今年も残りわずか。もうすぐ新しい一年が始まりますね。
新年になると新しい目標を立てて、「今年は毎日必ず○○をする」と決意を新たにする人も多いのではないでしょうか?
普通は、将来を思い描いてワクワクした状態で目標を立てるときが一番熱量が高いタイミング。
そしてだんだんと熱量は冷めていって、3日坊主で固い決意が終わった経験は誰にでもあると思います。
イチロー選手が長い野球人生の中で一番誇れる努力したものとは、高校生時代に毎日欠かさずに行っていた10分間の素振りだそうです。
日々の積み重ねが大事と言われるように、つまりは習慣化させることが大きな成果を上げることにつながります。
習慣化させるためにもまずは習慣化のメリットを把握しておいたほうが続けるモチベーションにもなるので、今回は、習慣にすることで得られる4つのメリットについてです。
メリット①労力が最小化される
習慣化された行動は大きなエネルギーを使うことなく実行できますが、習慣化される前の最初の頃は大きなエネルギーが必要となります。
イメージとしては、車の走り出しの一速(ローギア)はガソリンを多く使いスピードもあまり出ませんが、四速(トップギア)になるとガソリンの消費量を抑えて高速で運転できるような感じです。
習慣化される前は大変ですが、習慣化されると四速(トップギア)で走っているようなもの。
習慣化されると労力を大きく抑えることができます。
早起きも最初は大変ですが、習慣化してしまえば普通に起きられますよね。
習慣は、すでにすると決めていることだから、わざわざ決断する必要がありません。
決断という行為がなくなることでスムーズに実行することができます。
メリット②質と速度が上がる
習慣化されるということは「型」が手に入るということです。
歯磨きをどのようにするかというのも「型」。
「型」があれば質と速度を上げることができます。
例えば、あなたが『たい焼き』を焼くとしたら、どうやって作りますか?
ホットプレートでウロコを楊枝で細工して作ることもできると思いますが、
時間と出来上がりを考えれば「型」を使った方が断然キレイにできますよね。
「型」を使うというのは、速度と質を上げることに有効です。
メリット③着実に成果が出る
三日坊主で終わる人もいれば、日々の積み重ねで大きな成果を出す人もいます。
習慣化されているということは日々の積み重ねができているということ。
「天才!」という本の中で紹介されている「一万時間の法則」というものがあります。
どんな分野でも、だいたい一万時間ほど継続してそれに取り組んだ人は、その分野のエクスパートになるという経験則です。
「一万時間」というのはあくまで目安で、取り組むジャンルやPDCAの回し方で必要とされる時間は違ってきますが、まとまった時間を投下すれば大きな成果が得られるということ。
やったりやらなかったりだと、なかなか一万時間に到達しませんが、習慣化することで着実に一万時間に近づいていきます。
千里の道も一歩からですね。
メリット④自信が持てるようになる
最後は自信を持てるということです。
自分を持つためには、自分を信じられる根拠があるかどうかが大きいです。
習慣化して日々積み重ねていくと、それが自分を信じる根拠になります。
「これだけやったんだから大丈夫!」といった自信。
例えば高校野球でも、3日間努力したバッターと、3年間毎日努力したバッターとでは、積み上げたものが全く違います。
自信も当然違ってきますよね。
何かをするにあたってセルフイメージが結果に大きく影響を与えます。
「自分にできるだろうか?」と半信半疑で取り組んでいるより、「自分はできる」と信じて取り組んでいる人だと、信じている人のほうが大きな成果が出やすいです。
自信を持っているということは、大きな成果を出すために大切な要素。
そしてそれは習慣化することで得られます。
まとめ
今回は、習慣にすることで得られる4つのメリットについてでした。
小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。
引用:イチロー
習慣で得られる効果は大きく、何かを成し遂げるためにはいかに習慣化させるかと言っても過言ではありません。
大きな成果と言わないまでも、習慣化させると時間も労力も抑えることができるので省エネにもなります。
長い人生の早い時点で良い習慣を手に入れられると、その後の人生にも大きな影響が出てきます。