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ひとり起業のためのWeb集客!全体像をわかりやすく解説

机の上のmac

ひとり起業をする上で欠かせないのがWeb集客。

「Web集客に興味があるけれども、聞いたことがない用語も多くて難しそう…」

もしかしたらWeb集客になんとなく苦手意識を持っているかもしれません。

けれども、まずは何となくでも全体像を把握することで一気に理解が進みます。

そこでこの記事では、Web集客の全体像をお伝えします。

Web集客とは?

Web集客というのは、Webサービスを使って見込み客を集めることです。

例えば検索サイトである「Google」「Yahoo」、SNSの「Facebook」「Twitter」「Instagram」、動画サイトの「Youtube」などのWEBサービスはあなたも日頃から利用しているのではないでしょうか?

こういったみんなが使っているWEBサービスを活用して、見込み客を集めるのがWEB集客です。

どうしてWEB集客をしたほうがいいのか?

WEBは広い世代で利用されている

集客の方法はたくさんあります。

あなたが狙うお客さんの層があまりWebを使う習慣がない世代(70歳~)であれば、チラシといった紙媒体に力を入れるほうが効果的でしょう。

けれども今や多くの人がWebを使って生活しているので、Webを使って集客することは効果的なんです。

年代別インターネット利用率のグラフ

引用元:総務省

購入の意思決定はWeb上で:ZMOT

インターネットが普及した今では、商品やサービスを購入するかどうかの意思決定はWeb上で行われます。

ZMOT(Zero Moment of Truth、ズィーモット)という、お客さんが買うかどうかの意思決定をするときのプロセスをGoogleが2011年に提唱しました。

Moment of Truthというのは直訳すると「真実の瞬間」で、お客さんが企業と接点を持ち、購入するかどうかの意思決定やブランドのイメージを持つ瞬間のことです。

ZMOTというのは具体的には、「お客さんは店舗に来てから買うものを決めるのではなく、来店前にインターネットで情報収集してすでに買うものを決めている」ということです。

つまり情報収集を含めてWeb上で買うかどうかを決めているということ。

ところで、最近何か日常の買い物(スーパーで食材購入など)以外の買い物をしましたか?

おそらくその商品やサービスを購入する前に、Webを使ってその商品の存在を知ったり、商品の情報や口コミを調べたり、購入の意思決定をしたり、何かしらWebを使ったのではないでしょうか?

つまり、あなたがひとり起業する上で、Webでの情報発信が非常に重要であり、Webを使っての集客が効果的なわけですね。

費用対効果が高い

Web集客は、ピンポイントで購入意欲のあるターゲット層にアクセスできます。

例えば、会社帰りに吉祥寺でジムに通いたい人がいたとしたら「吉祥寺 ジム」で検索しますよね。

そこに対して広告を打ったり、あなたのWebページが上位表示されるように記事を書いたりすればいいわけです。

Webの利用者たちは何かしら目的を持ってネット上を回遊しているので、そこにピンポイントで提供していきます。

不特定多数に対して広告を出稿するとどうしても効果が下がってしまいますが、Webを使って購入意欲の高い人たちに情報を届けることで高い効果が見込めるんです。

またWebを使えば24時間365日、Web集客の仕組みがずっと集客をしてくれるので、あなたが一人で集客するよりもレバレッジがかかります。

Web集客の流れ

Web集客の大まかな流れは次のようになります。

Web集客の流れ

例えば、Google検索で上位表示されたあなたのWebページを見て、そこで紹介されている商品やサービスに興味を持って申し込みがされるといった流れです。

つまりは、「Webサービスからどれだけ質の高いアクセス(購入意欲の高いユーザー)を集められるか」と「あなたのWebページで商品やサービスに興味を持たれてコンバージョン(購入、問い合わせ、登録)が得られるか」でWeb集客の成否が決まるわけです。

