何をしている人かと言うと、結局何をしている人なんだろう?となる堀江さん。
普通の人だと、エンジニア、カメラマン、警察官、先生、などなど、1つの肩書で足りますが、堀江さんの場合は色んなことをやりすぎていて、結局何をしている人なんだろうとなります。
テレビなどに出演していても、自分が話す必要がないときはカメラに映っていてもスマホを触って誰かとやり取りをしている模様。
とにかくアイドリングタイムなく常に動いている印象です。
時代の流れとして、最近ではメインの仕事だけではなく副業をすることも当たり前にりつつありますし、タクシードライバーのように仕事自体がなくなってしまうことも。
主体的に動いていくことが必要になる時代において、堀江さんのように動きまくっている人の頭の中をのぞいてみたくて本書を手に取りました。
どんな本?
堀江さんの行動力の源が紹介されている本です。
ハウツー本というよりも、生き方に近い内容。
中には、「それはちょっと…」という振り切れた発想もありますが、そういった発想ができるからこそ、堀江さんのような生き方が手に入るのかも。
堀江さんの他の著書やホリエモンチャンネルを見ている人からすると、既にどこかで聞いたことがある内容と感じる部分もあるかと思いますが、堀江さんの生き方の根本に触れられる内容です。
「絶対時間」ではなく「体感時間」が大事
毎日をワクワクしようとした場合、「体感時間」の短いもので埋め尽くしてしまう。
例えば、世の中で洗濯が好きという人はあまりいないと思います。
そういったワクワクできないことをどんどんアウトソースしてしまって、自分が楽しいと思えることにだけ集中することが大切。
小利口はバカに勝てない
言い出しっぺが本気にならなければ、プロジェクトは絶対に成功しない。
「やりたくないけど、給料をもらっているからやっている」
そんなふうに他人事のように仕事をしている人間がトップにいると、プロジェクトはうまくいかない。
(中略)
プロジェクトを成功させたい強い気持ちをもつ人間がトップにいれば、技術をもった小利口、事務作業が得意な小利口が自然と集まってくる。
ワクワクした生き方をするためには、「他人の時間」ではなく「自分の時間」を過ごすことが大事。
小利口な人間があれこれ考えている間に、手を挙げるバカがチャンスを掴んでいきます。
誰も手を挙げないシーンと静まり返っている中で、最初に手を挙げるのは勇気が必要。
しかし、そういった常識からはずれたところから、クレイジーな発想や、爆発的におもしろい仕事が始まります。
人生に目的なんてない
何か具体的な目的のための手段として人生を送ってはいけない。
楽しむことだけがすべてなのだ。
何かの行動の原動力になるのが、「楽しいからやる」ということ。
ゲームに没頭して10時間がいつの間にやら経過していたときのように、「忘我」の境地に達すること。
仕事にしても、遊びにしても、夢中になれれば目的は自ずから達成されます。
逆に、今この瞬間を楽しまずに、歯を食いしばって努力したところで、思うような成果も得られません。
没頭しているほうが成長も爆発的に速いですし。
3歳児のように、毎日何かを発見し、興味あることで頭がいっぱいになる生き方。
とにかく動くこと。
まとめ
人生の目的を挙げるとするなら、それは人生を楽しむこと。
それを土台にして、あえて言語化してみると本書の内容になるのかなと思います。
他人の人生を生きるのではなく、自分の人生を生きること。
小利口に仕事をするのではなく、自分から手を挙げてバカみたいに楽しむこと。
大事なのは、体感時間が短くなるような、没頭した時間を過ごすこと。
そういった生き方を改めて提案された気がします。
Just do it.