自己成長

少し損をして生きる。意識のベクトルを外に向ける生き方。

2018年4月23日

少しだけ自分が損をしてみる。

自分から率先してババを引くことが世の中を少し良くする、そんな生き方についてです。

意識のベクトルを外に向ける

普段生活していて、「あれ!?」って思うことってないですか?

例えば、電車を待っていたら割り込みをされたとか。

そういったとき、意識のベクトルがどこを向いているのかで感じ方が変わってきます。

普段は自分に向きがちな意識のベクトル

忙しいときとか、閉塞感があるときって、意識のベクトルが「自分・自分・自分」と内側に向いていることが多いのではないでしょうか?

自分にベクトルが向いている状態

  • 「私がこんなに頑張っているのに、どうしてみんなはわかってくれないんだろう?」
  • 「本当はこうしたほうがいいのに、笑われるかもしれないから提案しないでおこう…」

最初は誰かに喜んでもらいたくて頑張ったり、本当はもっと役に立ちたいと思っているのに、なかなか評価されなかったり上手くいかないことが続くと、いつの間にか意識のベクトルが自分に向いてしまうことってありますよね。

「頑張っている自分を認めてほしい」「人からの目が気になってためらってしまう」

そんなときは「今は意識のベクトルが自分に向いている」と、まずは状況を把握してみてください。

ベクトルを外に向けてみる

意識のベクトルが自分に向いていると思ったときは、少しだけ、「あなた・あなた・あなた」と外にベクトルを向けてみる。

相手にベクトルが向いている状態

  • 「あの人は仕事大変そうだな。少し手伝ってあげよう!」
  • 「あの会社にはこんな提案をしたらもっと面白いことになりそうだから思い切って提案してみよう!」

「自分・自分」に向いてしまったベクトルを、今度は相手に向ける思考性。

そうすると少し視野が広くなって肩の力が抜けたせいか、心が軽くなる感覚になるはずです。

少しだけ自分から損をする

ついつい自分のことを考えてしまうのは仕方のないことですし、当然のことだと思います。

自分が満たされていないのに、他人に優しくすることは難しいことかもしれません。

しかし、自分が満足できるレベルまで満たされることはあるんでしょうか?

人間は欲の生き物なので完全に満たされることはありません。「もっともっと」となりがちです。

周りの人で羨ましいポジションや生活をしている人がいたとしても、その人にはその人のレベルの課題があって、完全に満たされれてはいないと思います。

満たされてから相手に優しくするのではなく、あなたに負担のない範囲で今から今より少しだけ相手に優しくしてみる。

だから、少しだけ自分から損をしてみる。

例えば、自宅の冷蔵庫に「五日後に賞味期限が切れる牛乳」と「七日後に賞味期限が切れる牛乳」があった場合、どちらを先に飲みますか?

おそらく、五日後に賞味期限の牛乳を飲むと思います。

かたや、スーパーで「五日後に賞味期限が切れる牛乳」と「七日後に賞味期限が切れる牛乳」があった場合、どちらを購入しますか?

おそらく、七日後に賞味期限が切れる牛乳を購入されると思います。

どうせ買うなら、賞味期限まで余裕のある新鮮なほうを購入したいですよね。しかし、購入しなかった五日後に賞味期限が切れる牛乳は廃棄される確率は高くなります。

そんなとき、あえて自分から五日後に賞味期限が切れる牛乳を購入してみる。

自分は少しだけ損をしますが、社会全体としては破棄されるものの確率は下がり、生産者にも利益がより多くまわるようになります。

そういった、自分が少し損な選択をすることで、少しだけ世の中がよくなる。

もっと自分の仕事に余裕ができたら、もっと自分にお金できて生活にゆとりができたら、そのときにもっと周りに優しくしよう。今の日本の多くの人はそんな風に考えている気がします。

だからこそ、この瞬間から、少しだけ他人に優しくしてみる。

意識のベクトルを外に向ける方法

方法1.感謝の気持で心を満たす

満たされていないから人は求めます。
それは、もっと認めてほしいであったり、もっと評価してほしいであったり。

空間が真空状態だと空気が流れ込みます。
気持ちも同じで、満たされていないと何かしらの感情が入ってきます。

それでは、満たされていない部分については何を入れてあげればいいのでしょうか?

満たされていない部分については、日頃お世話になっている人や大切な人への感謝の気持ちで満たしましょう。人の悪いところではなく、良いところ見るようにしましょう。

意識するだけで全然違います。

この一週間で、大切な人にどれだけ感謝の気持ちを伝えられましたか?

方法2.主語を「私たち」に変えてみる

ベクトルが自分に向いているときは主語が「私」になっています。

「どうして『私』だけ…」「『私』は頑張っているのに…」

そういうときに主語を『私たち』にすると意識が変わります。

「私」と「あなた」といったように切り分けて考えると、いつの間にか壁ができてしまっていることがあります。

例えば恋愛でも、最初は「『あなた』を幸せにする」と思って付き合い始めても、自分の思い通りにならなかったら「最近は適当に扱われている気がする。『私』のことを大事にしてくれない…」といった経験は多くの人にあるのではないでしょうか?

「私」と「あなた」を切り分けると、バランスを崩した時に意識のベクトルが自分のほうに向きます。

そうならないためには、壁をつくるのではなく、最初から自分事にしてしまえば楽になります。

具体的には主語を変えます。「『あなた』を幸せにする」から「『私たち』は幸せになる」

自分で全部を背負い込まないで、二人で関係を築いていくアプローチに切り替わるので、意識のベクトルが外に向くようになります。

まとめ

心に余裕がないと、ついつい自分にベクトルを向けてしまいがちです。けれども、自分にベクトルを向けている限り本当の意味で満たされることはありません。

そんなときに相手にベクトルを向けてみる。誰かのために。

そういった生き方をしなければならないわけではありません。しかし、そういった生き方ってちょっとカッコよくないですか?

そんな生き方の提案です。

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