起業準備

会社員からの起業に必要なことは「能力」ではなく「時間の確保」

時計を見るビジネスマン

会社員をしながら起業しようとすると一つの大きな問題が発生します。

それは「時間がない」というもの。

本業を持ちながら起業しようとすると間違いなく遭遇する問題です。

世の中には「起業したい!」「自分でビジネスをして自由に生きたい!」と思う人は多くいます。

けれども、実際に会社員の状態から起業する人もいれば起業できずにズルズルといる人もいます。

両者の決定的な違いは何かというと、起業するための時間を確保できているかどうかです。

「時間の確保」が最重要課題

いざ起業しよとして実際に多くの人が躓くところが時間の問題です。

「忙しい」「時間がない」

私がサポートで入るクライアントさんの中にも、このように嘆く人がいます。

現実を見てみると、眠いまぶたをこすって起床して、会社での忙しい業務をこなして帰宅して、食事や洗濯や家族やパートナーとの時間を過ごすなど、目まぐるしく毎日が過ぎていきます。

これはこれで充実した一日ですし、これで満足できる人にとっては素敵な一日になります。

けれども、いざ起業しようとしているあなたにとっては時間がないことは死活問題。

時間がないと嘆くよりも、起業のために使える時間を確保することが最重要課題になってきます。

時間確保の3つのコツ

忙しい会社員をしながら起業のための時間を確保するにはコツがあって、それは次の3つです。

  • スキマ時間の活用
  • マルチタスク
  • 習慣化

それぞれ見ていきましょう。

スキマ時間の活用

「タスクを消化するには1時間とか2時間とかまとまった時間が必要だ!」と思うかもしれませんが、それは思い込みです。

確かにそれぐらいまとまった時間が取れればいいですが、実際のところは毎日まとまった時間を取るのは難しいですよね。

まとまった時間が取れなくても着実に成果を出している人たちが世の中にはいて、そういった人たちはスキマ時間を活用するのが上手いんです。

例えば、読書量と収入には相関関係があって、収入が高い人は読書量も多いという統計があります。

本
読書をすれば年収アップ!?忙しくても読書をしたほうがいい理由

収入が高いビジネスエリートは読書量が多い傾向性があるのですが、多忙な彼らが普通の会社員よりもどうして多くの読書ができるかというとスキマ時間を使って読書をしているから。

みんなが5分や10分のスキマ時間にゲームをしている代わりに、読書などの自己投資をしているんです。

意識して生活しているとスキマ時間がたくさん埋もれていることに気づくでしょう。

そういった時間がチリツモで、起業準備に大切な時間になってくるわけです。

マルチタスク

同時にできることは同時にやってしまうと使える時間が2倍3倍になっていきます。

例えば電車で移動するときも、ただ電車に乗るよりも、電車に乗っているときは起業アイデアをまとめてみる。

ランニングをしながら、オーディオブックを聞いてみる。

同時進行にすることで、使える時間を増やすことができます。

習慣化

習慣の力は強力です。

例えば、「会社帰りに帰宅途中にあるカフェで30分、起業準備の作業をする」といった習慣があるとどうでしょう。

毎日の習慣になっていれば、ちょっと気分の乗らない日であっても、確実に時間を確保できるようになるのでどんどん起業が前に進んでいきます。

毎日の生活の中に、起業につながる習慣を入れておけば入れておくだけ着実に前進するわけです。

けれども、ここで一つ問題があります。

そもそも「習慣化すること自体が難しいんやって…」

誰もが三日坊主になった経験があると思いますし、習慣にしたくても続かないのが現実かもしれません。

そこでオススメしたいのが、「if-thenルール」と「環境設計」です。

if-thenルール

「もし(if)〇〇したら(then)■■する」とルール化するといったものです。

  • (if)電車に乗って座ったら(then)コンセプトを考える
  • (if)トイレに座ったら(then)スマホのアイデアメモを開く
  • (if)アポの合間に待ち時間があったら(then)本を読む

あらかじめ決めておくと、実行しやすくなります。

ちなみに(if)の部分を既に習慣化していることにすると、さらに習慣化しやすくなります。

例えば、既に毎朝瞑想する習慣がある人が、その日のToDoを書き出すことを習慣化したいとすると次のようになります。

  • (if)瞑想した後に(then)ToDoを書き出す

新しいことを習慣にしようとすると挫折しやすいですが、習慣化していることに新しい取り組みを連結すると上手くいきやすいです。

既に習慣化されたことは必ず実行されるので、習慣化している行動が新しい取り組みのトリガーになりますしリマインド代わりになるんですね。

結果的に新しい取り組みが習慣化しやすくなるんです。

環境設計

人間の意思は弱いもの。

誰にも見られていないとサボりたくなるものです。

だからこそ意志の力に頼らないで実行できるように環境を作ってしまいましょう。

例えばリビングにソファーやテレビがあったら、ついついテレビをつけてしまいますし、ソファーに横になってしまいます。

するとダラダラとテレビを見てしまいますし、気づいたら電気をつけたまま寝てしまうことになるでしょう。

割り切ってテレビとソファーを処分すると、そういったことも回避できますよね。

また、玄関の扉やトイレの壁に夢や目標や意識することを貼っておくと、自然と目に入るようになります。

見れば見るほど強化されるので、脳に刷り込まれて自然と体が動くようになるんです。

まとめ

この記事では、会社員が起業するための時間の確保について書きました。

確かに能力も大切ですが、会社員をしながら起業するのに圧倒的に大切なのは「どれだけ時間が確保できるか」です。

本業を持ちながらの起業準備となると必然的に「時間がない」状態になります。

忙しい中で時間を確保するために次の3つをご紹介しました。

  • スキマ時間の活用
  • マルチタスク
  • 習慣化

時間を確保できるかが勝負の分かれ目であり、会社員をしながら起業をする上で最重要課題です。

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