少し前までは終身雇用で一つの会社で働き続けるのが当たり前でしたが、今は何回か転職してキャリアを形成していくのが普通になってきました。
辞めていく人もいれば新しく入ってくる人もいるわけで、できれば今後伸びそうな人を採用したいところ。
そうじゃないと時間はかけているけれども、思ったほど新人が育っていない…なんてことになります。
今回は新人が伸びるかどうかを簡単に見極める方法についてです。
誰でもできる仕事をさせてみる
簡単だけれども地味な仕事をさせてみると、その人の仕事に対する姿勢が見えてきます。
例えば、トイレ掃除とかがいいですよね。誰でもやったことがあるけれども、あまり人がやりたがらない仕事なんで。
トイレ掃除をさせてみて、気合の入ったトイレ掃除であれば伸びていく可能性が高いです。逆に、適当で汚れの残ったトイレ掃除だったら要注意。
マーケティングやブランディングや企画やなんやら、華のありそうな仕事はやってみたい仕事として人気がありますが、どんな仕事でもやってみると泥臭いものです。
大きな夢や目標を持つことは大切ですが、目の前の地道な作業をコツコツすることも大切。
遠くのカッコイイことに目が行きがちですが、トイレ掃除のように誰でもできることを丁寧にできるかどうかです。
そういったことを適当にする人だと、一緒に仕事をしていても人が見ていなければ手を抜いたりするものです。
反応力
人から何か依頼されると、多くの人が自分に損か得かを考えてから動きます。そうすると返事の反応が遅れます。
依頼するほうはそういったところをよく見ていて、反応がいい人にはどんどんチャンスを振っていきます。損得なしに相手の役に立とうとしている人には機会をあげたくなりますよね。
逆に、損か得かを頭の中で考えて反応が遅い人には、それ相応の対応をします。
そもそも、仕事ができない新人の頃に自分の少ない経験の中で損得を考えることに無理があります。
与えられた仕事には何か意味があると思って、全力で取り組む姿勢が大切。
返事が速かったり、仕事に前のめりだったりすると、伸びそうな気配がありますよね。
まとめ
今回は、新人が伸びるかどうかを簡単に見極める方法についてでした。
誰でもできる仕事を丁寧にするかであったり、反応するチカラであったり、ちょっとしたところでその人が伸びるかどうか予想できます。
もちろん関わり方で伸ばすことはできますが、組織で一番大切なのは人であり、しかも新人教育にはコストがかかるので出来るだけダイヤの原石を採りたいところですね。