そういった悩みをお持ちではないですか?
そこでこの記事では、チームで結果を出すためには価値観の統一よりも目的の共有が重要であることについて書きます。
2分くらいで読めますし、チーム内の価値観の違いについて悩んでいる方は、まずはご一読を!
目的を共有する
One for All, All for One.
このフレーズを聞いたことってありますか?
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」といったように誤って解釈されてしまうことがあるのですが、実はもともとの意味はちょっと違います。
「一人はみんなのために。みんなは一つの目的のために」
これがもともとの正しい解釈になります。
「一人はみんなのために」については、スラムダンクを読んだことがある人には伝わりやすいと思います。
お前のためにチームがあるんじゃねぇ。チームの為にお前がいるんだ!!
引用:安西先生(スラムダンク)
そして、個の集合であるみんな(チーム)で、一つの目的のために力を合わせるわけですね。
プロスポーツのチームでも、彼らは仲良くするために集まっているわけではなく、優勝するために集まっているわけです。
目的が同じであることが重要
チームは価値観が同じ人でそろえたほうが物事がスムーズに進むと思うかもしれませんが、そもそもの話で、価値観が同じになることは有りえません。
なぜかというと、人それぞれ過ごした過去が違うから。
過去の経験が違うので同じ価値観になるわけもないですし、あるポイントでは価値観が似ていても、別のポイントになると価値観が違うといったことになってきます。
また、価値観が同じというのは不自然なことで、宗教的な要素が強くなることに。
宗教が悪いわけではないですが、行き過ぎると頭を使わないで盲信する傾向があるので、集団の中の価値観が同じようになってくるわけです。
逆に、イノベーションが起きるときは、新しい視点が入ってきたときに起こりやすくなります。
例えば、日本の戦国時代でも、火縄銃という新しい武器が海外から入ってきた時に、戦のやり方が一気に変わりました。
火縄銃を上手に使った信長は天下統一に向かって進んでいき、従来の方法から変化できなかった大名たちは領地を失っていったんですね。
大事なのは、目的の共有です。
目的を果たすためには、その可能性が高くなる要素は自分と価値観が違っても取り入れたほうがいいですよね。
目的を達成するためにチームは一丸になって動きますし、それもチームのために動く個人がいるからこそ成立するわけです。
まとめ:価値観の統一よりも目的の共有
この記事では次のことを書きました。
- チームは目的があって集まっている。
- チームを機能させるのは、価値観の一致ではなく、目的の共有。
- 目的が一致しているから、価値観の違う様々なアイデアが集まる。
チームが仲良し集団になってくると、無難なことしかできなくなります。
価値観が似た人だけをチームに入れると、居心地はいいかもしれませんが、イノベーションが起きづらくなってしまうわけです。