何かに取り組んでいたら「もっとうまくなりたい!」と思うようになりますよね?
熱中していることに対してはもちろんですが、最初は興味がなかったことも、だんだんとコツがつかめるにつれて、「もっとうまくなりたい!」と思うようになることもあります。
はたまた、好き嫌いは別にして誰かを見返すために、「もっとうまくなりたい!」と思ったりすることもあるのではないでしょうか?
理由は何であれ、よりうまくなりたいというのは人の根源にある欲求です。
今回は、【もっとうまくなりたい!】本気で思ったときに取るオススメの行動についてです。
高いレベルの環境に身を置く
その方法とはズバリ「環境を変える!」ということです。
環境が人を作ります。
もし甲子園に行きたいという人がいたとしたら、甲子園常連校に行くべきです。
漫画の世界では弱小チームが甲子園に出場するストーリーを見かけますが、現実世界では現実的ではありません。
「イヤイヤ。私はこの環境で頑張るんだ!」といったように、今の環境で最善を尽くすのも大事です。
ただ、人の意志は思ったより弱いもの。ヌルい環境だと無意識にセーブしてしまいます。
強い男になりたいと思って自分で腕っぷしを鍛えるのもアリですが、ストイックな環境で日々鍛錬している海兵隊に勝つことは厳しいでしょう。
自分が描く理想があれば、それに近い環境に身を置くほうが理想に速く近づけます。
理由1:高い基準をインストールできる
どうしてレベルの高い環境に移ったほうがいいかというと、高い基準をインストールするためです。
レベルの高い環境だと高い基準がインストールされ、低いレベルだと低い基準がインストールされます。
またまた甲子園の例え話になりますが、甲子園に行くような強豪校は練習からしてエグいです。
バトルスタディーズっていう漫画にPL学園をモチーフにした学校が甲子園を目指す様子が描かれているのですが、最初は練習についていけず、あまりの過酷さに脱走者が出てしまうほど。
巻中のコラムにPL学園野球部出身の方のインタビューが掲載されているのですが、結構控えめな表現らしく現実はさらに厳しいそうです。
けれども、最初は泣きが入っている新入部員たちも、数ヶ月もそういった環境にいるとだんだんと馴れてきて、練習にもついていけるようになっています。
こういった環境で切磋琢磨している高校球児がいる一方で、地方大会の一回戦で毎回負けるようなチームだとどんな練習をしているのでしょうか?
だいたい想像できますよね。
三年生の夏の大会の頃には、両者の間にはひっくり返せないほどの実力差がついていることになります。
高いレベルの環境に入ると、自然と高い基準がインストールされるということですね。
理由2:ともに戦える仲間ができる
環境によって会話の内容も変わってきます。
例えば、起業願望がある人が保守的な会社にいた場合を考えてみましょう。
周りの同僚に「実は起業を考えているんだけど…」と相談してみるとどんな反応が返ってくるでしょうか?
おそらく、「まじ!?大丈夫!?今の会社は安定しているのに、そんな危ない橋を渡らなくても…」こんな感じになるのではないでしょうか。
初めての起業で不安なのに、その不安感を煽られるような反応だとますます不安になってしまいますよね。
けれども、既に起業しているコミュニティーの人たちに相談すると「そうなんだ。ふーん。どんなことするの?やるなら早くやっちゃったら?」こんな感じになります。
起業経験がある人からすると、起業は珍しいことでもないので前向きなアドバイスをくれるはずです。
環境によって会話の内容が違うわけですね。
そういった環境ではお互い切磋琢磨したり応援したりできるもの。
甲子園の優勝チームのOBは一生切れない絆で結ばれるそうです。本気になって同じ方向を目指したら、それはそうなりますよね。
高いレベルの環境だと、メンバーが本気なので、ともに戦えるぐらいの信頼関係が結ばれるわけです。
理由3:モノサシが手に入る
何かを判断するためには自分の中で基準となるモノサシを持っているかどうかです。
例えば、新しく人と会った時に、自分よりも格段に経験値が高すぎて実力が測れなかったことってないですか?
これは自分の中にその人を測るモノサシがなかったために起こることです。
逆に、自分よりも経験値が低い人に関しては自分のモノサシで測れます。
これは人に対してだけでなく、仕事など他のモノゴトに対しても同様で、より大きなモノサシを持っているほうが、生き方の質も人間的な魅力も向上します。
そのモノサシを手に入れるためには、自分のモノサシで測ることができないレベルの高い環境で自分を磨くことが有効になるわけです。
まとめ
今回は、【もっとうまくなりたい!】本気で思ったときに取るオススメの行動についてでした。
上達するためには、よりレベルの高い環境に身を置くことが有効です。
なぜなら、人は弱い生き物だから。
甘い環境であったり、ストレスを感じない自分の実力相応の環境だと、ついつい楽をしてしまいます。なかなか自分で自分を追い込むのって難しいですよね。
自分の限界は自分が思っているよりもだいぶ先にあります。
そこに到達するためには環境のチカラを使うことが有効です。むしろ環境のチカラを使わないと到達することは厳しいでしょう。
環境を変えること自体はストレスですし、それがレベルの高い環境となるとなおさらです。
けれども、レベルの高い環境でしか得られないものがあります。
もし、「もっとうまくなりたい!」と本気で思うのであれば環境を変えてみるのがオススメ。
大切なのは環境設計です。