何か初心者向けのオススメの本とかないかな~
読書の価値って知ってしまうと読まずにはいられなくなってしまうんですけど、最初の取っ掛かりがないとなかなか本を読むことが習慣にならないですし、まず何から読むかで迷ってしまいますよね。
折角忙しいなか読書はしてみたけれども、退屈な本を選んでしまって挫折するというのは避けたいところ。
今回は、読書初心者が本を選ぶときのポイントと、最初に読みやすい本の紹介です。
目次
読書初心者の本の選び方の3つのポイント
読書を頑張ろうと思っても、これだけたくさん出版されていると、どの本から読んだらいいのか迷ってしまいますよね。
2017年だけでも新刊が7万3057点出版されたそうです。
数ある本の中から初心者が本を選ぶときのポイントを3つ紹介します。
ポイント1.レビュー評価が高い本
一番確実なのがレビューの評価が高い本を選ぶことです。
多くの人が良いと思っているものは良書が多いです。
Amazonなどのショッピングサイトのレビューを参考にするといいでしょう。
後ほど紹介する本ですが、これは「手紙屋」という本のレビュー評価。
Amazonで星4.5の136件のレビューが投稿されていて高評価です。
注意点としては星の数とレビュー件数の2つが高いこと。
極稀にですが、一部の人がわざと高評価をしてそれを見た人の購入を促すステルスマーケティング(消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすること)をされていることがあるので、レビュー件数が少ないときは少し注意が必要です。
星の数とレビュー件数の両方が高い場合はハズレではないと考えて大丈夫でしょう。
興味のあるジャンルでレビュー評価の高い本はオススメです。
ポイント2.映画化・ドラマ化された本
ベストセラーになった本は映画化されることがあります。
原作を読んだことはないけれども映画は観たことがあるっていうパターンは多いのではないでしょうか。
映画化される本というのは商業的に利益が出る見込みがあるから映画化されます。
つまりは、一般受けする可能性が高いということ。
その原作は面白い可能性が高いです。
もし映画化された本で気になるものがあれば原作を読んでみるのもいいでしょう。
ポイント3.名著
少しハードルが上がるかもしれませんが、名著と呼ばれるものもオススメです。
発行されてから時間が経っても読み続けられているということは、時代に影響されない本質的なことが書かれています。
中には文体が少し古かったりして読みづらいことがあるかもしれませんが、読むだけの価値は間違いなくあるでしょう。
名著がオススメなもう一つの理由として、世代を超えてコミュニケーションにつながる可能性があるということです。
デール・カーネギーの「人を動かす」は初版が1937年と一世紀近く前ですが、ビジネスマンには今でも世代を問わず愛されています。
上司や部下でも読んでいる人は多いと思うので、共通の話題になります。
補足:名作が読書嫌いを生む!?
マンガは好きだけれども本はちょっと苦手という人もいるのではないでしょうか?
