起業の入り口

【要注意】起業で失敗する人に共通する3つの特徴

2020年4月25日

止まれの標識

できるだけリスクを抑えて起業したいところですが、実際は起業して初めて見つかる課題や経験といったものがあります。

想定外のことが起業では起きるので、いつまでも考えているだけよりも、走りながら計画して修正を掛けていくぐらいがちょうどいいです。

けれども、起業で失敗する人には共通する特徴というものがあります。

もしあなたがこの特徴に当てはまっているのであれば、起業刷る前に改善したほうがいいかもしれません。

お金がない

お金がないまま起業するとすぐに廃業することになります。

起業するのに必要な資金として次の2つがあります。

  • 設備資金
  • 運転資金

設備資金は、パソコンやソフトウェアなどの購入といったような初期費用です。

多くの人がつまずくのが運転資金のほうで、実際にビジネスを継続していくための資金。

ひとり起業の場合は大金が必要なわけではありませんが、運転資金の一部として次のようなものがあります。

  • 毎月かかる経費(家賃、水道光熱費、食費)
  • 打ち合わせのカフェ代
  • 広告費
  • アウトソースする人件費
  • 自己投資

売上よりも経費のほうが大きくなると資金がどんどん減っていって、用意していた資金が底をつくと廃業することになります。

お金がないまま勢いで会社を辞めて起業すると、だいたい失敗します。

もし会社を辞めて起業する場合は、できれば一年、最低でも6ヶ月は売上が立たなくても継続できるぐらいの資金を準備しておきましょう。

6ヶ月継続できないぐらいの資金で起業するとなると、割とすぐにバイトとに兼業に陥ることになりがちです。

最初は会社員をしながら複業で始めて、徐々に自分のビジネスにシフトしていくほうがリスクをおさえて起業することができます。

楽して稼ぎたい

起業して自分でビジネスを始めると、稼げる額は青天井になります。

頑張ったら頑張っただけ収入は伸びていきます。

けれども、仮想通貨のバブルのように棚ぼたで稼げたり、楽して稼げるといったイメージを持っているとしたら、考えを改めたほうがいいでしょう。

私も色んな人に出会ってきましたが、結果が出ていないのに会うたびに違うビジネスに手を出している人がいます。

ちょっと稼げないと稼げそうなビジネスにすぐに浮気をして、それを繰り返しているといったパターンです。

起業すると色んな情報が入ってくるようになります。

儲け話があると乗らないと損をしてしまうと思って飛びついてしまうんですね。

彼らの根底にあるのは「楽して稼ぎたい」といった気持ちです。

大切なのは、「ビジネスを通して誰を幸せにしたいか?」

お金を稼ぐことは楽しいですし大切なことです。

ただ、お客さんを見ないで自分のことだけにフォーカスしてしまうと、楽して稼ぎたい精神が出てきます。

物事を短期的に見てしまう

ひとり起業といえども中長期の視点が必要になってきます。

  • アルバイトの視点は一日
  • 平社員の視点は一ヶ月
  • マネージャークラスになると三ヶ月
  • 部長になると一年
  • 経営者になると一年以上

特に起業初期の頃は、やることがたくさん。

一ヶ月以内の短期的なスパンで物事を見ていると、どうしても計画性のない行動を取ってしまいますし、フラフラと色んなことに手を出してしまいがちです。

着実に成果を出して起業を軌道に乗せるためには、中長期的な目標設定をして、それについてのマイルストーンを設定し、週や日のタスクに落とし込んでいくプロセスが大切になってきます。

足元を見ながら歩くとフラフラしてしまいますが、遠くを見据えて歩くとまっすぐ歩けるのと同じで、中長期的な視点を持つことが大切です。

まとめ

起業は実際にやってみないとわからないことが多いですが、十中八九、失敗する特徴があります。

それが今回ご紹介した次の3つです。

  • お金がない
  • 楽して稼ぎたい
  • 物事を短期的に見てしまう

もし心当たりがあるようであれば、起業は思いとどまったほうがいいかもしれません。

3つのうちの「お金がない」は特に重要な要素なので、まだ十分に資金がないけれども起業したいのであれば、最初は会社員との複業から始めてみるといいでしょう。

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