Web集客の方法は2種類

かなりざっくり分けると、Web集客の方法は無料と有料の2つに分けられます。

無料のWeb集客方法

もちろんコンサルに入ってもらえばお金はかかりますが、無料でもできる方法は次の2つです。

  • SEO対策
  • SNS発信

それぞれ見ていきましょう。

SEO対策

SEO対策、つまりはGoogleやYahooで検索するときにあなたのWebページを上位表示させるように対策を取って、ユーザーが訪問しやすいようにすることです。

具体的には次の3つを行うことになります。

  • 内部対策
  • 外部対策
  • 記事の作成

SEO対策については、成果が上がるまでにある程度の期間(半年~1年)が必要になります。

ただ効果が出始めると自動的に見込み客があなたのWebページに訪れるようになるので、即効性は低いですが中長期的な目線で取り組む効果的な集客方法です。

SNS発信

Facebook、Twitter、Instagram、Youtubeなどの各種SNSを使って情報発信をして集客します。

特にTwitterに当てはまりますが、SNSの強みは拡散力。

バズれば爆発的に情報を届けることができます。

アカウントを育てるには時間がかかりますが、定期的に情報発信をすることでフォロワーとの接触回数も増えるので、ファンを獲得するのにも向いています。

有料のWeb集客方法

お金を払って広告を打つことで集客する方法です。

  • リスティング広告
  • ディスプレイ広告
  • SNS広告

それぞれ見ていきましょう。

リスティング広告

リスティング広告というのは、GoogleやYahooのような検索エンジンの検索結果に表示される広告のことです。

日本だと「Google 広告」や「Yahoo!広告」が一般的。

例えば、「吉祥寺 ジム」でGoogle検索すると次のような検索結果が表示されます。

リスティング広告

上の方に表示されているのがリスティング広告といわれるもの。

リスティング広告の下に表示されるのがSEO対策で表示できるWebページになります。

ユーザーが検索するときは「悩み」であったり「具体的な商品名」で検索しているため、何らかの解決策や情報を期待して検索していることになります。

「吉祥寺 ジム」だと、ジムに通う気があって具体的な吉祥寺にあるジムの情報を欲しているわけですよね。

つまりニーズが顕在化しているユーザーに向けて広告を打ちたいときに有効なのがリスティング広告です。

また、料金形態について、リスティング広告は広告主が設定したキーワードをユーザーが検索すると表示され、ユーザーがその広告をクリックしたときに初めて広告費が発生する「クリック課金方式」が一般的です。

もしかしたらPPC広告という単語を聞いたことがあるかもしれません。

PPC広告というのはPay Per Click 広告のことで、広告をクリックすることで広告費が発生するWebの広告形態です。

リスティング広告はPPC広告の中の一つにあたります。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告というのは、Webサイトの広告枠に表示される画像や動画やテキスト広告のことです。

ディスプレイ広告

日本だと「GDN(Googleディスプレイネットワーク)や「YDN(Yahoo!
ディスプレイアドネットワーク)」が一般的。

ディスプレイ広告の特徴として、画像や動画なのでユーザーの目にとまりやすいということです。

リスティング広告と違って、まだ課題や悩みに気づいていない潜在的なニーズを抱えているユーザーにアプローチして、商品やサービスの認知を拡大することが可能です。

料金形態には、「クリック課金方式」と「インプレッション課金方式」があります。

インプレッション課金方式というのは、表示回数に応じて広告費を支払う方式です。

広告出稿先としてGoogleとYahooの違いは?

GoogleとYahooの大きな違いとしてはユーザー層が違うことが挙げられます。

Yahooは情報ポータルサイト。ニュースや天気など、豊富なサービスを提供しています。

パソコンに詳しくない人でも、多くのサービスを快適に利用することができます。

一方で、Googleは検索サイトとして有名ですが、Googleが提供するサービスとしてGmailやGoogleドライブなどのビジネスシーンで使われるツールが多くあります。

そのためGoogleを利用するユーザーのITリテラシーは高く、広告を敬遠する傾向があります。

簡単にまとめると、ITに詳しい人はGoogleを利用して、そこまで詳しくない人はYahooを利用するといった大まかな傾向があります。

SNS広告

SNS広告というのは、TwitterやFacebookなどのSNSに表示する広告のことです。

SNSを利用しているとタイムラインに広告が流れているのに気づくと思いますが、その枠に広告を出稿します。

SNS広告の特徴は、タイムラインを流し見しているユーザーに対して、タイムラインに馴染ませて自然と広告を見せることができることです。

リスティング広告は検索結果の上部に表示されるので、いかにも広告っぽさが出ますが、SNS広告の場合は誰かの投稿の間に挟まれるので広告臭くなくなるんですよね。

もう一つの特徴として、「ターゲティング精度の高さ」が上げられます。

SNSを利用しているユーザーは年齢や住んでいる地域といった情報を登録しているので、それらの情報を元にして詳細にターゲットをすることができます。

また、リスティング広告は、ニーズが顕在化しているユーザーに効果的でしたが、SNS広告は何気なくタイムラインを見ている潜在的なユーザーへのアプローチに適しています。

おすすめのWeb集客方法は?

Web集客の方法が色々あるのはわかったけれども、「結局、どの方法がいいの?」とあなたは思っているのではないでしょうか?

そこで私のオススメの方法をここでお伝えします。

それは、まずは無料のWeb集客から始めるということです。

つまりは次のことからということですね。

  • ブログやホームページのSEO対策
  • SNS発信(Facebook、Twitter、Instagramなど)

ゴールとしてはブログをハブにして集客の仕組みを作るというイメージです。

SNSのアカウトを育てながらブログの方にアクセスを流していきつつ、SEO対策を打つことでGoogleなどからの流入も増やしていきます。

そして、ブログにアクセスしてきたユーザーをメルマガやLINE公式アカウントに登録してもらうことで、あなたの商品やサービスを好きなタイミングで販売することができるようになります。

ただし、SNSのアカウント育成やSEO対策には成果が出るまで半年~一年ぐらいは時間がかかるので、早く成果を出したい場合は予算に応じてリスティング広告などの有料のWeb集客に取り組んでみるのもいいでしょう。

まとめ

今回はWeb集客について書きました。

多くの業種業態でWeb集客は有効ですし、ひとり起業をする上では欠かせない集客方法でしょう。

ただし、Web集客全般に言えることですが、やってみないとわからないことが多いのがWebの現実です。

Googleのアルゴリズムは変わっていきますし、広告を打っても効果があるかはやってみないとわかりません。

だからこそデータを取って検証することが大切で、改善を繰り返すことで欲しい結果に近づいていきます。

実行して検証して改善しての繰り返しが大切なんです。

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