仕事の仕方もだいぶ変わってきて、プロジェクトごとにチームを組んで仕事をするスタイルも増えてきたと思います。
フリーランスで仕事をしている人の中には、一人で仕事をしたほうが楽だからという人もいますが、チームで動くことで一人では出来なかったことができるようになることも。
今回は、チームで動くことについてです。
1人の100歩 or 100人の1歩
マネージャーでチームを率いる立場になったら、メンバーに仕事を任せられる人もいれば、自分がやったほうが速くて正確だからと、任せずに自分でやってしまう人がいます。
短期的には自分でやってしまったほうが結果が出やすくても、そのスタイルを続けると、いつかどこかでパンクします。
1日は24時間という限られたリソースしかありません。自分一人でできることにはどうしても限界が。
1人で100歩進むことはできますが、100人それぞれで1步を踏み出して100歩にしたほうが遠くまでいけますよね。
One for All , All for Oneの誤訳
「One for All , All for One」どこかで一度は聞いたことがあるフレーズだと思います。
もともとは、『三銃士』の中のフレーズ。
一般的に伝わっている解釈だと、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」といったチームプレイの大切さを表す美しい言葉とされています。
しかし、原作の正しい解釈だと、「一人はみんなのために、みんなは勝利のために」
つまり、一つの目的のためにチームが突き進んでいくことを表しています。
そもそもチームというのは何かの目的があって集まるもの。
「何のために」が失われて、チーム内の人間関係に波風が立たないことを良しとする風潮だとチームが急速に弱くなってしまいます。
個々人が役割を果たすことが最低ライン
チームで動くことで、一人では不可能と思われることもできるようになります。
それがチームの素晴らしさですが、前提条件があります。
サッカー漫画のジャイアント・キリングから一節を引用します。
DFは相手の攻撃を防ぐのが仕事…
FWはゴール狙うのが仕事
それは最低限の役割…役割をおろそかにしてたらゲームは成り立たない
でも、組織として差が出るのは、個々がどれだけ役割以上のことが出来るかだよ
引用:ジャイアント・キリング
チームで大きな仕事をするには、まずは自分の仕事がちゃんとできていて、メンバーの一人ひとりが自立していることが前提です。
自分の仕事も満足にできないようではそのチームは烏合の衆。そういった人が集まったところで相乗効果が発揮されるわけもありません。
メンバーそれぞれが、プロフェッショナルの意識があることがチームで動く時に最低限必要とされることです。
まとめ
今回は、チームで動くことについてでした。
チームとなかよし集団が混同されることが時々ありますが、チームというのは、ある目的のために集まったプロフェッショナルの集まり。
そういったチームだと、一人ではできないようなクリエイティブなことができるようになります。