という疑問をお持ちではありませんか?
そこでこの記事では、転勤したくないというお悩みを、2,500人に働き方のコーチングをしてきた観点から書きます。
具体的には次の順番にご紹介していきます。
- 自分の人生の舵を会社に握らせない。自分で握って後悔しない人生を。
- 会社に依存すると自分で決められなくなる。自立して生きることが大切。
4分くらいで読めますし、会社に勤めていると転勤する可能性はあるので、まずはご一読を!
自分の人生の舵は自分で握る
究極的に大事なことは、「自分の人生の舵を他人に握らせてはいけない」ということです。
転勤を命じられてイヤイヤ転勤するというのは、会社に人生の舵を握られている状態。自分の人生を会社にコントロールされていることですよね。
会社をクビになったら、お給料がもらえなくて生活できないということがあるかもしれません。家族を養っていたり、家のローンがあったりしたらなおさらですよね。
そういった事情があって会社の命令に従うしかないといった状況はあるかもしれませんが、基本的なスタンスとして、自分の人生の舵は自分で握るという姿勢が大事です。
そうしなければ自分の意志に反して生きることになるので、自分らしい人生でなくなってしまいます。
死ぬ間際の人たちに「人生で後悔していること」を聞くと出てくるトップ5が次のものです。
- 自分に正直な人生を生きればよかった
- 働きすぎなければよかった
- 思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
- 友人と連絡をとりつづければよかった
- もっと幸せを求めればよかった
後悔しない生き方をするには、自分の心にもう少し素直になることが大切です。
会社に依存せずに自立して生きる
自分の人生の舵を自分で握るためには自立することが必要になってきます。
転勤を拒否する選択権は従業員にはない
辞令を拒否すると懲戒免職の覚悟はしておく
転勤の辞令が出た場合、残念ながら拒否することはできません。拒否すると最悪の場合クビになります。
辞令というのは「業務命令」なので、従業員は従わなければいけません。会社には業務命令権があるからです。労働契約書や就業規則などが事前に渡されていると思いますが、その中に「業務命令に従うこと」と明記されているはずです。
もし転勤の辞令を拒否したら業務命令違反となります。クビになる可能性があるということですね。
辞令が出る前に内示のタイミングで意志を伝えておこう
転勤までの流れとして、「辞令」の前に「内示」が出ます。「内示」というのは、いきなり業務命令である辞令を出すと本人もびっくりしてしまうので、本人のために早目に知らせてあげることを目的としています。
内示は、正式な辞令が出る1ヶ月ぐらい前に、口頭や文章で通知されます。
内示の段階であれば、ちゃんとした理由があれば転勤を断ることができるかもしれません。
転勤拒否を認められる理由としては次のようなものです。
- 介護が必要な親であったり乳幼児がいて、本人しか面倒を見れない
- 本人が病気を抱えていて、転院できなかったり、転勤先で職務が遂行できない
- 雇用契約書で職種や勤務地が限定されている
- 会社が不当なリストラや「嫌がらせ」のためなど、権利を濫用している
ただし、必ず転勤拒否が通るわけではありません。日本では、会社の人事権について寛容なので、従業員側に相応の理由がなければ会社は異動拒否に応じる必要はないということになっています。
日頃から上司とコミュニケーションを取っておく
転勤の内示や辞令が出ないようにするためにも、あらかじめ上司としっかりとコミュニケーションを取っておきましょう。
自分の希望や家庭の事情など、日頃からコミュニケーションを取っておいたり面談のときに伝えるなどをしておくと効果的。
良好な関係を築いていれば、転勤しないよう配慮してくれるかもしれません。
自分で選択できるようになっておく
今の会社をクビにされてしまうと致命的といった状況だと、転勤を受け入れるしかないので選択肢を持てていないことになります。自分から強気な選択ができるようになっておくことが大切です。
会社に必要な人材になる
会社にとってなくてはならない存在になっておきましょう。辞めては困る存在になっておけば無理な人事異動にあう機会は減ります。
そのためにも自分ならではの強みを持っていたり、主体的に仕事に取り組んでポジションを取りに行くことが有効です。
受け身の姿勢で取り組んでいると替えのきく存在になりやすいので、積極的に仕事に取り組むことが大事です。
転職できる人材になる
転職市場で高い価値を認められたら、転勤の辞令が出たとしても転職という選択を取ることができます。
事前にどれぐらいの年収で転職できるか診断しておくといいでしょう。
副業(複業)でクビになっても大丈夫なようになる
副業を解禁している会社も多くなってきました。
従業員に社外で経験を積んで視野を広くしてもらうという狙いもありますが、会社が収入を保証できないので自分たちで稼いでくださいという意図もあります。
会社はいつ潰れてもおかしくないので、収入の柱を会社からの給料以外にも持っておいたほうが何かと安心です。
ある程度の金額を副業で稼ぐことができていれば、会社から転勤の辞令が出ても、転勤以外の複数の選択肢を持つことができます。
まとめ:転勤の辞令を受け入れることが全てではない
この記事では次のことを書きました。
- 自分の人生の舵は自分で握る
- 転職の辞令が出たら、拒否するかクビになるかの2択
- 辞令が出る前の内示の時点で拒否すると、転勤しなくてもいいかもしれない
- 日頃から、上司に自分の希望と状況を伝えておくと配慮してもらいやすい
- 会社になくてはならない存在になる
- 転職したらどれぐらいの年収になるかを診断しておく
- 副業(複業)で稼げるようになっておくと選択肢が増える
転勤の内示や辞令は突然やってくるかもしれません。ちゃんと理由がない限りは断ることはできないですし、断るとクビになる可能性もあります。
かといって、転勤をイヤイヤ受け入れるとなると、自分の人生の舵を会社に握られているといった状態。自分らしい人生を生きるためには自分で舵を握ることが大切です。
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