起業準備

起業するなら会社を辞めてから?それとも在職中?

2020年4月25日

macを操作する女子

起業の相談に来る人に会社を辞めるタイミングについて聞かれます。

「起業したいんですけど、すぐに会社を辞めるよりボーナスもらってからのほうがいいですよね?」

貰えるものは貰っておこうは嫌いではないですが、お金の切れ目が縁の切れ目のような感じでボーナス直後に辞めるのはオススメしません。

そしてそれ以上にボーナスとかの話とは別に、起業自体は辞める前の在職中にやってしまうのがオススメです。

辞めてから起業するメリット

使える時間が増える

起業初期はやることがたくさんあります。

市場調査したり商品設計したり集客を考えたり、やることは山積み。

会社を辞めて起業すると使える時間が増えるので、爆速で進めることができるようになります。

信用が得られる

副業でやっていると言うと、あんまりイメージが良くないです。

副業=片手間といった感じですね。

会社を辞めてから取り組んでいると、専門性があるように思われて信用が得られるのでお客さんを獲得しやすくなります。

「会社を辞める=本気」は嘘

「本気じゃないから会社を辞めないんでしょっ!本気だったら会社辞めて起業しなよ」

起業家の中にはそういうことを言う人がいます。

確かにそうだなと思うところもあります。

けれども、「会社を辞める=本気」かというと必ずしもそういうわけではありません。

私の知り合いでも、会社を辞めて起業したのに「朝起きられない…」「メンタルが落ちてて…」といったことを言う人もいます。

会社を辞めて起業したというと何やら勢いがあってカッコよく聞こえるかもしれません。

けれども実際のところは会社を辞めたからといって、全員がお尻に火がついていたり決断の状態になっているわけではないんですね。

在職中に起業して複業から始めるメリット

廃業の実態

リアルな話、起業しても必ず上手くいくというわけではありません。

初月から売上が立てばいいですが、ちゃんと稼げるまでに一年かかるということもあります。

何度もビジネスを自分で作った経験があれば話は別ですが、初めての起業となればいくら会社員として経験値が高くても躓くことは十分に考えられます。

例えば、個人事業主の事業の継続性の実態を表すためによく引用される2002年の中小企業白書の次のデータがあります。

個人事業主の生存率のグラフ

引用:サイノマーケティング

「起業して自分らしく生きたい!」と希望を持って起業しても、起業した1年後に約4割、10年後には約9割の人が廃業に追い込まれるのが実情です。

そんな中で絶対に避けたいのは、再起できない or 再起するのに時間がかかる状態になること。

大切なのは、失敗しても再チャレンジできる状態であることです。

ひとり起業の場合はあまりないと思いますが、起業にコケて数百万円の借金を作ってしまったら返済するのも一苦労です。

会社員をしながら起業する

リスクを取って夢を追いかけるのは確かにカッコいいかもしれません。

起業家の人たちから言わせれば、起業とはそういうものなんだと言われるかもしれません。

けれども、起業した1年後の廃業率が4割という実態がある以上、そのリスクをできるだけ減らしたいと思うのではないでしょうか?

そこでオススメなのは、会社員のときに起業するというものです。

つまり複業ですね。

会社員として本業を持ちながら、複業で自分のビジネスを立ち上げて、その中で走ってみる。

6ヶ月ぐらい本気で走ってみて、もし会社の給料以上や食べていけるぐらい稼げていたら会社を辞めて完全独立してもいいですし、そのまま複業として進めるのもいいでしょう。

起業初期はなかなか売上が立ちづらいです。

そのときに会社から給料が振り込まれるというのはメンタル的に思った以上に安定材料になるんです。

複業として始めれば、変に焦らずに試行錯誤もできますし様子も見れるので、起業して1年も経たずに廃業というリスクも抑えることができます。

会社を辞めて起業したけれども、失敗して貯金を失い会社にも戻れないといった事態も避けることができるんですね。

時間がないからこそ本気になれる

会社を辞めてから起業すると確かに時間はできますが、起業家マインドが育っていないと案外ダラダラしてしまうものです。

「まあ、時間はあるし、明日から頑張ろっ」といった感じです。

もし本当に起業して成功したいのであれば、意外に会社員のときに起業するほうが、時間がないからこそ効率的に進められたりします。

もしどうしても時間の制約があるのであれば転職して起業準備することも視野に入れてもいいかもしれません。

複業だからこそ本業も本気で取り組む

2018年に厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」をまとめ、「モデル就業規則」から副業禁止の規定が削除されたことをきっかけとして、一部の大企業が社員の副業・兼業を認め始めました。

社会的にも以前に比べて副業しやすい雰囲気ができてきて、今や副業ブームです。

けれども、だからこそ本業に対する姿勢が大切になってきます。

自分のビジネスに夢中になってしまって、本業のパフォーマンスが落ちてしまうとそれは給料どろぼう。

本業も自分のビジネスも甘えや言い訳を排除して、両立することで自己成長に繋がっていきます。

まとめ

この記事では、起業のタイミングについて、会社を辞めてから起業するのか、辞める前に起業するのかについて書きました。

マインドが整っていて、運転資金があって、圧倒的にコミットしているのであれば辞めてから起業したほうが早く成果が出ます。

けれども、長く会社員をしていて自分でビジネスをする感覚がまだ育っていなかったり、運転資金が心もとない状態で会社を辞めるのはオススメしません。

まずは、在職中に起業して、複業という形で6ヶ月ほど真剣に取り組んでみてください。

確かに本業の仕事が終わった後に自分のビジネスに取り組むのは正直体力が必要です。

でも本気で取り組めば、6ヶ月経つ頃には驚くほどの成果と成長が手に入っていますし、スムーズに軌道に乗せられていますよ。

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