学生の頃は大きな夢を持っていたのに、社会人になってしばらくすると、ひどく現実的な人生設計をしているってことってないですか?
20代の頃は伸び代の塊だったのに、30代になってみると、良くも悪くも人生が想定内に収まってしまっていることって。
現実を見ることは大切ですが、毎年変化に乏しいのも何か寂しいですよね。
今回は、一度掲げた大きな夢を実現させるために大切な、人生の分岐点での選択についてです。
逆境でこそ試されている
順調にモノゴトが進んでいるときよりも、逆境のときのほうがその人の本当の姿が見えやすいですよね。
順調な時は調子のいいことを言えるのは当たり前。
逆境に立たされたときにこそ、どのように立ち振る舞えるかが大事です。
最後まで諦めないのか、すぐに諦めてしまうのか。
前向きに顔を上げているのか、うつむいて顔色が悪くなってしまっているのか。
逆境でこそ人は試されます。
夢の下方修正
夢を追っていたけれども失敗したとき、自分のちっぽけなプライドを守るために、言い訳をしてしまうことがあります。
・本当にやりたいことではなかった。
・自分には向いていなかった
その結果、次に何か夢を掲げたときに、スケールダウンした夢を持つことになることがあります。
新卒の頃は大きな夢を持って目を輝かせていたのに、暫くするとひどく現実的な夢に置き換わっている多くの場合は、夢の下方修正を何度も繰り返した結果です。
夢の大きさと人生は比例する
自分の持った夢に、自分の人生はおおむね比例する結果を生む。
夢はできるだけ、でっかい夢を持った方がいい。
引用:孫正義
イメージの限界が現実の限界です。
例えば、もし売上目標が1億円だとして、目標達成率が80%だったとしたら売上は8,000万円になります。
もし売上目標が1,000万円だとしたら、普通は8,000万円の売上は立たないでしょう。多くの場合は、1,000万円以下の売上に収まることが多いはずです。
想像以上のことは起こりません。
描いた夢も同じで、大きな夢を描けば、大きな結果を生み出す可能性があります。
けれども、描いた夢が小さい場合、現実はその小さな夢の範囲内に収束します。
どうせだったら、人が呆れるぐらい夢は大きく持ったほうが面白いですよね。
豆腐屋のように、1兆(丁)2兆と売上を数えるようなビジネスをやる。
引用:孫正義
孫さんが言うには、豆腐を一丁二丁と数えるように、会社の売上も一兆二兆と数えられる企業にしたいという思いからの言葉だそうです。
しかも、これを言ったのが、まだ創業期であった、社員が数人の弱小企業の頃。
描いている世界が大きかったからこそ、今のソフトバンクがあるんですね。
失敗したときこそ夢は大きく
自分の人生は、描いた夢の範囲内に着地します。
ここからわかることは、もし、夢を下方修正する場合は注意が必要だということ。
下方修正を繰り返していくと、自分の人生もそれに合わせて萎んでいきます。
新卒の頃に輝いていた顔が、30代になって疲れた感じになるのは、ここに理由があります。
負けてからビッグマウスになる勇気
引用:中田 敦彦
夢にチャレンジして失敗したときこそ、大きな夢を改めて描く勇気が必要です。
誰しも失敗したときは、自信を失ったり、周りの目を気にしたりして、大人しくなってしまいがち。
そして、そこが人生の分かれ道です。
夢を萎ませると、その後の人生も萎んでいきます。
しかし、そこで勇気を振り絞ってまた大きな夢を描くことで、踏みとどまることができます。
まとめ
今回は、一度掲げた大きな夢を実現させるために大切な、人生の分岐点での選択についてでした。
上手くいっているときは、誰でも調子のいいことを言えますが、本当に大事なのは上手くいっていないとき。
そこで、夢の下方修正を加えていけば、自分の人生もそれに合わせて下方修正することになります。
ワンピースのルフィが「海賊王」という夢を掲げていたのに、それを下方修正して「イーストブルーの王者」としたらどうなるか想像できますよね。
一度描いた夢の大きさに見合った成果を上げるためには、失敗して転んだときこそ、ビッグマウスになる勇気を持つことが大切です。