そういったお悩みをお持ちではありませんか?
そこでこの記事では、世の中の上位5%のお金持ち&時間持ちが実践しているESBIの考え方を紹介します。
具体的には次の順番にご紹介していきます。
- 収入を得る4種類のポジションとは?
- お金がない&時間がないを解決するには?
- 世の中の「常識」を疑ってみる
4分くらいで読めるので、お金と時間がないという現状を変えたい方は、まずはご一読を!
目次
収入を得る4種類のポジションを知っておこう!
私たちが収入を得るには4つのポジションがあって、それはキャッシュフロー・クワドラント「ESBI」というものです。
これは、アメリカの投資家で実業家でもあるロバート・キヨサキ氏が自身の著書『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』の中で提唱したもの。
キャッシュフローは「お金の流れ」、クワドラント(quadrant)は「象限」、ESBIは次の4つのポジションの頭文字を表しています。
- E = employee(従業員)
- S = self employee(自営業者)
- B = business owner(ビジネスオーナー)
- I = investor(投資家)
お金の流れは次のような4つの象限で表現できるということですね。
それぞれのポジションがどういったものか見ていきましょう。
E = employee(従業員)
誰かに雇用されているのが「E」になります。
日本人の多くがここに属しています。
- 自分の時間が提供する対価として収入をもらうので、自由な時間が少ない
- 自分が提供する時間には限りがあるので、収入にも限界がある
- 雇用主の都合で自分の人生が左右されやすい(転勤など)
- 会社の信用を借りられる(ローンなどを組みやすい)
S = self employee(自営業者)
お金を自分で稼いで、自分を養っているのが「S」です。
個人でお店を経営していたり、フリーランスで働いている人です。
- 自分の時間が提供する対価として収入をもらうので、自由な時間が少ない
- 自分が提供する時間には限りがあるので、収入にも限界がある
- 自分で人生を設計できる(自己責任)
- 社会的な信用は低い(ローンの審査が通りづらい)
B = business owner(ビジネスオーナー)
ビジネスの権利を持っているのが「B」です。
自分が労働するのではなく、自分の代わりに労働してくれる人を雇います。
- 自分が労働しなくても、所有しているビジネスが収益を上げるので、権利収入を得ることができる
- 雇った人が労働するので、自分の時間を多く持っている
- お金と時間が手に入るので、自由な生活をしている
I = investor(投資家)
投資、すなわち、お金に働いてもらってお金を稼いでいるのが「I」です。
投資対象は株、不動産、為替、債券、ビジネスなど様々です。
- お金が働いてくれるので、権利収入を得ることができる
- お金が自分の代わりに労働するので、自分の時間を多く持っている
- お金と時間が手に入るので、自由な生活をしている
お金がない&時間がないを解決するには?
ESBIの図の左側(E, S)と右側(B, I)との間に大きな壁があります。
左側(E, S)と右側(B, I)の人口比は95:5と言われいるのですが、所有しているお金は逆に5:95となって、一部の人が大部分のお金を持っているといった構図になっています。
フォーブスが発表している長者番付の世界と日本のトップ3はそれぞれ次のとおり。
1位 ジェフ・ベゾス/1310億ドル(米国/アマゾン・ドット・コム)
2位 ビル・ゲイツ/965億ドル(米国/マイクロソフト)
3位 ウォーレン・バフェット/825億ドル(米国/バークシャー・ハサウェイ)
1位 孫 正義/2兆2930億円(ソフトバンク)
2位 柳井 正/2兆210億円(ファーストリテイリング)
3位 佐治 信忠/1兆8850億円(サントリーホールディングス)
全員が会社を所有しているビジネスオーナー(B)であり、自社株も持っているので投資家(I)でもあります。
ここまでくると従業員(E)や自営業(S)が稼げる額ではないですよね。
会社員の生涯年収が2億~3億円、専門性の高い医師や弁護士でも2~3倍程度と考えても、(E, S)と(B, I)の間には大きな壁があるわけです。
「お金がない…」「時間がない…」といった悩みがあるのは、自分の時間とお金を交換する働き方をしていることが原因です。
お金と時間の悩みから開放されるには、ESBIの右側であるビジネスオーナー(B)か投資家(I)になる必要があるわけですね。
まずは世の中の「常識」を疑ってみる
ビジネスオーナー(B)か投資家(I)は世の中ではマイノリティーになります。
なにせ世の中の5%しかいないので。
もしお金と時間の悩みから開放されたいのであれば、始めの一歩として常識を疑うことから始めてみましょう。
なぜかというと、世の中の多くの人が常識と考えていることは、マジョリティーの考え方、すなわち従業員(E)と自営業(S)の考え方なので、BやIの人たちとは違った考え方をしていることになります。
例えば、株式投資などでも、暴落しているときに多くの人は投げ売りしてしまいますが、一部の人は暴落して誰も見向きもしなくなったときに買っています。
安くなったときに大量に購入して利益を取りに行くわけですね。
逆に、上昇相場で多くの人が楽観的に買っているときには、一部の人は既に手仕舞いしています。
楽観的になっているときに派手に値を下げると、市場はパニックになって暴落してしまいます。楽観的に買っていた人は大怪我をするわけです。
大勢の人の行動とは逆の行動をしている人が、多くの場合に大きな利益を取っていきます。
多くの人が信じている考え方や行動の逆方向は、一見すると非常識と思えるかもしれませんが、実は成功するための道だったりするわけです。
まとめ:ビジネスオーナーか投資家を目指す
この記事では次のことについて書きました。
- 収入を取る方法は、ESBI(従業員、自営業者、ビジネスオーナー、投資家)という4つのポジションがある。
- ESBIの右側(B, I)は時間とお金に余裕がある。
- 自分の中の常識を疑うことが、お金持ち&時間持ちになるための最初の一歩。
日本では従業員として収入を得る人が多いですが、それだとどうしてもお金と時間に余裕がない生活になってしまいます。
お金と時間に余裕を持たせようとするなら、ESBIの右側であるビジネスオーナーか投資家になる必要があります。
従業員や自営業をしながらでも、少しずつ自分でビジネスを所有することや投資に興味を持つところから始めてみてください。
特に投資については、時間があればあるほど有利に行えるので若い頃から始めるのがオススメです。