませんが、他人に価値を提供できる人間でありたいですよね。

まとめ

今回は、機能価値を大切にしつつ存在価値に注目した生き方についてでした。

人との比較に注目する生き方は、機能価値ばかりに注目している状態です。

例えば、年収300万円よりも年収1,000万円の人のほうが労働市場では価値があるので、機能価値は高めたほうがいいです。

ただ、人の価値は機能価値だけで決まるわけではなく、存在価値にもあるわけです。

人と比較して「自分なんて…」と思っている人がいるとしたら、まずは自分の存在を受け入れるところから始めてみてください。

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