起業準備

資格では食えない!起業に必要なのは資格ではなくお客さん

2020年4月24日

勉強

起業するにあたって、まずは資格を取ってみようと思うかもしれません。

「自分には特に強みがないから資格を取って、それで起業しよう!」

〇〇税理士事務所などのように、資格をベースに事業を行っている人はいます。

確かに資格は強みになりますが、資格があるからといって起業がうまくいくわけではないんです。

資格よりも大切なのは、あなたが起業を通して「誰を幸せにしたいのか?」というです。

民間資格はほぼ使えない

資格は大きく分けて資格には国家資格と民間資格があります。

特に注意が必要なのは民間資格。

テレビCMや電車の中吊り広告などでも資格の宣伝をよく見ます。

その中には、民間資格もありますが、残念ながら民間資格のほとんどが「使えない資格」です。

その多くは利益目的で、いわゆる協会ビジネスのようなものは「〇〇認定」といったお金さえ払えば誰でも認定証がもらえるもので、実際に役に立つことはないでしょう。

日本人の勤勉な国民性のせいか、資格や検定試験は人気があります。

ただし、民間資格は資格自体に価値があるというよりも、知識を体系的に学ぶのに便利ぐらいの位置づけと思って活用するのがいいでしょう。

資格があれば起業できるは本当?

起業するのに人気のある資格があります。

例えば次の様な仕事ですね。

  1. ファイナンシャルプランナー(2級:150時間)
  2. 日商簿記検定(2級:100時間)
  3. ビジネス実務法務検定(2級:50時間)
  4. 中小企業診断士(1000時間)
  5. 行政書士(1000時間)
  6. 税理士(3000時間)
  7. 社会保険労務士(1000時間)

カッコ内は大まかな必要勉強時間。

それまでの経験や一発で受かるかどうかも影響するのであくまで参考値です。

資格取得のメリットはとして次のようなことが挙げられます。

  • アピールになる
  • 信用が生まれる
  • 自信が生まれる

例えば税理士。

「税理士」という肩書は能力を示す指標としてアピールになりますし、信用にもなります。

そして、簡単に取れるわけでもなく合格率も低いので、それを突破したことが自信にもつながります。

確かに資格がないことに比べればアドバンテージになるかもしれません。

けれども、税理士は資格取得者も多く、競争率が高いのが実態です。

資格はツールのうちの一つ

資格を持っているから上手くいくということはありません。

資格というのはあくまで、資格についての能力の最低限の品質を担保するためのものです。

取得したらしたで、周りを見てみると資格取得者の競合がひしめいています。

その中でクライアントを獲得するためには、差別化やターゲットの絞り込みが必要になってきます。

資格取得は頑張ったけれども、「マーケティングができません…」「集客できないんです…」「営業が苦手なんです…」だと売上を立てることができないんです。

ツールである資格の取得は強みにはなりますが、取得してからの戦略のほうがむしろ大切です。

マーケットのニーズを把握する

資格の取得の前に確認したほうがいいことがあります。

それは、その時代のマーケットのニーズを把握するということ。

もし、狙ったマーケットに入っていくのに資格が必要なら取得すればいいんです。

時代によってマーケットはどんどん変化していて、2014年にオックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授が発表した10年後に消える職業というものがあります。

先程の税理士(税務申告書類作成者)は8位にランクインしていて、ITやAIが進歩した結果、将来的に消えると予想されています。

マーケットの調査を疎かにすると、苦労して資格を取得しても厳しい戦いを強いられることになるわけです。

難関資格を取ったから勝ち組といった時代は終わったんです。

お客さんをイメージする

ビジネスというのはお客さんがあってのものです。

その仕事を通して誰を幸せにしたいのか?

起業して自己実現することは素晴らしいことですが、その先に誰を幸せにするかもイメージしてみましょう。

そのイメージが本当に手に入れたい未来であれば、それに向かって挑戦していけばいいですし、資格が必要であれば取得するのがいいでしょう。

起業を目的にしてしまって資格の取得が先走ってしまうと、いざ起業してお客さんの役に立とうとするときに「本当にこれをやりたいんだっけ?」となってしまうかもしれません。

まとめ

少し前の時代であれば資格を取得すれば簡単に独立起業できたかもしれません。

経済が右肩上がりのときは、どんどん市場も膨らむので、新規で参入していっても勝負できました。

けれども人口増加も止まった日本では、以前の戦略で既存の市場に入ろうとしてもなかなか上手くいきません。

最高峰の国家資格である司法試験をパスした弁護士でさえ、独立したけれども食っていけなくてバイトしている人もいるぐらいです。

確かに資格はあったほうが強みになりますが、資格を持っていることが起業に必ずしも有利に働くわけではないんですね。

逆に資格を持っていることで変なプライドが出て上手くいかないこともあるんです。

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