そういった疑問をお持ちではありませんか?
ただし皮肉なことに、成功を目指すと結果的に成功が遠のいてしまいます。
そこでこの記事では、成功するためには成功を目指してはいけないことについて書きます。
具体的には次の順番にご紹介していきます。
- 成功を目指してはいけない3つの理由
- 成功するにはどうすればいいか?
3分くらいで読めるので、成功を強く願っている人は、まずはご一読を!
目次
成功を目指してはいけない理由
理由1.バーンアウトする
がむしゃらに頑張って成功を手に入れた結果、バーンアウトしてしまうことがあります。
テニスの4大大会を史上唯一全て制覇したテニスプレイヤーのアンドレ・アガシや、オリンピックメダル獲得数史上1位の記録(生涯23個)を打ち立てて、史上最強のスイマーとの呼び声も高いマイケル・フェルプス。彼らは頂点まで登り詰めたあとにうつ病を発症してしまいました。
世界一位を目指した結果、それを達成してしまうと、そのあとに何を目指したらいいのか分からなくなってしまったことが原因のようです。
理由2.人の評価を気にする生き方になる
勝負の世界では、周りの人は結果のみで評価します。
成功したときは周りからチヤホヤされますが、しばらくするとチヤホヤもなくなってしまいます。
成功だけを目指すと、お金の切れ目が縁の切れ目のように、その輝きが失われたときに周りから人がいなくなるので、さらなる成功を目指し続ける必要が出てきてしまいます。
理由3.挫折しやすい
成功か失敗かという"All or Nothing"という価値基準だと割と挫折しやすいです。
この価値観だと「頑張っているのに結果が出ない」というように「結果が出た」「結果が出ない」の2択で考えてしまいがち。
成功だけを目指すと、なかなか成果が出ないと途中で諦めてしまうことが多いようです。
成功するにはどうすればいい?
目的と結果を分けて考える
よく起こりがちなのが、目的と結果が混同されているパターン。
例えば、「東京大学に合格する」というのは結果であって、目的ではないですよね。「お医者さんになって多くの人の命を救う」という目的があって、そのために「東京大学に合格する」っていうのは納得できますが。
「成功」というのは結果であって、「成功する」ことを目的にしてしまうと「何のために」の部分が抜けてしまっているわけですね。
成長が先、成功は後
順番として、いきなり成功するということはありません。過程があって、その結果として成功があります。
何をもって成功というのかは人それぞれですが、ここでは例えとして「甲子園優勝」が成功だとしましょう。
「甲子園優勝」という結果をすぐに手に入れることはできません。血ヘドを吐くような厳しい練習や、激しいレギュラー争い、たくさんの悔しい思いをした先に「甲子園優勝」があるわけです。そしてその過程があるから選手としても磨かれていくわけですね。
つまりは、まずは成長することが先で、成功することは後というのが、順番です。
成長することを楽しむ
成功は最後に来るので、その過程をどう過ごすかが大切。その過程を重視するからこそ、結果として成功を手に入れることができます。
ここは、プロゲーマーの梅原大吾さんの考え方が参考になります。
多くのプロゲーマーは大会で優勝することを目的にゲームに取り組んでいますが、梅原さんはちょっと違います。
とにかく、いまの僕は大会に重きを置いていない。あの大会で勝ちたいと思うこともほとんどない。大会を重視する行為は、自分の成長のリズムを崩すと知っているからだ。目標に過ぎない大会に固執せず、目的である自身の成長に目を向けている。それが「勝ち続ける」ことにつながってくる。
引用:勝ち続ける意志力(梅原大吾 著)
あくまで目的は自分の成長。成長の先に成功があるわけですね。
まとめ:成長が先、成功は後
この記事では次のことを書きました。
- 成功を目的にすると、バーンアウト・人の評価が気になる・挫折しやすい。
- 成功するには、成功を目的にしないことが大事。
- 成長が先で成功は後。
- 成長することを楽しむ。その結果として成功する。
成功はあくまで結果です。成功を目指す過程で成長することが先。
成功だけを求めると、折角手に入れた成功も不幸の始まりになりかねません。
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