起床後の白湯は身体に良いと言われていて、実際にモデルの間でも人気の健康法です。
「風邪を引きやすい」
「便秘気味」
「身体がだるい」
「運動不足」
などなど、そういった症状に効果があります。
しかもお湯を沸かすだけなのでコスパも最高。
今回は、誰でも気軽に実践できる白湯の効果と飲み方についてです。
深部体温を上げて脳を活性化
睡眠の質にもよりますが、「もっと寝ていたいな~」と眠気を感じるのはある意味当たり前です。
これは深部体温が影響しています。
ヒトの内蔵の温度は深部体温と呼ばれ、高いほど脳がよく働き、低いほど眠たくなります。
そのため、起床後に頭をスッキリさせるためには深部体温を上昇させるのがポイント。
つまり、温かい飲み物を飲むことで直接内蔵を温めて、深部体温を上げてしまえばいいのです。
そこで登場するのが今回の主役の「白湯」。
ちなみに、起床後に冷たい飲み物は厳禁です。
朝は血圧が急上昇するモーニングサージという現象が起きやすいのです。
実際、脳卒中や心筋梗塞は起床から二時間前後に頻発します。
冷たい飲み物は血管を収縮させ、これらのリスクをアップさせてしまいます。
起床後はまだ胃腸が温まっていない状態。
白湯のように暖かいもののほうが身体に負担がかかりません。
白湯を飲む前に口内をリフレッシュ
白湯を飲む前に口内をキレイにしましょう。
起床後の口内は、すごく汚いです。
睡眠時は唾液が減って口の中で雑菌が繁殖している状態。
起きてすぐに白湯を飲むことは、ウンコ10g分の菌を体内に入れてしまうようなものです。
朝起きたら、まず歯磨きをして口の中をキレイにする。
それから、白湯を飲みましょう。
白湯のつくり方
やかんなどで沸騰させてから冷まして飲みます。
いったん沸騰させた湯を冷ますことで、カルキなどの不純物がとび、口当たりも柔らかくなります。
お湯の温度は50~60度。指を入れて熱いと感じるぐらいが目安です。
白湯を飲む量
コップ一杯(200ml)を飲むようにしましょう。
10~20分かけてゆっくり時間をかけて飲みます。
白湯は普通の水に比べて吸収率が高いので、一気に飲んでしまうと必要以上に吸収されてしまって逆効果。
ちなみに、白湯は一日800mlまでで、飲みすぎるのはNGです。
デトックス効果が高すぎるので、飲みすぎると大切な栄養も流れ出てしまいます。
また、むくみの原因にもなります。
白湯の効果
白湯を飲むことで内臓が温まり、次のような効果が得られます。
1.デトックス効果
不要な老廃物や胃腸に溜まりがちな毒素を排出する効果があります。
内蔵を温めることで、全身の血流やリンパの流れがよくなり、体内の余分な水分が尿としてどんどん排出されます。
そのため、むくみが取れるといった効果も期待できます。
2.便秘予防
内臓が温められることで腸が活発に働くようになり、消化作用を促進して老廃物を便として身体の外に出す働きがあります。
3.体質改善効果
内蔵が温まると免疫力が30%向上します。
免疫力が上がると風邪や花粉症などのアレルギー症状にもなりにくくなります。
風邪知らずの丈夫な身体を手に入れることができるのです。
4.ダイエット効果
白湯を飲むと内臓が温まって、飲んだ直後から全身の血流がよくなります。
体温が1度上がって基礎代謝が10~12%向上。自然と痩せやすい体質になります。
これは毎日5km走るのと同じ効果があります。
5.心も温まる
腸は第二の脳と呼ばれるぐらい大切な場所であり、幸せホルモンのセロトニンがたくさん分泌される場所です。
腸を温めるということは、身体に加えて心も温めてくれることになります。
まとめ
今回は、誰でも気軽に実践できる白湯の効果と飲み方についてでした。
白湯はやかんで水を沸かすだけ。
コスパも高く誰でも簡単に始められる健康法であり美容法です。
いつもより少しだけ早起きして、10分程度かけてゆっくり白湯を飲む。
それだけで心も身体も温かくなります。