仕事でのミスって慣れないですよね。慣れていいものでもないですが。
落ち込んでも仕方ないと思いつつも、やっぱり落ち込んでしまう時ってあると思います。落ち込むだけならいいのですが、それを引っ張ると仕事に支障をきたしてしまうことになりかねません。
この記事では、落ち込んだときにどのように対処するかについてです。
落ち込むのは当たり前
仕事には失敗はつきもの。どれだけデキるビジネスマンでも失敗をしたことのない人はもちろんいないわけです。
失敗した時は多かれ少なかれ全員が落ち込みます。落ち込むのは当たり前。
落ち込んでからどう対処するかが人によって違ってきます。
気持ちの立て直しを早くすることが大切
当然ですが落ち込んでいても、何も始まらないですし何も生産しませんよね。気持ちを整理して立ち直れるかどうかは別にして、いつまでも落ち込んでいることは無駄なわけです。
秒で立ち直る人もいれば、ずっと引きずってしまう人もいます。
ポイントは、気持ちにケリを付けてサッと立ち直ることを意識すること。落ち込むことは仕方がないので、落ち込み続けないことが大切です。
落ち込んでいるのを気の向くままに任せていると延々と引きずったり、こじらせて悪化することがあるので要注意です。
気持ちを立て直す3つの方法
ずっと落ち込みたくて落ち込んでいる人はいないと思うので、問題なのはどうやったら落ち込んでいるのを抜け出せるかの対処方法がわからないことですよね。
ここでは3つの方法を紹介します。
方法1:解釈を変える
事実は1つ解釈は無限大
起きている事実は1つ。それに対して喜んだり怒ったり悲しんだりするのは、それぞれがどう解釈するかです。
例えば、「上司から叱られた」という1つの事実に対して、「上司は自分のことを思って叱ってくれた」と解釈することもできれば、「上司は自分のことを煙たく思っている」と解釈することもできます。
「給料が20万円」という1つの事実に対して、「全然実力がないのにこれだけ貰えるなんてありがたいことだ」と解釈することもできれば、「こき使われてたったこれだけか…」と解釈することもできます。
目の前の1つの事実に対してどういった解釈を加えるか。解釈が上手な人はポジティブに、解釈が下手な人はネガティブに捉える傾向があります。
ネガティブ解釈をポジティブ解釈に書き換える
ミスしたことは仕方がないので、起きたことをどう捉えるかが大切です。
落ち込んでいるということはネガティブな解釈をしているのでしょう。
- 「ミスしてしまった」→「周囲に迷惑をかけてしまった…自分は駄目だな…」
- 「ミスしてしまった」→「自分ってなんて仕事ができないんだろう…」
- 「ミスしてしまった」→「チャンスを棒に振った…査定にも響くだろうな…」
落ち込みがちな人はネガティブに捉えることが癖になってしまっています。これをポジティブに解釈するようにします。
- 「ミスしてしまった」→「周りがフォローしてくれた。同僚に恵まれている!」
- 「ミスしてしまった」→「自分の足りない部分に気づくことができた!」
- 「ミスしてしまった」→「まだまだ成長の余地がある!」
モノゴトには色んな側面があります。自分に取って都合の良い面に注目するようにしましょう。
ポジティブ解釈にするコツ
ポジティブに解釈するには特別な才能は必要なくて、意識的に訓練することで上手に解釈ができるようになります。
とはいえ、ネガティブ解釈が癖になっているのに、ポジティブ解釈を加えようとしてもなかなか上手くいかないかもしれません。そんなときに効果的な1つのテクニックを紹介します。
それは「事実」のあとに「良かった!なぜなら」と付け加えるといったもの。
例えば次のような感じです。
- 上司に叱られた。良かった!なぜなら、自分に足りないところをフィードバックしてもらえたから。
- 彼女に振られた。良かった!なぜなら、もっと素敵な人と出会えるチャンスだ。
- 風邪を引いた。良かった!なぜなら、普段忙しく動いていたからゆっくりしよう。
「事実」のあとに「良かった!なぜなら」を付け加えると、「事実」が起きたポジティブな理由を勝手に考えるようになるので、ポジティブ解釈の練習にこのコツを使ってみてください。
方法2:とことん落ち込む
中途半端にダラダラ落ち込むよりも、振り切ってとことん落ち込むとリバウンドで調子が戻りやすくなります。
例えば、「今日はもう割り切って落ち込む!」と決めたらその日は思いっきり落ち込んでください。
部屋にこもってネガティブモードに入ってもいいですし、友人にお願いしてその日だけは愚痴を聞いてもらってもいいでしょう。
決めた期限までは思いっきり落ち込んで、期限が過ぎたらスパッと気持ちを切り替えると決めるとメリハリがついて上手くいきます。
方法3:元気なふりをする
即効性があってかなり使えるテクニックが「元気なふりをする」というもの。
「落ち込んでいるときに元気なふりなんかできない!」と思うかもしれませんが、落ち込んでいるからこそ元気なふりをすることが大切です。
アメリカの心理学者のウィリアム・ジェームズの言葉に次のようなものがあります。
楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ。
引用:ウィリアム・ジェームズ
まさにその通りで、行動が感情に与える影響は大きくて、部屋にこもって体を動かさないでいるよりも、外に出て体を動かしたほうが快活になれます。
落ち込んでいるときに、嘘でもいいので思いっきり一分ぐらい大声で笑ってみてください。不思議と心が軽くなります。
落ち込んでいるときにそのまま元気がない状態でいると落ち込んだままですが、そんなときにちょっと頑張って元気なふりをしてみてください。この方法は思ったより効果があって、落ち込んだままでいるより断然気持ちが前向きになります。
このあたりは次の記事にまとめているので、もし興味があればご覧ください。
まとめ:落ち込んだら放置しないことが大事
仕事にミスはつきものですし、ミスしたら落ち込むのは当たり前。
けれども、落ち込んだままにしても良いことは全くないので、早々に立ち直る方向に舵を切りたいですよね。
放置するとこじらせて悪化する可能性もあるので、意識的に切り替えることが大切です。
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