人生は何のためにあるのか?
決まった答えはないですし、人によってそれぞれでしょう。
けれども多くの人が共感する答えとして、「人生は幸せになるため」「楽しむために人生はある」といったものではないでしょうか。
この記事では、人生における2つの楽しみと、人生を楽しむための起業という生き方について書きます。
人生における2つの楽しさ
楽しさには色んな切り口がありますが、ここでは2つの楽しさを定義します。
一つは「生産する楽しさ」、もう一つは「消費する楽しさ」です。
例えば甲子園
生産する楽しさ
甲子園というコンテンツについて考えてみましょう。
甲子園球児たちは、甲子園優勝を目指して戦うわけですね。
強豪校ともなると、練習は相当ハードですし、ハードな練習をこなしたからといってレギュラーが約束されているわけではありません。
レギュラーになっても、地区大会で負けるかもしれませんし、甲子園に出場したら大舞台で戦うプレッシャーは相当なものでしょう。
しかも優勝したからといって賞金が出るわけでもなく、それでも甲子園優勝を目指すわけです。
必ずしも甲子園球児全員が優勝の経験をするわけではありませんが、大人になって振り返ったときに「仲間と一緒に目指した甲子園は本当に楽しかった」と言うでしょう。
甲子園というコンテンツにおいて、球児たちは観客に白熱する試合というサービスを結果的に提供しているわけです。
消費する楽しさ
高校野球を観戦するというのも楽しいですよね。
手に汗握る試合内容には感動がありますし、その感動やひたむきさが自分たちの日々の生活にも良い影響があるでしょう。
また、大人になるとビールやおつまみを片手に観戦するかもしれません。
実際に高校野球をプレーする楽しさとは別に、高校野球というコンテンツを観戦することで楽しめるわけです。
これが消費する楽しさというものです。
例えばモノづくり
生産する楽しさ
モノを作ったりサービスを提供したりすることは楽しいものです。
例えばスマホ。
生み出すことは簡単なことではないかもしれませんが、お客さんが喜ぶ姿を想像しながら開発したり、自分のスキルを発揮して試行錯誤しながら作り上げることは楽しいですよね。
消費する楽しさ
スマホは今や生活には欠かせないものになっています。
LINEで友人とやり取りしたり、スマホゲームに熱中するかもしれません。
時間を忘れて没頭していることがあると思います。
ユーザーとして、サービスを楽しむことが消費する楽しさにあたります。
生産する楽しさと消費する楽しさはどっちが大切?
2つの楽しさについてはどちらが大切ということはありませんし、どちらか一方だけだと人生の充実感はあまり上がらないでしょう。
大切なのはバランス。
人生の一時期は仕事に没頭したり、のんびりすることは良いと思います。
けれども、ずーっと一方だけだと人生を楽しみ尽くせないでしょう。
ただし、比率としては生産する楽しさの割合が多いほうが人生の満足度は上がります。
なぜなら、生産してサービスを提供すると「ありがとう」が返ってくるからですね。
逆に、消費すると「ありがとう」を言うことになります。
感謝の気持ちをもって日頃から「ありがとう」と言うことは大切です。
たた、人に貢献して「ありがとう」と言われることは、何にも代えがたい喜びなのではないでしょうか。
一日の時間は何に使われる
一日24時間。誰にでも平等に与えられている資産ですね。
この24時間はどのように使われているのでしょうか?
ざっくりですが、多くの人の平日は次のような時間で動いていると思います。
朝起きて身支度をして通勤して出社。
ぐーっと働いて、定時かちょっと残業して帰宅。
晩飯を食べたり友人と過ごしたり勉強したりしてから、お風呂に入ったり歯を磨いて就寝。
睡眠以外の時間はほとんど働いているわけですね。
つまり、人生の大部分の仕事の時間を充実させることが人生の充実に直結しているわけです。
仕事を充実させるには?
どうやったら仕事が充実するのでしょう。
その前に、会社というものについて考えてみます。
会社というのは何のために存在するのか?
それは創業者の夢を実現するためです。
創業者がやりたいことがあって、自分ひとりではリソースが足りないから従業員を雇ったりするわけです。
つまり、会社は創業者の夢の実現のために創られるわけで、社員の夢の実現を第一目標にしているわけではないんです。
もしかしたら社員のやりたいことと会社のやりたいことが99%マッチングするかもしれませんが、完全にマッチングすることはないでしょう。
そもそも、社員全員のやりたいことを会社で全部叶えようとするには無理がありますよね。
確かに新薬の開発などをしようと莫大な資金が必要なので、内容によっては会社員として働くほうがやりたいことができるかもしれません。
けれども、本当に自分のやりたいことをやろうとした場合、会社組織では無理が出てくるのは仕方がないことなんです。
起業という生き方
そこで注目したいのが起業です。
自分自身でビジネスを始めてしまうわけですね。
自分で全てを設計できるので、かなり自由度が高まりますし、自分のやりたいことを仕事にすることができます。
ありがとうの対価として会社員以上のお金を稼ぐことができますし、スケジュールも自分で決められます。
もしかしたら起業というものが高いハードルと感じるかもしれません。
「失敗したらどうしよう…」
確かに起業は楽な道ではないかもしれませんが、今では副業解禁の会社も多いですし、小さく始めることもできる時代になりました。
複業という形で始めて、目処が立ったら完全独立というのもいいですし、そのまま複業というスタイルでもいいでしょう。
ただ、起業というのは会社の名前ではなく自分の名前で勝負するということ。
自分が主体的に生み出したサービスでお客さんから感謝される。
まさに自分自身で切り開いていく生き方そのものなんです。
まとめ
この記事では2つの楽しさと起業という生き方について書きました。
楽しさには生産する楽しさと消費する楽しさがあります。
どちらも大切ですしバランスが大切になるわけですが、生産する楽しさの結果として「ありがとう」と言われるのは、特別な喜びがあるものです。
自分自身が主体的に仕事を通して人に貢献するという起業という生き方。
素敵だと思いませんか?