自己成長

仕事にモチベーションなんて必要ない!

2018年3月21日

仕事をしていて、モチベーションの話になったりすることってありませんか?

「なかなかやる気が出ない」とか「どうやったらやる気って湧いてくるの?」とか聞こえてきそうです。

しかし、そもそも仕事にモチベーションは必要ありません!

 

モチベーションって言葉はいつから?

最近でこそモチベーションという言葉はよく聞きますが、モチベーションという言葉が使われるようになったのは割と最近になってからです。

1980年代は全く使われおらず、実際に使われるようになったのは1990年代からです。

 

バブルが崩壊して経済発展が鈍化するにつれて、それまでの全体主義に行き詰まり感が出てきました。

その結果、全体よりも個のパフォーマンスが注目されるようになり、個のやる気を意味するモチベーションという言葉が使われるようになりました。

 

今では、いかに自分のモチベーションを上げるかが仕事への充実感に直結し、いかにチームのモチベーションを高めるかが上司の仕事のような風潮になっています。

しかし、そもそも、仕事のためにモチベーションを上げる必要はあるのでしょうか?

 

モチベーションは環境に関係している

モチベーションの話が出るのは環境がぬるいから

モチベーションといった考え方を持っているのは成熟した社会に生きている人間だけです。

 

例えば、サバンナの野生動物が「最近、モチベーションが上がらなくて。。。」とか、戦場で銃弾が頭の上を飛び交っている極限状態の兵士が「モチベーション上がらんわー」とは言わないですよね。

モチベーションを気にしていたら死んでしまいますし、生きることに必死なので、モチベーションとか言っている場合ではありません。

 

モチベーションを気にしている状態というのは、必死さが必要とされていない環境です。

弱肉強食のサバンナではなく、言ってしまえば安全な動物園。

 

成果が出ても出なくても自分の立場に大きな影響がないときにモチベーションの話になります。

 

モチベーションの話が出るのは未来に対する希望がないから

①対象が明確で、

②それを手に入れたいと思い、

③手に入れられると信じていたら、

人は放っておいても行動します。

 

例えば男性の場合、

①好きな女の子がいて、

②その子と付き合いたいと思って、

③付き合える可能性があれば、

付き合えるように努力します。

 

モチベーションの話になるのは、①はあるけれども、②か③を信じていないときです。

恋愛の場合だと、

①トップアイドルと

②付き合いたいと思っているけれども、

③付き合えると信じられない。

 

もしくは、

①トップアイドルと

②付き合いたいと思っていない。

 

これらの場合は、トップアイドルと付き合うというモチベーションが上がってきません。

逆に、勝ち目がなかったとしても

②本気でそのトップアイドルが好きだったら行動に移すでしょうし、

③100%付き合える結果が手に入るとしたら努力をするでしょう。

 

仕事も同じで、

②本気で結果を出したいと願っているか、

③結果を出せると信じている、

のであればモチベーションは自然と上がっていきます。

 

つまりは、未来に対して前向きな希望を持っているかです。

 

モチベーションが上がらないと言っているときは、

②目の前のことを本当はしたくないか、

③できないと思っている状態です。

 

②目の前のことを本当はしたくないのであれば、やらなくてもいいように知恵を出しましょう。

誰か別の人にアウトソースするのも1つの手段です。

 

③できないと思っているのであれば、諦めるかもしくは既にできている人に相談にのってもらうのがいいです。

諦められるのであれば、残念ながらその程度ですし、

諦められないのであれば、人の頭を使わせてもらったほうが視野も広がりますし、達成確率は格段に上がります広がります。

 

できると思えばできますし、できないと思えばできません。

本気でやりたければ、できる理由を探しましょう。

 

プロとアマの違いがモチベーションの分かれ目

プロフェッショナルはモチベーションといった言葉を使いません。

例えば、イチロー選手や本田圭佑選手のように、一流のプロフェッショナルはトップの座についても、さらなる高みを目指し続ける人が多いです。

そして彼らの職業観には必ず「誇り」というキーワードが出てきます。

自分の仕事に誇りを持っているのです。

 

来てくれるお客さんや応援してくれるサポーターのためにも、プレッシャーと闘いながら自分を磨いています。

そんな彼らがモチベーションという言葉を使うのを想像できるでしょうか。

 

今取り組んでいる仕事に誇りを持てているか。

世の中が本当に求めているものを提供し続けているか。

高い仕事観を持てているか。

 

プロフェッショナルかどうかは、雇用形態や業種業態に関係しません。

モチベーションの話をしているということは、どの業界だったとしても自分からアマチュアであると言っているのと同じです。

 

まとめ

今回はモチベーションについての記事でした。

成人してからは多くの場合は仕事の場面でモチベーションという単語を使っていると思いますが、大事なのは目の前の仕事にワクワクしているかどうかです。

 

どんな仕事であったとしても、自分の仕事に誇りを持てている大人ってカッコイイですよね。

仕事にモチベーションは必要ありません。

やらされる仕事ではなく、やる仕事。

追われる仕事ではなく、追う仕事。

 

目の前の仕事にワクワクできているかが大事です。

自分の生きたい生き方ができていますか?

 

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