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【幸せとは?】時代によって変わる象徴的な幸せのカタチ

2020年4月19日

何のために生きるのか?

かなり深いテーマで答えのない問いですが、あえてひとつの答えを出すとするならば「幸せになるため」でしょう。

次に疑問になるのが、「では幸せとは?」

何が幸せなのか正直よくわからないと思うかもしれません。

それもそのはず、今の時代には明確な幸せのカタチがなくなっているんです。

この記事では、象徴的な幸せが時代によって変わってきたことを深堀りします。

幸せって何?

「幸せ」という言葉はみんなが知っている割に、何が幸せかと聞かれると即答しづらいものです。

「1+1は?」と聞かれると簡単に答えられますが、「幸せとは何か?」ということに明確な答えがないんですよね。

それぐらい抽象的なものなんです。

けれども実は今までは社会一般でいわゆる幸せの象徴的なカタチというものがあったんです。

そして時代によって変わってきていたんです。

幸せの象徴的なカタチは時代によって変わる

それでは時代によって変わってきた象徴的な幸せを見ていきましょう。

戦後の幸せの象徴は?

お腹をすかせている人

戦後は国土が荒廃して食料も十分になかった時代。

そのときは、まずはお腹いっぱいごはんを食べられることが幸せでした。

仕事に対するやりがいなども大事ですが、まずは生きていくため、ごはんを食べることが大切だったわけです。

高度成長期の幸せの象徴は?

クルマと家

時代が流れて高度経済成長期になると、生活の質がだんだん上がってきます。

ローンを組んで一軒家。

クルマを購入して週末は家族でドライブ。

マイカーマイホームが幸せの象徴だったんです。

1997年までの幸せの象徴は?

企業戦士

90年代中盤頃までの幸せは、会社との関わり方が大きく影響していました。

リゲインのCMで「24時間働けますか?」に謳われているように、ガムシャラに働いて会社員として成果を上げることが重要だったわけです。

今の時代観からするとブラックと表現されてしまう働き方かもしれませんが、それが当然であり良いことだとされた時代だったわけですね。

電機メーカーに勤めていた私の父親も、毎晩帰ってくるのが遅かった記憶があります。

1997年以降の幸せの象徴は?

考え込む人

今の時代でいうところの幸せのカタチって何なんでしょうか?

21世紀に突入するちょっと前あたりから少しずつ様子が変わってきました。

会社員の給与が1997年(平成9年)を境に下がりだしたんですね。

会社員の平均給与の推移のグラフ

平成26年 国税庁 民間給与実態統計調査結果

引用:年収ラボ

年功序列も崩壊し始め、会社のために一生懸命働いても報われない時代になってきました。

以前は男性はお金を家庭に入れることで威厳を保っていたところがありましたが、十分に稼ぐことができないので奥さんがパートタイムに出たり、共働きすることが普通になっています。

以前は、テレビが主な情報源で、テレビを通して画一的な情報を受け取っていました。

けれども2000年代に突入してからはインターネットが急激に普及し始め、色んな価値観が割と簡単に流通しやすくなりました。

お金を稼ぐ方法も豊かになり、SNSやブログを通して個人が情報や価値観を発信し始めたんですね。

ポイント

多様化がどんどん進み、いわゆる社会全体で共通する象徴的な幸せなカタチはなくなった。

これからは各個人が幸せを定義する時代

今までの人生戦略は、良い大学に入って良い会社に入って定年まで働けば、安心して暮らせる時代でした。

それで象徴的な幸せを手に入れることができたんです。

けれども、今は大きく時代が変わって多様な生き方・価値観が氾濫しています。

万人に共通する幸せのカタチはなくて、決まったレールもない時代になったわけです。

だからこそ何となく生きていてもなかなか幸せを感じづらいんですね。

象徴的な幸せがないのであれば、それぞれがそれぞれの幸せを定義する必要があります。

選択肢が多いと幸せを感じられない

自由は素晴らしいものです。

インターネットが普及し、働き方が多様化したお陰で、より自由に生きることが可能な時代になりました。

人生の選択肢が増えたお陰で、より幸せを感じられる。

そんなふうに考えられそうですが、案外そうでもないようです。

TEDで登壇されたバリー・シュワルツさんは、「選択肢の多さが、逆に幸福度を下げている」といいます。

動画の長さ:19分33秒

選択肢が多いとどうなるか?

動画では次のようなに解説されています。

  • 選択肢が多いと選ぶことが困難になり、自分自身への無力感が生まれてしまう。
  • 選択するということは他のことを選択しないということ。「選んだ選択が本当に正しかったのかな?」「もしかしたら違う選択をしたほうが良かったのでは?」と思ってしまう。
  • 選択肢が多いと期待値が上がってしまって、満足することが難しくなってしまう。

3つの中から選ぶといったように、限られた選択肢を提示されたら比較的選びやすいものです。

けれども、「100個の中から自由に選んでごらん?」と言わると、あまりの選択肢の多さになかなか選ぶことができず、選んだとしてもそれだけ多くのものから選んだので期待値もあがり、その反面、「他の選択のほうが良かったのでは?」と気になって選択したものに満足できなくなってしまうわけですね。

自由すぎることは、幸せなようで実は幸せを感じづらいんです。

幸せな生き方を探してみる

選択肢が多すぎると逆に幸せを感じづらい。

つまり、現代社会は選択肢が多いので、幸せを感じづらいんです。

ではどうやって多様性のある時代で幸せを感じるか?

そこでオススメなのは、「こんな生き方をしてみたい!」と思う人をモデリングしてみるということです。

つまり観察して真似てみるということですね。

私の場合は、起業家の生き方がカッコいいと思いました。

自分自身のチカラで関わる人達を幸せにして自己実現をしていくという生き方ですね。

経営者や起業家の自伝オススメ13選。これからの時代を生き抜くヒントを手に入れろ!

自分で人生を設計してチャレンジして「ありがとう」とお客さんに言われる起業家という生き方ってカッコいいと思ったんです。

今の時代、情報が多すぎるので集めだしたらキリがありません。

だからこそ、自分の直感を大切にして生きてみるのがいいのかもしれませんね。

まとめ

誰しも幸せに生きたいと願っていますが、今はみんなに共通するような象徴的な幸せのカタチというものがありません。

以前のように、良い大学に入って良い会社に就職して定年まで働いてい老後を過ごすという人生戦略が通用しなくなり、価値観や生き方も多様化しているため、こう生きれば幸せといったわかりやすいモデルがなくなってしまったんですね。

人生を受け身で生きていると、イマイチ幸せを感じられなくなっているんです。

だからこそ、主体的に生きて自分自身で幸せを定義する生き方が必要になってくるわけです。

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