人は時間帯によってバイオリズムが変わるので、集中力や吸収度も違ってきます。
同じ時間を費やすのであれば、どうせだったら一番効果のある時間帯に読みたいですよね。
今回は、「読書に最適な時間帯」と「本を集中して読むための3つのコツ」も紹介します。
目次
朝の時間帯が最も効果的
脳のゴールデンタイム
一日の中で最も集中力が上がるのが朝の時間帯です。
なぜかというと、朝は「脳のゴールデンタイム」。これは睡眠が影響しています。
眠っている間の脳は完全に休んでいるわけではなく、寝ている間に一日の記憶を整理して定着するように活動しています。
そのため起床してからの2~3時間は、一日の中で脳が一番クリアでリフレッシュな状態。
朝はクリエイティブな活動に適している時間帯であり、読書をするにも適した時間帯になります。
サーカディアンリズム
起床時刻を一定にすることでさらに効果は高まります。
なぜかというと、私たちはサーカディアンリズム(概日リズム)と呼ばれる1日約24時間のリズムを持っているから。
サーカディアンリズムは、朝起きた瞬間から1日のリズムを刻むように設計されていて、起床する時刻が変動すると、脳機能にとって大きな負担になってしまいます。
そのため、一定の時刻に起床することでサーカディアンリズムも整い、集中力も高まることになります。
就寝前は内容を覚えやすい
学生の頃、”寝る前”に英語の単語帳を勉強していると単語を覚えやすかったという経験がある人も多いのではないでしょうか?
寝る前というのがポイントで、寝ているときに脳の中では記憶を整理して定着させています。
もし本の内容を覚えることに重点を置きたいのであれば、寝る前に読むのが効果的です。
集中した状態で読書をするコツ
読書をしていても、集中している状態もあれば、ぼーっとしてしまってなかなか内容が頭の中に入ってこないといった状態もあります。
ここでは集中して読書をするためにのコツを3つ紹介します。
集中するコツ1:ルーチンを取り入れる
スポーツ選手によく見られる光景ですが、決まった動作を取り入れると集中力を高めることができます。
イチロー選手が打席に入るときに決まった動きをするのは有名ですよね。
17種類含まれている動作は、毎回ほぼ同じスピードでゆっくりと行われ、その順番までも変わることがないそうです。
読書をするときにもルーティンを取り入れると集中力を高めることができます。
例えば次のようなもの。
- 決まった時刻に読書をする
- お気に入りのアロマを焚く
- コーヒーを飲む
自分にとってしっくりくるルーティンを見つけてみてください。
集中するコツ2:読書に関係のないものを遠ざける
集中力を妨げるものがあれば近くに置かないほうがいいですね。
それの最たるものがスマホ。
LINEやメールの通知がきたり、気になったことがあったらついついスマホを手にとってしまいます。
何かと便利なスマホですが、スマホに気を取られるたびに読書が中断されることに。
他にもテレビのリモコンであったり、仕事の書類や読みかけのマンガなど、ついつい気になってしまうものがあったら手の届かないところに遠ざけると読書に集中できるようになります。
集中するコツ3:タイマーを使う
読書もダラダラとするよりも時間を区切って読んだほうが集中力が高まります。
特に少し長めの読書時間を取れるときにオススメなのが、ポモドーロ・テクニック。
これは、25分間の集中と5分間の休憩を繰り返し行うという時間管理術です。
具体的な方法は次の通り。
ポモドーロ・テクニック
- 25分間、他の事は一切やらずに目の前のタスク(読書)に集中する
- 5分間の休憩を取る(ショート・ブレーク)
- これを4回繰り返したら(2時間毎)に15分ほどの長い休憩をとる
シンプルなだけに集中力もあがって継続しやすいテクニックです。
私は次のタイマーを使っています。
アラームが音ではなく光で知らせてくれるので、周りに人がいても気兼ねなく使えて便利です。
大切なのは習慣にすること
読書も、読んだり読まなかったりだとなかなか進みませんよね。
私も読書から遠ざかっていたときは月に一冊も読まないといったことがありました。
今振り返ってみると、本からもっと学んでいたらもっとスムーズに仕事もできたのではと思ったりします。
本を継続的によむためにも、読書を毎日の習慣にしてしまうことがオススメ。
マイクロソフト社の創業者であるビル・ゲイツは、ベッドに入る前に読書をする習慣があるそうです。
シアトル・タイムズのインタビューで次のように話しています。
「毎晩1時間ほど読書する。これは眠りにつくまでの過程なんだ」
読書を習慣にする方法については次の記事にまとめているのでご覧ください。
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【読書をする時間がない】読書が進まないときはif-thenルールで読書量アップ
まとめ:自分の読書リズムをつくることが大事
今回は、「読書に最適な時間帯」と「本を集中して読むための3つのコツ」を紹介しました。
本を読む時間帯によって、集中力や効果が違ってきます。
そして何より大事なのは継続して読書をする習慣を持つということ。
一日10分だったとしても、一年365日で60時間程度の読書時間を確保できます。
自分のライフスタイルと照らし合わせて読書を取り入れてみてください。