ワタミグループの創業者の渡邉美樹さんの本です
カバーの裏にこんなことが書いてありました
~夢に日付を入れて、夢と現実の差を明確にし、
その差を日数で割り、日々やるべきことをやり抜く
これによって、今日という日が変わり、
結果として、一日、一日と夢に近づいていく~
これが私の手帳こと「夢に日付を!手帳」のノウハウのすべてです
本書のハウツー的な核心部分がこれです
明確ですね
最近では、和民のブランドイメージが悪くなったせいか居酒メシ「ミライザカ」や焼き鳥の「三代目 鳥メロ」といったように新しい業態に転換を図っているワタミグループですが、この本が発行されたのは2005年
みんながIT産業に参入していくなか、外食産業で飛ぶ鳥落とす勢いだった渡邉さん
そして、タイトルに夢って書いている時点でアツい人ではないかと勝手に想像して、渡邉さんの生き方を知りたいって思いました
これは読むっきゃない!
目次
どんな本?
はじめにの部分にこんなことが書かれています
「ノウホワイ=なぜやるか」は、生きていくうえで重要なキーワードです
この本は手帳ノウハウ本ではなく、生き方の「ノウホワイ本」なのです
手帳を切り口にした生き方の本です
生き方の「ノウホワイ本」
テーマが深いです
しかもこの本の印税は一円残らず、カンボジアやネパールの子どもたちに使うとのこと
なかなかこれってできないですよね
飲食業界って固定費が高い割には利益率は高くないので一円でも大事にする業界
社員さんも、一円を削って利益をだすために日々努力していると思います。
そんな中で本の印税を全額寄付!
人徳者です!
このメンタリティーはカッコイイですね!
僕の心に響いたのは
①夢に対して本気になる。夢を持ったとき、人は輝き出す
②人間は夢を実現するためのプロセスのなかで、自分を高めていくために生まれてきた
③現象が終わるのではない。心が終わるのです。そして、心が終わったとき、すべてが終わるのです
細かく見ていきます
①夢に対して本気になる。夢を持ったとき、人は輝き出す
確かに!
夢とか目標とか、目指すところがないときって漫然と時間が過ぎています
1か月とかあっという間ですし、気づいたら1年過ぎていることも
けれども、叶えたい夢を持つと生き方が全然変わってきます
顔つきも全然違いますよね
夢を持っているかどうか、顔を見ればすぐにわかります
本気で夢や目標を追うからこそ、叶ったときは本当に嬉しいですし、未達だと涙がでるぐらい悔しいです
甲子園とかがわかりやすいですよね
優勝できる保証はないけれども、高校の3年間を野球漬けにして本気で甲子園優勝を狙う
そういった本気さがあるから、その3年間は輝かしいものになりますし、周りで応援している人たちも涙する
人生を輝かせようとした場合は夢があったほうがいいですし、夢があるから人生が輝くんですね
②人間は夢を実現するためのプロセスのなかで、自分を高めていくために生まれてきた
何のために自分は生まれてきたのか?
哲学的な内容です
夢っていうのは今の自分の能力だと厳しいけれども将来の自分だったら叶えられるもの
もし今の自分の能力で叶えられるのなら既に叶っているはずですし、そのぐらいの夢だと夢とも思わないですよね
ということは、夢を叶える過程で今の自分には困難な状況に遭遇するということ
困難な状況が発生した場合どんな選択をするんでしょう?
大きく分けると2つしかないと思います
立ち向かう or 逃げる
夢を目指して叶えるために行動しているので逃げるといった選択肢はおそらくないと思います。
そして、ここで立ち向かったときにだけ成長することができますよね
夢を実現させるためには、困難に遭遇して、困難を通して自分を成長させる
傷は男の勲章と言いますが、戦って傷だらけの戦士ってカッコイイです
逆に、いい歳になって精神的に風呂上がりのツルッツルの肌みたいな、戦ったあとがないような人ってあまり魅力的ではないですよね
③現象が終わるのではない。心が終わるのです。そして、心が終わったとき、すべてが終わるのです
諦めたら試合終了!
心が折れたり諦めたりしていなければゲームは続けることができます
一番大事なことは続けること
冒険のストーリーも、絶望的な状況で仲間も諦めているけれども主人公だけは諦めないで立ち向かっていく
その戦う背中に仲間の心に火がついて大魔王を倒す or お姫様を救出する
みんなが憧れるストーリーって主人公は絶対諦めないですよね
絶体絶命のピンチって、人生を彩る上で重要な要素です
Never give up!!
ただし、命の危険がある場合や、再起不能になる可能性がある場合は即時撤退の必要あり
命あってのモノダネです
まとめ:人生にアツくなりたい人におすすめ
手帳の使い方のテクニックものっていますが、夢を追う過程での自己成長や夢を持つことの意味や素晴らしさなど、生き方について書かれた本です
夢を実現させたいなら「とりあえず」やるのではなく「死ぬほどやる」
本気でアツくやるからこそ手に入れられるものがあります
夢って小さい頃はあったけれども、大人になるとなかなか声に出して言う人は少なくなってしまいます
「夢って何?」ってきいたら「おまえどうしちゃったの?」とか「何をアツくなってるの?」とか返ってきそうな風潮がありますよね
アツくなることがカッコ悪いみたいな
けれども、本気で夢を叶えるために生きるってカッコイイことですし、本当はみんなそれを望んでいます
そうじゃないと、ワンピースやスラムダンクがあれほどヒットする理由が見つかりません。
本当は夢中になれる何かを探しているんだと思います
まず、夢を見つけて、それに日付を記入する
夢は叶ったらいいなじゃなくて、叶う前提で日々近づいていくってワクワクしますね
以上、書評でしたっ