部下を育てるのに「叱って育てる」のか「褒めて育てる」のか、どっちがいいかを疑問に思ったことってないですか?
けれどもそれよりも大切なポイントがあります。
そこでこの記事では、部下を育てる方法の前に、部下の育成に必要な一つのポイントについて書きます。
具体的には次の順番にご紹介していきます。
- 「褒める」より「叱る」より大切なことって?
- 大切なのは部下に興味を持つこと
- 部下に興味を持つとどうなる?
2分くらいで読めるので、まずはご一読を!
褒めて育てる?叱って育てる?の方法論の前に
「叱るより褒めて育てたほうがいい!」
「甘やかすより叱ったほうが伸びるんだ!」
指導方法や教育論については議論が尽きませんよね。
最近のトレンドでは部下は「褒めて育てたほうがいい」といったような流れですが、ベストセラーになった「嫌われる勇気」のアドラー心理学では、「褒めると『褒められること』に依存してしまって自律心がなくなる」といった観点から褒めることは推奨されていません。
褒めか叱るかどちらがいいのか正解を知りたいところですが、実際は状況によって変わるので、一概にどちらが正しいとは言えません。
重大なミスをしてしまって、本人がその重要性に気付いていないときは叱ったほうが効果があるでしょうし、成果を出した部下にはちゃんと褒めてあげたほうがいいでしょう。
ただしそもそも「褒める」よりも「叱る」よりも大切なことがあります。
大切なのは部下に興味を持つこと
「褒める」であったり「叱る」であったりは部下の行為に対しての受動的なアクションです。
それより大切なのは能動的なアクション。
「褒める」対象の行為や「叱る」対象の行為が起きる前に、どれだけ部下に自分から「興味を持つ」ことができているかがポイントです。
まずは興味を持って部下を観察します。
そしてその後に褒めたり叱ったりすることが大切なんです。
興味を持つと…
もし、普段コミュニケーションを取っていなくて信頼関係のない人から叱られたらどうでしょうか?
妥当性がなかったら反発するでしょうし、正論だったとしても「何でこの人に言われなきゃいけないんだ」といった気持ちになったりしませんか。
褒められたときもそうで、「この人、都合がいいときだけ褒めてくるよな…」と思うかもしれません。
褒めたり叱ったりするのは大切ですが、その前に部下に興味を持つことです。
興味を持って日頃からコミュニケーションを取っていれば、いざ褒めたり叱ったりすると相手に響きます。
褒められたら素直に喜べますし、叱られても「自分のために叱ってくれてるんだ…」と思うでしょう。
褒めたり叱ったりするのはあくまで方法論の話で、それよりも大切なのは部下に対する日頃からの興味関心です。
まとめ
この記事では次のことを書きました。
- 「褒める」より「叱る」より部下に「興味を持つ」ことが大切。
- 興味を持ってコミュニケーションを取っていないと、褒めても叱っても言葉が届かない。
- 部下に日頃から興味を持つことが大切。
部下の育成は褒めたり叱ったりの方法論になりがちですが、それよりも大切なのは日頃からのコミュニケーションです。
部下に興味を持って接していれば、褒めるポイントや叱るポイントもさらにわかりますし、部下との信頼関係もできるので言葉が届きやすくなります。
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