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優柔不断を克服|決められなかった私が即断即決できるようになった方法

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優柔不断でなかなか決められない…

そういった悩みをお持ちではありませんか?

そこでこの記事では、なかなか決められないといったお悩みを、優柔不断を克服した自分の経験から解決します。

具体的には次の順番にご紹介していきます。

  • 10秒できめるようにする
  • ワクワクするほうを選ぶ
  • 最初に思いついたほうを優先する
  • 絶対に正しい選択はできない

3分くらいで読めるので、優柔不断に課題を感じている人は、まずはご一読を!

ステップ1:10秒で決める

標識

ソフトバンクの孫正義さんも実践しているファースチェス理論というものがあります。

ある実験で、プロのチェスプレイヤーにチェスの盤面を見せて、「5秒で次の手を決めてもらった場合」と、「30分かけてじっくり決めてもらった場合」とでは、86%一致するという結果がでました。

孫さんが「10秒考えれば十分」という言葉の裏には、こういった理由があります。

直感を信じて決断するわけですが、直感というのは過去の自分の経験というデーターベースから導き出した最適な選択。妥当性が相当高いわけですね。

迷ったときは「最長で10秒で決める」と決めておきましょう。

ステップ2:ワクワクしたほうを選ぶ

少年

10秒以内にさっと決めてしまっても、30分じっくり考えて決めても、多くの場合は同じ選択肢を選ぶことになります。

そのため、10秒以内に決めてしまったほうがいいわけですが、とはいえ決め慣れるまでは決めきれないといったこともあると思います。

そういったときには、ワクワクしたほうを選ぶようにしたらいいでしょう。

「努力は夢中に勝てない」というように、本人が楽しんでいる状態が一番パフォーマンスが高くなります。

子供たちのゲームの成長速度が速かったりするのは、純粋に楽しんでいるから。

決断に迷ったときはワクワクしたほうを選びましょう。

ワクワクしないほうを選ぶよりも、ワクワクしたほうを選んだほうが、結果としてうまくいきやすいです。

ステップ3:最初に思いついたほうを優先する

手帳

10秒以内に決めるようにして、それでも決められなかったらワクワクしたほうを選んだらいいのですが、それでも決められない場合についてです。

何かを試したときに、だいたい最初に取り組んだものが良かったという経験はないですか?

私の場合、撮影の仕事をしていると、最初に撮ってみて何か気に入らないから何度か撮り直してみたけれども、結局一番最初に撮ったものが一番良かったということがよくあります。

アイデア出しなどでも、頭をひねってたくさんアイデアを考えたとしても、最初に考えたアイデアが一番冴えていたということが多いです。

経験則になりますが、最初に思いついたものが結果的に一番良いということが多いんですよね。

もし決めきれない場合は、機械的に一番始めに思いついたものを選ぶようにしてみてください。

100%正しい決断は不可能

人は間違った決断をしたくないので、正しい決断をしたいというのが根底にあります。

けれども、事実として、100%正しい決断はできないという前提があります。

「人生万事塞翁(さいおう)が馬」っていいますよね。復習がてら塞翁が馬の由来のエピソードは次のようになっています。

国境のとりでの近くに、運命判断など占いの術に長けた老人の一家がありました。ある日飼っていた馬がなぜか突然国境の外、胡人(北方の異民族)の住むあたりに逃げていってしまいました。人々が見舞いにやってくるとこの老人は

「今度のことは福を呼び込んでくれるかもしれんよ」と言います。

それから何か月かして、この逃げた馬がなんと胡人の飼っている立派な馬を何頭か引き連れて戻ってきました。人々がまたやってきて「良かった良かった」と祝福すると老人は

「これは災いをもたらすかもしれんよ」と言います。

この老人の家では良馬をたくさん飼っていたのですが、ある日老人の息子が馬から落ち足の骨を折ってしまいました。人々が見舞いにやってくるとこの老人は

「今度のことは良いことかもしれんよ」と言います。それから一年が過ぎ、胡人が大挙して国境を越えて侵入してきたので、体の頑健な男子はみな兵隊にとられてしまいました。彼らの多くはこの国境のあたりで戦死しましたが、老人の息子は足を悪くしていたため徴兵を免れ、親子ともども命拾いしたということです。

この物語が故事成語「塞翁が馬」となりました。

引用:中国語スクリプト

「ラッキー」って思っても、後になってみたら実はラッキーではなかったり、「あー、何てついてないんだろう…」と思っても実はそうでもなかったということですね。

宝くじが当たるとラッキーですが、その後に自己破産をしている人が多いことを考えると、宝くじが当たらないほうが良かったと思っている当選者もいるのではないでしょうか。

何かを決断したときも同じで、正しい決断をしたと思っても実はそうでなかったり、間違った決断をしたと思っても実は後になって良い決断をしたと思うかもしれません。

DeNAの南場さんが著書で次のように書いています。

選んだ選択肢を正しくする

引用:不格好経営(南場智子 著)

正しい選択肢を選ぶのではなく、選んだ選択肢を正しくなるように主体的に行動するということですね。

選んだものが正しいかどうかを祈ると博打と一緒。むしろ選んでからが始まりではないでしょうか。

決められないときはまずは決めてしまって、それが正しくなるように行動するわけですね。

まとめ:直感を信じて決める

この記事では次のことを書きました。

  • 「直感で決断」しても「じっくり考えて決断」しても、結果はあまり変わらないので、「最長で10秒で決める」
  • ワクワクしたほうを選んだほうがうまくいきやすい
  • 最初に思いついたほうを選んだほうが良い結果になることが多い
  • 絶対に正しいという決断はできないので、決断してからどう動くかのほうが大事

いくら考えてもそれは予想なので、どうしても実際の結果とは差が出てしまいます。

レストランで何を食べるかを悩んでも、実際に食べてみないと本当のところはわからないわけです。

それだったら、直感を信じてササッと決めてしまったほうがいいわけですね。

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