職場や所属している組織で、衝突しないで仲よくすることを望む人は多いと思います。
けれども、摩擦がない組織は成長しないばかりか停滞や衰退を引き起こすんです。
そこでこの記事では、成長する組織が仲良しでいられない理由について書きます。
2分くらいで読めますし、まずはご一読を!
仕事に対する基本スタンスは一致しているか?
組織に属しているメンバーたちの仕事に対する取り組み方によっては自然と摩擦が生まれます。
成長している組織は「より良いモノを作る」を基本スタンスに仕事をしている人が多い気がします。
「より良いモノを作る」ために、もっと良くするためにはメンバー同士で意見を戦わせますし、ふざけた仕事をしていたらちゃんと指摘するんですね。
衝突したいわけではないのですが、「より良いモノを作る」ためには見過ごせないことがあるんです。
摩擦があるから熱が生まれて、熱が入るから仕事も楽しくなっていきます。
逆に基本スタンスが「みんなで仲良く仕事をする」という組織だと、「より良いモノを作る」よりもケンカしないことのほうが優先順位が高くなります。
その結果、摩擦が起きない代わりに仕事そのものに対するこだわりが弱くなってしまうんですね。
同じ人間がいないということは?
そもそも同じ人間は世の中にいませんよね。
人はそれぞれ違うということは、全く同じ意見を持つ人はいないということです。
あることでは同意できても、別のことでは同意できないことは普通のことなんで。
仕事をしていたら意見が違うことが出てくることは当たり前。
世の中に正解はないのでやってみないとわからないことが多いんです。
やる前から相手の顔色を伺って自分の意見を取り下げるようなことばかりしているメンバーが組織に蔓延すると成長することは難しいでしょう。
仲がいいとは?
そもそも仲がいいということはどういうことでしょうか?
次の2つのパターンがあるでしょう。
- 衝突することを避けて仲よくする
- 衝突しても仲がいい
1つ目は表面上は仲がいいのですが、何かの拍子でケンカすると一気に険悪なムードになって切れてしまうことことがあります。
世の中の仲がいいパターンの多くはこのパターンではないでしょうか。
2つ目はお互いの意見や方向性の違いでぶつかるけるけれども、お互いの人間性を否定しているわけではないので仲よくいられるパターンですね。
本気で取り組んでいれば必ず摩擦は起きますし、本気だからこそお互いを理解できるんでしょう。
まとめ
この記事では、成長する組織が仲良しでいられない理由について書きました。
所属している組織に集まる人が、どういったスタンスで集まってきているかで成長の速度や摩擦の起きやすさが決まってきます。
成長する組織のメンバーは、「より良いモノを作る」ことを大切にしているので討論しますし、ときには相手の意見を否定することもあります。
結果として摩擦が生まれて熱が生まれて勢いのある組織になるわけですね。
一緒に戦った戦友とはプロジェクトが解散した後でも仲がいいですし、本当の意味での仲のよさは腹を割ってどれだけぶつかったかが大きいわけです。