この記事では、「短眠は可能?そのヒントはマーガレット・サッチャーにあった!!」ご紹介します。
少ない睡眠時間でも寝不足を感じずに活動できたら仕事やプライベートに費やせる時間が増えるのにと思ったことはないですか?
忙しい人にとっては短眠で生活できている人は羨ましい限りですが、アメリカの研究結果で、ショートスリーパーには共通する遺伝子があることがわかりました。
短眠は遺伝である
フィラデルフィアの応用ゲノム研究センターの科学者は、「p.Tyr362His(BHLHE41の変異体)」を保有する人々が夜間に5時間未満の睡眠で機能することができることを発見しました。
この実験は、100組の双子を対象に行われ、「p.Tyr362His」を有している方が、有していない双子のもう一方に比べて、少ない睡眠時間の中でのチ的作業においてはるかに優れていることが明らかになりました。
歴史的な人物の中で短眠として有名なのは、「マーガレット・サッチャー」や「ナポレオン」や「レオナルド・ダ・ヴィンチ」など。
彼らはおそらくこの遺伝子を持っていたと考えられます。
そして、マーガレット・サッチャーの睡眠時間は4時間程度だったそうです。
この遺伝子は通称「サッチャー遺伝子」と呼ばれていて、サッチャー遺伝子を持つ人は短い睡眠時間でも問題なく生活できます。
そして、サッチャー遺伝子を持っている人は人口のわずか1%〜3%です。
短眠の遺伝子を持っていない人に短眠は可能か?
サッチャー遺伝子を持っていない場合は、意識的に短眠を習得できます。
普段7時間の睡眠を取っている人の場合、今週は6時間、翌週は5時間といったように徐々に睡眠時間を減らしていきます。
少しずつ慣らしていくことでショートスリーパーに近づきます。
ただし、遺伝的なショートスリーパーと意図的なショートスリーパーは似て非なるものです。
一般的には睡眠不足にはリスクがあり、次の発症リスクが高まることがわかっています。
- うつ病
- 体重増加
- 精神病
- 脳卒中
- 心臓発作
- 糖尿病
遺伝ではない意図的な短眠と発症リスクの相関関係のデータはありませんが、短眠を目指す場合は一定のリスクを抱えている前提で行ったほうがいいかもしれません。
まとめ
この記事では、「短眠は可能?そのヒントはマーガレット・サッチャーにあった!!」をご紹介しました。
忙しい中で活動できる時間は増やしたいもの。
ただ、短眠にはサッチャー遺伝子が必要なので、生まれつきのショートスリーパーでなければ厳しそうです。
まずは日中の時間の無駄を削ぎ落として、時間の質を高めることをオススメします。