コミュニケーション

たらいの法則。与えれば与えるほど豊かになる。

2019年1月7日

職場の同僚や友人関係でも、何かあったときに周りが積極的に手助けしてくれるような人と、本人が困っていても放置されてしまう人っていませんか?

周りからの援助がもらえる人は普段から積極的に与える行為をしているはずです。

逆に放置される人は普段から自分勝手な行動を取って自分本意の行動を取っているのではないでしょうか。

与えれば与えるほど豊かになる。

今回は、経営の神様と言われた松下幸之助が伝えた「たらいの法則」を紹介します。

たらいの法則

与えれば回り回って返ってくるし、自分だけが得をしようとすると逆に損をするといった法則です。

どういうことかと言うと、水を張った「たらい」をイメージしてみてください。

そこで、たらいの中の水を、両手で手前から向こうに押し出してみてください。

そうすると、押し出した水はたらいの奥にあたって、たらい沿いに手前(自分のところ)に戻ってきますよね。

今度は逆に、たらいの中の水を、両手で奥から手前(自分のところ)に引き寄せてみてください。

水はたらいの手前にあたり、たらいに沿って奥(向こう側)へ流れていきますよね。

これがたらいの法則で、相手に与えようとすると回り回って自分のほうに返ってきますし、自分だけ得をしようとすると脇からどんどん流れ出てしまいます。

「あげる!あげる!」と思っていると戻ってきて、「欲しい!欲しい!」と思っていると逃げていくといった法則です。

返報性の原理

たらいの法則は返報性の原理で説明できます。

人は他人から何らかの恩を受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱きます。

このような心理作用を「返報性の原理」と言います。

例えば、スーパーやデパ地下での試食。

「気になるな~」と思った試食品を店員から直接手渡されると、その味いかんにかかわらず商品を買わなければいけないという気持ちになりませんか?

何かをもらうと返さなければという心理が働きます。

この心理は老若男女や国籍を問わず、人が本能的に持っている心理現象で無意識下で強力に働きます。

返報性の原理については、社会心理学者のロバート・B・チャルディーニさんの「影響力の武器」で詳しく紹介されています。

与えられるより与えなさい

成功法則として「与えられるより与えなさい」といったものがあります。

損得勘定で考えると、もらってないのに与えると手持ちが減ってしまいそうです。

だから多くの人が積極的に与える行動を取らないわけですが、みんなが欲しい欲しいと思っている状態の中で自分から率先して与える側に回るとどうなるでしょうか?

返報性の原理が働くので、与えているうちにどんどん返ってくるようになります。

損か得かを考えて出し惜しみするのではなく、順番としてはまずは与えるところからです。

まとめ

今回は、経営の神様と言われた松下幸之助が伝えた「たらいの法則」を紹介しました。

もっと余裕が出たら与えようと思うことがあるかもしれませんが、人から助けてもらったり与えられてばかりだと状況は大きく変わりません。

順番はまずは与えることから。

与えているから余裕が出たり豊かになれたりします。

 

-コミュニケーション