小さい頃から活字に慣れていれば抵抗はないかもしれませんが、学校の教科書に出てくる文学は退屈なものも実際に多いです。
私が新入社員当時の話ですが、尊敬している一つ上の先輩が教養の幅を広げるために読書をしていると聞いて、その時はドストエフスキーの「罪と罰」を読んでるとのことでした。
タイトルぐらいは学校の授業で歴史に残る名作と聞いていたので、物は試しにと読んでみることにしました。
これが結構エグくて、全てのページに余白がないぐらいにびっしりと文字が詰まっていて、上下巻で1,000ページぐらいあります。
内容としては、正義感の強い青年が強欲な老婆からお金をくすねて有効に使うつもりで老婆宅に盗みに入るのですが、盗みの現場を見られて殺害してしまい、その罪の意識と葛藤が800ページぐらい書かれています。
ロシア文学って曇りの日が多いのと気候が寒いせいかトーンが暗いです。
途中で読むのをやめるのも悔しかったので最後まで読みましたが、その反動で暫く読書から遠ざかってしまいました。
教科書で聞いたことがあるような名作は歴史的な価値が高いので教養として読んでおいたほうがいいと思いますが、初心者が読むにはハードルが高いものが多い気がします。
何から読むの?オススメ本を3冊紹介
3つのポイントに沿って選べば大きく外すことはないと思います。
ここでは参考までに、私が読者初心者にオススメしたい3冊を紹介します。
全てストーリー調なので、飽きずに最後まで楽しく読めると思いますし、きっとたくさんの気づきが得られます。
1.「手紙屋」 / 喜多川泰(きたがわやすし) (著)
就職活動に出遅れ、将来に思い悩む、大学4年の主人公が「手紙屋」との10通の手紙のやり取りを通して、働くことの意味や人生について気づきを得ていく物語です。
涙もろい人は間違いなく泣いてしまう感動のストーリーです。私も泣きました(笑)
社会人になってから私は読みましたが、働くことについての価値観がガラッと変わって、もし学生の頃に読んでいたら就職先は変わっていたと思います。
友人に勧めてみたら今のところ全員から教えてくれてありがとうと言われている良書です。
2.夢をかなえるゾウ/ 水野敬也 (著)
200万部を突破したベストセラーで、ドラマ化もされました。
平凡なサラリーマンの前に、突然現れたガネーシャというゾウの姿をした神様。
「今からワシが出す簡単な課題さえこなしていけば、お前は確実に成功する」
主人公とガネーシャの漫才のような掛け合いを通して、主人公が自己実現させていく姿が描かれています。
靴を揃えたり、トイレを掃除したり、日常の当たり前のことがなかなか案外できていないものですが、そういったところからガネーシャに指摘される主人公が成長していく姿に親しみがわいて読みやすくオススメです。
3.営業の魔法 / 中村 信仁 (著)
営業についての本ですが、営業スキルはコミュニケーションスキルなので営業職ではない人でも日常で使える考え方やテクニックなのでオススメの一冊です。
ダメ営業マンの主人公が魔法を使っているかのように契約をまとめていくスーパー営業マンと出会い、12個の営業の魔法を伝授してもらうことを通して成長していく物語。
テクニック的なものも書かれてはいるのですが、それよりも人として大事なことをこの本から色々教えてもらった気がします。
大切なのは継続すること
素敵な本に出会えたら読書は継続できると思います。
とはいえ日々の仕事が忙しいとつい後回しになってしまいがちな読書。
なぜかというと本を読まなくても今より状況が悪くなることはないからで、それよりも直近で緊急性の高いものに先に手を出してしまいます。
けれども、本を読まないということは気付かないうちに実は損をしていることがあります。
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読書はなぜ必要?読まないと知らないうちに損している本の魅力
もし忙しくてなかなか読書が進まない場合は次の記事を参考にしてみてください。
読書を習慣にすることで忙しくても本を読み進められる方法を紹介しています。
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【読書をする時間がない】読書が進まないときはif-thenルールで読書量アップ
いい本に出会いたかったら多読が確実
私が新卒社会人の頃は月に一冊ぐらいの読書量でしたが、最近では月に15~20冊ぐらいは読むようになりました。
ある程度の量を読むようになってわかったのは、いい本に出会いたければ多読することが確実ということ。
一冊一冊それぞれに気付きがありますが、何度も読みたいと思える本はその中の一部です。
人によって感性が違いますし、読むタイミングによっても感じ方が違います。
このタイミングで読むから響く内容というものがありますし。
そのためにも日頃から読書を習慣にして量を読むことが大切で、それによって仕事がスムーズに進むようになったり人間としての幅も出てきます。
ちなみに、まとまった量の読書をするならAmazonの読み放題サービス「Kindle Unlimited」がコスパ最強でオススメ。
正直知らないと損してるというレベルなので、是非見てみてください。
月額980円で対象の本が読み放題なので、月に一冊以上読む人はお得ですね。