起業するにあたって自分の強みを知っておくことは大切です。
経済が右肩上がりに成長しているときや横ばいにのときは、どんなビジネスでも成功しやすいものです。
けれども、不況になったり強い競合が出てくるとお客さんの目は急に厳しくなってきます。
コストパフォーマンスという名のもとに、業界の上位以外は淘汰されていってしまうんですね。
もし独自の強みがあれば「〇〇さんにお願いしたい」と指名されるぐらいお客さんとガッチリ結ばれますし、何より無理なく利益を出すことができるんです。
「でも、私の強みって何なの?」と思うかもしれません。
他の人より秀でているところや差別化できていて利益につながるところが強みになるわけですが、強みの源泉といえるものは実は自分の価値観の中に眠っているんです。
価値観に合わないことは続かない
何か新しいことを勉強することはあっても、あえて自分を知ることはなかなかしないのではないのでしょうか?
せいぜい就職活動のときにやる自己分析ぐらいかもしれません。
けれども実は自分を知ること、自分の価値観を知ることは非常に大切。
なぜかというと、自分の価値観が強みの源泉になっていることがあるからです。
人は自分の価値観に合わないことは続けられません。
今は副業ブームなので、本業とは別に副業に取り組む人も増えてきました。
Googleで「副業 方法」で検索してみると、色んな副業が見つかりますよね。
副業として人気があるのは、アフィリエイトや転売など。
- ブログを書いてアフィリエイト収入で不労所得をゲット
- アマゾンで転売して、給料以外にもお小遣いを手に入れよう
そういった話は一度ぐらい聞いたことがあるのではないでしょうか?
確かにアフィリエイトや転売ビジネスは再現性が高いので、ちゃんとステップを踏めば収益化しやすいビジネスモデルです。
けれどもそれでも上手くいく人と上手くいかない人がいます。
その差は一体どこにあるのでしょうか?
実はこの違いは、その人の価値観に合っているかどうかが影響しています。
アフィリエイトや転売などは、パソコンの前に座ってのモクモク作業。
モクモク作業が好きという価値観の人であれば続けられるし、続けるからこそ成果につながります。
逆に、「モクモク作業が好き」という価値観よりも「人と話すのが好き」「外を飛び回っていることが好き」という価値観だと、パソコンの前で作業しようとしてもムズムズしてしまって座ってられないんですね。
成功者に成功の秘訣を聞くと「成功の秘訣?諦めずに続けることだよ!」と言われそうですが、多くの人が続けることができない理由は価値観に合ってないことをしようとして無理をしているからなんです。
続ければ強みになっていく
価値観に合ったことをしていると無理なく続けることができます。
例えば、人前で話すのが好きな人もいれば、嫌いな人もいます。
訓練することである程度話せるようにはなりますが、それでも本質的に好きか嫌いかは大きく影響するんですね。
好きだからこそ無理なく継続できますし、ちょっとぐらい嫌なことがあっても乗り越えることができます。
結果としてその作業に大量の時間を使うことになるのでどんどん上達します。
結果として他の人よりも優れたパフォーマンスを発揮できるようになるので強みとして認識されるわけです。
自分の価値観を知る
では、自分の価値観はどうやったらわかるのでしょうか?
オススメは自分史を書いてみることです。
生まれてから今までを振り返ってみて、紙に書き出してみましょう。
書き出してみたら、注意して見るポイントがあります。
それは、人生の決断のタイミング。
決断する理由はその人の価値観が出やすくなるんです。
例えば就職という決断。
その会社を選んだ決め手が、ある人は「人事の人が親切だったから入社した」と言う人もしますし、別の人は「この会社だったら成長できそうだった」と言う人もいます。
前者の人は「人」がキーワードになりますし、後者は「成長」がキーワードになります。
人生の他の決断の理由を探っていくと、同じ理由で決断していることが多いことに気づくでしょう。
それがその人の価値観になるんですね。
まとめ
この記事では、価値観が強みの源泉であることについて書きました。
強みを聞かれると「自分には強みなんて…」と思う人もいますが、その強みの源泉は実は価値観に眠っています。
まずは自分を知る作業をしてみて価値観を掘り出してみる。
その価値観に沿ったことに取り組んでみると無理なく取り組めますし、結果としてどんどん成長してそれが強みになっていくんです。