同僚の中には、先輩社員から色々教えてもらえる人もいたら、放置されてしまう人もいると思います。
もし放置されてしまっているとしたら、絶対にやってはいけないことをしてしまったのかもしれません。
そこでこの記事では、2,500人に働き方のコーチングをしてきた結果、教えてもらうことが上手で伸びていく人が絶対にやらない1つの共通点を書きます。
具体的には次の順番にご紹介していきます。
- 仕事を教えてもらうときに絶対やってはいけないこと
- 絶対やってはいけない理由
- 教わり方のコツとマナー
3分くらいで読めますし、OJTを受けていたり誰かに指導してもらっている人には大切なことなので、ぜひご一読を!
仕事を教えてもらうときに絶対やってはいけないこと
それは「同じ失敗を二度しない」ということです。
仕事に失敗はつきものですし、失敗するということは「出来ないことにチャレンジした結果」ということでもあります。
逆に失敗しないということは何にもチャレンジしていないことなので、失敗することを奨励するぐらいが職場を活気づかせるには丁度いいです。
失敗の種類として3つあります。
- 一回目の失敗
- 二回目の失敗(一度で習得困難なこと)
- 二回目の失敗(一度で習得できる単純なこと)
絶対にやってはいけないのは3番目の単純な失敗を繰り返すことです。
1番目の、「一回目の失敗」はチャレンジしている証拠なので問題ありません。あるいは人間なので失敗することは仕方のないことです。
2番目の、習得が困難なことで失敗するのもオッケーです。例えば、「モデルのウォーキング」。一回指摘したぐらいでキレイに歩けるようになったら天才ですよね。
3番目の、一回で習得できるような単純な失敗に関しては二度目はNGです。例えば、「遅刻」や「忘れ物」。能力や才能が必要のないもので二回失敗するのはNGです。
絶対やってはいけない理由
同じ失敗を二度してはいけないわけですが、それには2つ理由があります。
- 言っても仕方がないと諦められてしまう
- 時間を浪費してしまう
それぞれみていきます。
1.言っても仕方がないと諦められてしまう
防げるはずの二回目の失敗は「真剣に取り組んでいない」と判断されます。
指摘して改善されたら指摘のしがいもありますが、指摘しても変化がなければ言うだけ無駄と思うわけですね。
例えば「遅刻」にしても、一回目の遅刻は注意で済んだとしても、遅刻を二回すると「こいつはダメだ。やる気がない」と思われても仕方がないわけです。
2.時間とエネルギーを浪費してしまう
指摘するには時間とエネルギーを使います。
軽い指摘ぐらいであればまだマシですが、大きめの失敗だと叱るのにも結構疲れます。二度目の失敗は避けたいので、そうならないようにある程度時間をかけて指導する必要もあります。
ところが二回目の失敗が発生すると、また時間とエネルギーを割く必要があるので、指摘するほうも指摘されるほうにとっても無駄が発生するわけです。
教わり方のコツとマナー
教わるときのコツとして、同じ失敗をしないように「再発防止」を徹底することです。教わるときのコツでもあり最低限のマナーですね。
何も対策を考えなければ同じような失敗をまたしてしまうので、何が原因でどうすれば防げるかをちゃんと考えることが大切。
例えば「寝坊して遅刻」という失敗をしてしまった場合、「睡眠不足」や「目覚まし時計をセットし忘れて鳴らなかった」といった原因が考えられます。
その場合、「早めにベッドに入る」や「寝る前に目覚ましをセットするようにスマホでリマインドする」などの対策を取るわけですね。
一回目の失敗は仕方がないにしても、二回目の失敗をしないように具体的な行動を設計しておくことが大事です。
ちなみに行動ではなく意識で対応しようとした場合はだいたい失敗します。「寝坊しないように注意する」だとまた同じ失敗をしそうですよね。
まとめ:チャンスを自分で棒に振らない
この記事では次のことを書きました。
- 同じ失敗を二度繰り返してはいけない
- 同じ失敗をすると「言っても仕方がない」と諦められてしまう
- 同じ失敗をすると、指摘するほうと指摘されるほうの両方にとって時間とエネルギーの無駄になる
- 同じ失敗をしないように、再発防止を徹底することが大切
仕事を教えているほうからすると、単純なことで同じ失敗を二度されると、その人に対する評価が一気に落ちます。
時間が余るほどあったり、人材がいない場合は別ですが、そうでもなければ別の人の育成に時間を使おうと思ってしまっても仕方のないこと。
一回目の失敗と二回目の失敗は全く意味が違ってくるので、何としても二回目の失敗は避ける必要があります。だからこそ再発防止が大切なわけですね。
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