お金があったから幸せとは限りませんが、お金はないよりもあったほうがいいですよね。
そう思っている人は多いのではないでしょうか?
読書量が多いほど年収が高いという傾向はデータとして出ています。
この記事は、どうして読書をすると年収が上がるかについてです。
普段は本をあまり読まないけど、収入を上げたいっていう方は、ぜひこの記事をご覧ください。
読書量と収入の関係
年収が高いほど読書量が多いという傾向が出版文化産業振興財団の調査でわかっています。
読書量と収入の関係
1カ月間に読む本の平均冊数と、世帯年収の関係をみたところ、
一ヶ月に最低3冊以上の本を読むのは割合として、
- 最も多いのは、世帯年収が「1500 万以上」の人で40.5%
- 最も少ないのは、世帯年収が「300~500 万未満」の人で 22.6%
一ヶ月に1冊も本を読まないと回答した人が割合として、
- 一番少ないのは、世帯年収が「1500 万以上」の人で 9.5%
- 一番多かったのは、「300~500 万未満」の人で 28.8%
ポイント世帯年収が高いほど読書量が多い傾向がある
「年収が高いと使えるお金も多いから読書量が多いのでは?」といったツッコミがはいりそうですが、本は一冊1,500円程度なので、三冊で5,000円程。
中古本だともっと安いので、お金があるから読書量が増えるというよりも、読書量が年収に影響していると考えるほうが自然でしょう。
お金持ちの習慣
こういった調査は他にもあって、トーマス・コーリー(Thomas C. Corley)がお金持ちと貧しい人たちを対象にどういった習慣の差があるかを5年をかけて調査を行いました。
・お金持ち:年間所得が1760万円以上&資産が3億5千万円以上
・貧しい人々:年間所得が385万円以下&資産55万円以下
※1ドル=110円で計算。
その結果、次のようなことがわかりました。
ポイント
Q.読書を愛してますか?
お金持ちは86%が「YES」
貧しい人々26%が「YES」
- お金持ちは読書が好きだが、好んで読むのはノンフィクション。特に自己成長の本を読んでいる。
- 裕福な人たちは、自分自身を改善することに貪欲である。
- お金持ちの88%が毎日30分以上かけて自己成長のために読書をしているのに対して、貧しい人々は2%しか30分以上読書していない。
ポイント
お金持ちは成長するために自己投資をしています。
読書も娯楽目的ではなく自己成長を目的に読んでいます。
日本の通勤電車ではスマホゲームにハマっている人を多く見かけますし、私も以前は通勤時にパズドラをやってました。。。
息抜きがてらやっていましたが、今思えば時間がもったいなかったな~っと。
お金持ちは通勤時間も無駄にしないで自己成長のために投資をしています。
時間あたりの収入分布図
職業によって一時間あたりに稼いでいる額が違ってきます。
- 100万円:一流の講演家
- 80,000円:マッキンゼーのシニアコンサルタント
- 30,000円:弁護士
- 3,000~5,000円:サラリーマン
- 2,000円:非正規雇用
- 800円:アルバイト
一日24時間は平等に決まっているので、年収をあげようとすると時間単価を上げる必要があります。
800円の時給だと、一日24時間365日不眠不休で働いたとしても700万円程度。
当然現実的ではないので、一日8時間で年間100日ほどお休みを取ったとして年収160万円ぐらい。
頑張っているのに年収が低いというのは、時給単価が低いわけです。
職業に貴賎なしなのでアルバイトだからとか弁護士だからとかの話ではなく、報酬に差があります。
というのも、アルバイトには高度な専門性が期待されておらず、マニュアル以外読まなくても問題なく仕事は回ります。
それに対して、専門性の高い仕事をしている人は一時間あたりに高い付加価値を提供する必要があるので、質の高い情報を手に入れて自己成長するために本を読むことが欠かせないといえるわけです。
時間を手に入れることでお金も手に入る
ところで、人が持っている資産で一番価値のあるものは何でしょうか?
もしかしたら「お金」と答える人がいるかもしれませんが、本当に大切なのは「時間」です。
時間はお金に替えることはできますが、お金は時間に替えられません。
人の寿命は80年ぐらい。時間には限りがあるから貴重なんですね。
この限られた時間にどれだけ付加価値を付けるかで人によって人生の質が変わるわけです。
そのために有効なのが読書です。
今まで一日かかっていた仕事が、本を読んでヒントを手に入れられたら半日で終わるかもしれません。
そうすると、同じ成果が短い時間であげられるので、時間単価が上がるわけです。
そして空いた時間で自己投資をして成長するとより質の高い仕事ができますし、もしくは追加で仕事をすればどんどん年収も上がっていくわけですね。
出版文化産業振興財団の調査によると、一ヶ月に一冊も本を読まない人の読書をしない理由は「仕事、家事、勉強が忙しくて本を読む時間がない」が最も多いそうです。
時間がないから本を読まないというのはもっともな理由のようですが、実際は本をまないから時間がないわけですね。
お金持ちが好きなのはレバレッジ
お金持ちの好きな言葉が「レバレッジ」。
レバレッジというのはテコの原理のことで、少ないチカラで大きな成果を出すことです。
いかにレバレッジをかけて大きな成果を出すかにお金持ちは頭を使っています。
そしてお金持ちが好きなのが読書でしたね。
本には著者の貴重な知識や経験が惜しげもなく書かれています。
もし自分が本を出版するとなったら自分の体験で得たエッセンスを書くのではないでしょうか。
著者が何年もかけて手に入れたエッセンスが一冊1,500円程度で手に入るなんて破格ですよね。
例えば、ソフトバンクの孫正義さんの頭の中が1,500円でのぞけるわけです。
実際は100万円出しても知りたい人がたくさんいるぐらいでしょう。
本来なら何十年もかけて手に入る知識が、本一冊読むだけで手に入れることができるなら大きくレバレッジがかかってますよね。
結論:読書はおすすめ
もし収入を上げたければ読書はしておいたほうがいいです。
私は以前は月に1冊程度でしたが、今だと15~20冊は読んでいます。
多読をするようになったキッカケは、フリーランスになった頃に初めてお会いしたある社長との出会いでした。
その方は食べログで星4つ以上の評価のお店のオーナー兼プロデューサー。他にもいくつか会社を経営している30代後半の男性です。
個人資産の額は教えてもらえませんでしたが、いわゆるお金持ちです。
しかも自分で自由にできる時間もたくさんあるのでいつも好きなことをしている人です。
その方が大切にしてる習慣が読書。
20代の頃はいくら忙しくてもスキマ時間を使って一日一冊ぐらいのペースで読んでいて、20代で3,000冊以上は読んだそうです。
しかも手に入れた知識をすぐに実践で試すので知識が知恵になっていて、何か質問したら実体験を伴っているので的確な回答が返ってきます。
そんな方が読書と多読を大切にしているということだったので試しに読書をするようになり、そこから徐々に読書の価値を理解してどんどん読書量が増えていきました。
その方ほどではないですが私も読書をすることで収入が増えたので、読書量と年収には関係があるようです。
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